ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > ようこそ知事室へ > 知事の発言集 > 令和7年度 > えひめ・まつやま産業まつり「すごいもの博2025」オープニングセレモニー知事あいさつ

本文

えひめ・まつやま産業まつり「すごいもの博2025」オープニングセレモニー知事あいさつ

ページID:0130831 更新日:2025年12月22日 印刷ページ表示

日時:令和7年11月15日(土曜日)10時00分

場所:松山市城山公園

 恒例になりました「すごいもの博」、晴天の下に今年も開催する運びとなりました。支えていただいたスポンサーの皆さん、そして関係者の皆さん、そしてお集まりいただいた皆さんに心から感謝を申し上げます。

 かつては、愛媛県のイベント、松山市のイベント、別々に行っていましたけれども、より効果的に実施するためには県全体のすごいものが一堂に会した方がいいだろうということで、県と松山市合同で行うようになりました。

 私の方からは、今日は食一本に絞って皆さんにご紹介をしたいと思います。

 愛媛県には全国に誇るものが多数あります。代表格は皆さんの頭にも浮かんでいるとおり、かんきつですね。愛媛県には、みかん研究所という県の研究施設がありますが、そこでいろいろな品種を開発しています。紅まどんなもそうですね、甘平もそうです。そして、紅まどんなと甘平の子どもが誕生しました。名前は、紅プリンセスという品種であります。

 先週、東京大田市場で温州みかんの初競りが行われまして、過去最高価格で取引が開始されました。そして、今日はいよいよ紅まどんなの解禁日ということで、この会場にもそろっていると思います。紅まどんな、紅かんぺい、紅プリンセス、この三つを紅コレクションと名付けて全国販売しておりますので、ぜひ皆さんも知っていただけたらと思います。

 二つ目は、魚類養殖業。日本一の生産量になります。特にマダイは、日本で生産される養殖マダイの約60パーセントが愛媛県産ということになります。さらに、実は今、今年は間に合わなかったのですが、新しい魚種を県の水産研究センターで研究中です。マサバの養殖には、ほぼめどがつきましたので、来年にはこれを市場投入する予定です。私も試食させていただいたことがありますが、バッチリの出来栄えでしたので、これはもう全国に展開できるのではないかと期待をしています。

 このほかにも、農林水産研究所では、ひめの凜という日本でもトップクラスの味を誇るお米を開発していますし、畜産研究センターでは、黒毛和牛でありながら赤身の多い愛媛あかね和牛、そして36度で口の中でとろける愛媛甘とろ豚、養鶏研究所では媛っこ地鶏。こんな品種をどんどん世に送り出しています。

 そして今日、この会場での初お目見えの商品があります。昨年、西条市のマルブンさんが新しいメニューを全国コンテストに出したら、グランプリを獲得しました。社長さんに県庁へお越しいただき、試食をさせてもらったところ、これはすごいと思い、社長に「ぜひこれを、東予を代表する食文化として育てたい」とお願いしたところ、快く受け入れていただきました。

 南予には、鯛のお刺身に、特製のタレをかけて食べる宇和島鯛めし。中予には、炊き込み型の鯛めし。東予にも何かあったらいいなあと昔から思っていたのですけれども、マルブンさんの鯛めしを食べて、これだ、いけると思いました。こちらは、愛媛産の鯛の切り身を焼いて、そしてご飯の上に乗せて、洋風の特製のソースをかけるという鯛めし。「東予・洋風焼き鯛めし」として誕生しました。今年の7月のことであります。

 私もいろいろ考えました。南予の鯛めしは活魚、お刺身だから活魚の活(い)き、「活(い)き鯛めし」、中予は炊き込みなので「炊き鯛めし」、そして東予は焼くので「焼き鯛めし」。「活(い)き・炊き・焼き」の3点セットで、今年から全国的にPRする運びとなりました。今日はこの会場に鯛めしの食べ比べ、三つ全部そろっていますので、ぜひご賞味いただけたらと思います。

 今日は愛媛県のまるごとの素晴らしさ、すごものを大いに味わう1日にしてください。

 どうもありがとうございました。


AIが質問にお答えします<外部リンク>