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平成14年度ダイオキシン類環境調査結果等

ページID:0008018 更新日:2018年1月12日 印刷ページ表示

平成14年度ダイオキシン類環境調査結果等について

平成14年度に実施した、ダイオキシン類の環境基準の達成状況を把握するための発生源周辺環境調査と土壌、公共用水域及び地下水の汚染状況の早期把握を目的とした一般概況調査の結果及び発生源監視指導調査結果は、次のとおりであった。

1. 発生源周辺環境調査及び一般概況調査の結果

1 調査結果の概要

(1)調査対象及び調査地点数(()内数字は、調査件数)

表1

調査区分

大気

土壌

海域

河川

地下水

発生源周辺環境調査

6(12)

6(6)

6(12)

3(6)

4(4)

25(40)

一般概況調査

 

34(34)

5(5)

3(3)

16(16)

58(58)

6(12)

40(40)

11(17)

6(9)

20(20)

83(98)

(注)大気:年2回調査、その他:年1回(発生源周辺環境調査の海域、河川は、水質及び底質の調査)

(2)調査結果の概要

大気、土壌、水質、底質について、全ての調査地点において環境基準を達成していた。

2 発生源周辺環境調査結果

(1)大気調査

(単位:pg-TEQ/立方メートル)

表2

試料

採取場所

調査結果

環境基準

夏季

冬季

平均

大気

伊予三島市

0.062pg-TEQ/立方メートル

0.10pg-TEQ/立方メートル

0.081pg-TEQ/立方メートル

0.6pg-TEQ/立方メートル

新居浜市

0.12pg-TEQ/立方メートル

0.041pg-TEQ/立方メートル

0.081pg-TEQ/立方メートル

小松町

0.047pg-TEQ/立方メートル

0.033pg-TEQ/立方メートル

0.040pg-TEQ/立方メートル

今治市

0.034pg-TEQ/立方メートル

0.034pg-TEQ/立方メートル

0.034pg-TEQ/立方メートル

八幡浜市

0.018pg-TEQ/立方メートル

0.027pg-TEQ/立方メートル

0.023pg-TEQ/立方メートル

宇和島市

0.023pg-TEQ/立方メートル

0.045pg-TEQ/立方メートル

0.034pg-TEQ/立方メートル

(2)土壌調査

(単位:pg-TEQ/g)

表3

試料

採取場所

調査結果

環境基準

土壌

伊予三島市

0.48pg-TEQ/g

1,000pg-TEQ/g

新居浜市

1.7pg-TEQ/g

小松町

8.9pg-TEQ/g

今治市

1.0pg-TEQ/g

八幡浜市

0.016pg-TEQ/g

宇和島市

0.58pg-TEQ/g

(3)公共用水域調査

ア 水質

河川調査

(単位:pg-TEQ/リットル)

表4

試料

採取場所

調査結果

環境基準

河川水

金生川

0.089pg-TEQ/リットル

1pg-TEQ/リットル

中山川

0.25pg-TEQ/リットル

肱川

0.13pg-TEQ/リットル

海域調査

(単位:pg-TEQ/リットル)

表5

試料

採取場所

調査結果

環境基準

海水

伊予三島・川之江海域

0.048pg-TEQ/リットル

1pg-TEQ/リットル

新居浜海域

0.050pg-TEQ/リットル

今治海域

0.048pg-TEQ/リットル

北条海域

0.047pg-TEQ/リットル

松前海域

0.048pg-TEQ/リットル

宇和島海域

0.064pg-TEQ/リットル

地下水調査

(単位:pg-TEQ/リットル)

表6

試料

採取場所

調査結果

環境基準

地下水

川之江市

0.046pg-TEQ/リットル

1pg-TEQ/リットル

伊予三島市

0.043pg-TEQ/リットル

西条市

0.043pg-TEQ/リットル

宇和町

0.045pg-TEQ/リットル

イ 底質

(単位:pg-TEQ/g)

表7

試料

採取場所

調査結果

環境基準

河川

金生川

2.5pg-TEQ/g

150pg-TEQ/g

中山川

1.3pg-TEQ/g

肱川

0.78pg-TEQ/g

海域

伊予三島・川之江海域

4.9pg-TEQ/g

新居浜海域

7.2pg-TEQ/g

今治海域

0.085pg-TEQ/g

北条海域

0.45pg-TEQ/g

松前海域

3.9pg-TEQ/g

宇和島海域

22pg-TEQ/g

3 一般概況調査

(1)土壌調査

(単位:pg-TEQ/g)

表8

試料

採取場所

調査結果

環境基準

土壌

新宮村

0.20pg-TEQ/g

1、000pg-TEQ/g

別子山村

0.024pg-TEQ/g

朝倉村

0.67pg-TEQ/g

玉川町

0.0090pg-TEQ/g

菊間町

0.42pg-TEQ/g

吉海町

0.59pg-TEQ/g

宮窪町

1.1pg-TEQ/g

魚島村

0.43pg-TEQ/g

弓削町

3.3pg-TEQ/g

生名村

0.49pg-TEQ/g

岩城村

0.30pg-TEQ/g

上浦町

0.90pg-TEQ/g

大三島町

0.10pg-TEQ/g

関前村

0.67pg-TEQ/g

面河村

0.12pg-TEQ/g

美川村

0.12pg-TEQ/g

柳谷村

0.15pg-TEQ/g

小田町

3.4pg-TEQ/g

広田村

0.27pg-TEQ/g

中山町

0.040pg-TEQ/g

双海町

0.64pg-TEQ/g

五十崎町

0.13pg-TEQ/g

肱川町

0.097pg-TEQ/g

河辺村

0.15pg-TEQ/g

伊方町

0.57pg-TEQ/g

瀬戸町

0.16pg-TEQ/g

三崎町

0.90pg-TEQ/g

明浜町

0.13pg-TEQ/g

城川町

0.13pg-TEQ/g

三間町

0.36pg-TEQ/g

松野町

0.074pg-TEQ/g

日吉村

0.014pg-TEQ/g

内海村

0.13pg-TEQ/g

一本松町

0.85pg-TEQ/g

(2)水質調査

(単位:pg-TEQ/リットル)

