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平成14年度ダイオキシン類自主測定結果
ダイオキシン類対策特別措置法(以下「法」という。)に基づく、廃棄物焼却炉やパルプ製造業における塩素漂白施設等の設置者は、毎年1回、排出ガス、排出水等のダイオキシン類汚染状況について測定し、結果を知事に報告することが義務付けられています。
今回、平成14年度分の測定結果を、次のとおり取りまとめたので、公表します。
1 大気関係特定施設
大気関係特定施設については、139事業所から182施設について報告があり、排出ガス中のダイオキシン類の濃度は、0~60ナノグラムの範囲(平均2.6ナノグラム)であった。
この182施設のうち、昨年12月より適用された新排出基準に適合していない施設は、7施設(市町村ゴミ処理施設4、民間施設3)あったが、全て昨年11月末までに廃止している。
年度 |
施設数 |
排出ガス濃度(ng-TEQ/N立方メートル) |
排出基準 |
基準超過有無 |
|
---|---|---|---|---|---|
最小~最大 |
平均 |
||||
平成14年度 |
182 |
0~60 |
2.6 |
1~80 |
無 |
平成13年度 |
242 |
0~77 |
4.6 |
1~80 |
無 |
平成12年度 |
294 |
0~63 |
4.5 |
1~80 |
無 |
今回、測定対象218施設のうち、測定結果未報告である36施設(製材業者等)に対しては、現在までに2度の文書指導を実施したが、現在1施設が測定中である他は未測定の状況であり、引き続き測定の早期実施を指導することとしている。
廃棄物焼却炉にあっては、ばいじん及び焼却灰のダイオキシン類濃度を延べ230施設測定しており、測定結果は以下のとおりであった。
項目 |
年度 |
施設数 |
測定濃度(ng-TEQ/g) |
|
---|---|---|---|---|
最小~最大 |
平均 |
|||
ばいじん |
平成14年度 |
86施設 |
0~52ng-TEQ/g |
1.8ng-TEQ/g |
平成13年度 |
136施設 |
0.000020~130ng-TEQ/g |
3.5ng-TEQ/g |
|
平成12年度 |
130施設 |
0~33ng-TEQ/g |
2.0ng-TEQ/g |
|
焼却灰 |
平成14年度 |
144施設 |
0~12ng-TEQ/g |
0.13ng-TEQ/g |
平成13年度 |
223施設 |
0~12ng-TEQ/g |
0.26ng-TEQ/g |
|
平成12年度 |
255施設 |
0~49ng-TEQ/g |
0.54ng-TEQ/g |
2 水質関係特定事業場
排出水については、紙パルプ製造業や化学工場等11事業場より報告があり、排出水中ダイオキシン類濃度は全て排水基準(10~50pg-TEQ/リットル)以内であった。
年度 |
事業場数 |
排出水濃度(pg-TEQ/リットル) |
排水基準 |
基準超過有無 |
|
---|---|---|---|---|---|
最小~最大 |
平均 |
||||
平成14年度 |
11 |
0.00008~1.1 |
0.29 |
10~50 |
無 |
平成13年度 |
9 |
0.00068~0.70 |
0.21 |
10~50 |
無 |
平成12年度 |
10 |
0.00029~0.79 |
0.18 |
10~50 |
無 |