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平成20年度ダイオキシン類自主測定結果

ページID:0008036 更新日:2018年1月12日 印刷ページ表示

ダイオキシン類対策特別措置法(以下「法」という。)に基づき、廃棄物焼却炉やパルプ製造業に係る塩素漂白施設等の設置者は、毎年1回以上、排出ガス、排出水等のダイオキシン類汚染状況を測定し、その結果を知事に報告することが義務付けられています。

今回、平成20年度分の測定結果を、次のとおり取りまとめました。

1 大気関係特定施設

(1) 大気関係特定施設については、117事業場から、152施設について報告があり、その排出ガス中の濃度は、0~15ngの範囲(平均0.87ng)であり、151施設については排出基準(1~10ng-TEQ/立方メートルN)以下であったが、廃棄物焼却炉1施設で排出基準を超過する報告(15 ng-TEQ/立方メートルN、排出基準:5 ng-TEQ/立方メートルN)があった。

表1

年度

施設数

排出ガス濃度(ng-TEQ/N立方メートル)

排出基準
(ng-TEQ/N立方メートル)

基準超過有無

最小~最大

平均

平成20年度

152

0~15

0.87

1~10

平成19年度

158

0~10

0.84

1~10

平成18年度

164

0~10

1.1

1~10

平成17年度

159

0~10

1.0

1~10

平成16年度

167

0~7.9

0.83

1~10

平成15年度

171

0~9.9

0.86

1~10

平成14年度

182

0~60

2.6

1~80

平成13年度

242

0~77

4.6

1~80

平成12年度

294

0~63

4.5

1~80

(2) 基準超過施設の設置者である(株)ダイニチ(宇和島市寄松甲1385 魚類・水産加工品、水産養殖用飼料の製造・販売業)に対しては、施設の使用停止を指導。設置者は、施設の使用を停止するとともに、その後、廃止届を提出し、焼却炉は、既に撤去されている。

なお、事業者が念のため周辺土壌中のダイオキシン類の分析を行った結果、全ての地点で環境基準を大きく下回り、周辺環境への影響がないことを確認している。

(3) 測定対象である大気関係特定施設は188施設あり、うち測定結果未報告である36施設に対しては、現在までに巡回指導や文書指導を実施したが、未測定の状態であり、引き続き測定の実施を指導していく。

(4) 大気関係特定施設のうち廃棄物焼却炉について、設置者は、ばいじん及び焼却灰延べ236検体のダイオキシン類濃度を測定しており、測定結果は以下のとおりであり、平均は過去の値と同程度であった。

表2

項目

年度

施設数

測定濃度(ng-TEQ/g)

最小~最大

平均

ばいじん

平成20年度

93施設

0~13ng-TEQ/g

1.0ng-TEQ/g

平成19年度

86施設

0~25ng-TEQ/g

1.2ng-TEQ/g

平成18年度

81施設

0~21ng-TEQ/g

1.1ng-TEQ/g

平成17年度

89施設

0~11ng-TEQ/g

1.4ng-TEQ/g

平成16年度

97施設

0~12ng-TEQ/g

1.1ng-TEQ/g

平成15年度

95施設

0~25ng-TEQ/g

0.95ng-TEQ/g

平成14年度

86施設

0~52ng-TEQ/g

1.8ng-TEQ/g

平成13年度

136施設

0.000020~130ng-TEQ/g

3.5ng-TEQ/g

平成12年度

130施設

0~33ng-TEQ/gng-TEQ/g

2.0ng-TEQ/g

焼却灰

平成20年度

143施設

0~3.0ng-TEQ/g

1.0ng-TEQ/g

平成19年度

140施設

0~2.9ng-TEQ/g

0.14ng-TEQ/g

平成18年度

138施設

0~2.8ng-TEQ/g

0.13ng-TEQ/g

平成17年度

148施設

0~2.5ng-TEQ/g

0.13ng-TEQ/g

平成16年度

152施設

0~2.9ng-TEQ/g

0.095ng-TEQ/g

平成15年度

151施設

0~2.3ng-TEQ/g

0.091ng-TEQ/g

平成14年度

144施設

0~12ng-TEQ/g

0.13ng-TEQ/g

平成13年度

223施設

0~12ng-TEQ/g

0.26ng-TEQ/g

平成12年度

255施設

0~49ng-TEQ/g

0.54ng-TEQ/g

2 水質関係特定事業場

水質関係特定事業場の排出水について、紙パルプ製造業や化学工場等10事業場から報告があり、その排出水中ダイオキシン類濃度の測定結果は次のとおりで、排水基準(10pg-TEQ/リットル)の超過はなかった。

表3

年度

事業場数

排出水濃度(pg-TEQ/リットル)

排水基準
(pg-TEQ/リットル)

基準超過有無

最小~最大

平均

平成20年度

10

0.00022~0.88

0.20

10

平成19年度

10

0~3.5

0.38

10

平成18年度

10

0.00013~0.91

0.11

10

平成17年度

10

0.000060~0.17

0.039

10

平成16年度

11

0.000080~0.60

0.076

10

平成15年度

11

0.00022~8.8

1.2

10

平成14年度

11

0.00008~1.1

0.29

10~50

平成13年度

9

0.00068~0.70

0.21

10~50

平成12年度

10

0.00029~0.79

0.18

10~50

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