表9

試料

採取場所

調査結果

環境基準

河川

銅山川

0.044pg-TEQ/リットル

1pg-TEQ/リットル

仁淀川

0.044pg-TEQ/リットル

広見川

0.049pg-TEQ/リットル

海域

伊予三島・土居海域

0.047pg-TEQ/リットル

伊予海域

0.050pg-TEQ/リットル

伊方海域

0.048pg-TEQ/リットル

三崎海域

0.048pg-TEQ/リットル

内海・御荘海域

0.058pg-TEQ/リットル

海域

新宮村

0.043pg-TEQ/リットル

別子山村

0.046pg-TEQ/リットル

今治市

0.046pg-TEQ/リットル

菊間町

0.043pg-TEQ/リットル

岩城村

0.043pg-TEQ/リットル

上浦町

0.044pg-TEQ/リットル

川内町

0.046pg-TEQ/リットル

面河村

0.048pg-TEQ/リットル

伊予市

0.043pg-TEQ/リットル

砥部町

0.046pg-TEQ/リットル

長浜町

0.046pg-TEQ/リットル

肱川町

0.046pg-TEQ/リットル

三崎町

0.043pg-TEQ/リットル

城川町

0.053pg-TEQ/リットル

松野町

0.043pg-TEQ/リットル

内海村

0.049pg-TEQ/リットル

(備考)各検体の採取年月日

1 発生源周辺環境調査

表10

大気

夏季 平成14年7月26日~8月20日
冬季 平成14年12月17日~1月17日

土壌

平成14年7月26日~8月20日

水質

河川

平成14年9月4日~9月30日

海域

平成14年9月2日~9月10日

地下水

平成14年7月17日~7月18日

底質

河川

平成14年9月4日~9月30日

海域

平成14年9月2日~9月10日

2 一般概況調査

表11

土壌

平成14年7月24日~12月13日

水質

河川

平成14年9月5日~9月24日

海域

平成14年7月1日~9月12日

地下水

平成14年7月4日~7月25日

2. 発生源監視指導調査結果

1 結果の概要

5事業所の廃棄物焼却炉の排出ガス及び5事業所の排出水について、ダイオキシン類濃度を調査した結果、すべて排出基準を満足していた。

2 排出ガス

(平成14年10月8日~11月7日採取)

表12

試料

採取場所

測定結果(単位:ng-TEQ/立方メートル)

排出基準
(ng-TEQ/立方メートル)

1
全PCDD+PCDF

2
全コプラナPCB

1+2
全ダイオキシン類

排出ガス

伊予地区清掃センター

0.0096ng-TEQ/立方メートル

0.0000041ng-TEQ/立方メートル

0.0096ng-TEQ/立方メートル

80ng-TEQ/立方メートル

内山クリーンセンター

0.23ng-TEQ/立方メートル

0.015ng-TEQ/立方メートル

0.24ng-TEQ/立方メートル

八幡浜環境センター

0.0058ng-TEQ/立方メートル

0.0000048ng-TEQ/立方メートル

0.0058ng-TEQ/立方メートル

野村クリーンセンター

2.9ng-TEQ/立方メートル

0.068ng-TEQ/立方メートル

3.0ng-TEQ/立方メートル

南宇和環境衛生センター

0.017ng-TEQ/立方メートル

0.0000047ng-TEQ/立方メートル

0.017ng-TEQ/立方メートル

3 排出水

(平成14年6月12日採取)

表13

試料

採取場所

測定結果(単位:pg-TEQ/リットル)

特定施設排水基準
(pg-TEQ/リットル)

1
全PCDD+PCDF

2
全コプラナPCB

1+2
全ダイオキシン類

排出水

ひうちクリーンセンター

0.0023pg-TEQ/リットル

0.0012pg-TEQ/リットル

0.0035pg-TEQ/リットル

50pg-TEQ/リットル

住友化学(株)愛媛新居浜

0.099pg-TEQ/リットル

0.0094pg-TEQ/リットル

0.11pg-TEQ/リットル

10pg-TEQ/リットル

住友化学(株)愛媛菊本

3.1pg-TEQ/リットル

0.0046pg-TEQ/リットル

3.1pg-TEQ/リットル

50pg-TEQ/リットル

大王製紙

0.0008pg-TEQ/リットル

0.00065pg-TEQ/リットル

0.0014pg-TEQ/リットル

10pg-TEQ/リットル

丸住製紙

0.045pg-TEQ/リットル

0.0014pg-TEQ/リットル

0.046pg-TEQ/リットル

50pg-TEQ/リットル

参考

  1. ダイオキシン類濃度の単位について
    • pg(ピコグラム):1兆分の1グラムを表す単位
    • ng(ナノグラム):10億分の1グラムを表す単位
    • TEQ(毒性等量):ダイオキシン類の中でも最も毒性の強い2,3,7,8-四塩化ジベンゾ-パラ-ジオキシンの量に換算した値であることを示す
  2. 毒性等量の算定の際の定量下限値未満の数値の取扱いについて
    • (大気、水質、底質)
      定量下限値未満、検出下限値以上の数値は、そのままの値を用い、検出下限値未満の数値は、検出下限の1月2日を用いて、各異性体の毒性等量を算出する。
    • (土壌)
      定量下限値未満の数値は、ゼロとする。
  3. ダイオキシン類環境調査の調査地点一覧

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