ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 組織でさがす > 保健福祉部 生きがい推進局 > 少子化対策・男女参画室 > こどもまんなかサポーター宣言に関する知事記者発表の要旨について

本文

こどもまんなかサポーター宣言に関する知事記者発表の要旨について

ページID:0007148 更新日:2023年6月2日 印刷ページ表示

【記者発表資料】

 日時 R5年5月30日(火曜日)11時15分から11時28分

 場所 知事会議室

 

(テレビ愛媛(幹事社))

 それでは次の質問に移ります。続きまして、こどもまんなか応援サポーター宣言について知事よろしくお願いします。

(知事)

 喫緊の課題である少子化対策、人口減少対策については現在、国においてもさまざまな議論が行われているところでありますけれども、本県ではかなり前から「えひめ人口減少対策重点戦略」を策定しまして、独自の取り組みを進めてきているところであります。こうした中で先般、今年度、こども家庭庁が発足をいたしました。
 「こどもまんなか社会」の実現に向けて、子どもや若者の意見を取り入れて尊重したうえで、子どもや若者にとっての最善策を考え実践する「こどもまんなか応援プロジェクト」、この取り組みを始めているところでございます。そしてそんな中、先日、新たに「こどもまんなか応援サポーター制度」が創設されました。これをもってこのたび、私と愛顔PR特命副知事であるみきゃんも先頭に立ってその趣旨に賛同して、応援サポーターに就任することを宣言することといたしました。みきゃん、ちょっと入ってください。
 はい、それでは、本日、私とみきゃんで「こどもまんなか応援サポーター」に就任することを宣言します。私もみきゃんと一緒に取り組みを進めていきます。皆さんも一緒に課題にチャレンジしましょう。

 はい、宣言をさせていただきましたけれども、県知事の立場では3人目ぐらいの宣言になろうかと思います。県では、宣言に基づく取り組みとして、今年度創設しました「えひめ人口減少対策総合交付金」、県市町連携の新たな事業でありますけれども、こうした少子化対策事業を着実に市町の実情に応じて実施していくほか、企業の女性活躍や、仕事と家庭の両立支援等の取り組みを後押しする新しい事業「ひめボス宣言事業所認証制度」も合わせてスタートさせていただきました。現在、説明会が順次各地域で行われているところでございます。全ての働く人が子どもを産み育てやすい環境整備を図ること、これを通して県外流出を食い止めたり、あるいは子育てしやすい環境を作って、そういったところに直接的には見えないんですが、人口減少対策に資する結果を求めていきたいというふうに思います。またこれまでも官民協働による愛媛ならではの紙おむつ購入支援事業、これも行っております。
 また、子どもの愛顔応援ファンド、官民共同でファンドを条例で設立させていただきました。そして、そこのお金を活用して、きめ細かい活動のサポートをしていくことも引き続き展開していきたいと思います。
 また、新たに子連れの方を優先的に誘導・案内をする、こどもファスト・トラックの導入、これいろんな意見もありますので、いろんな角度から検証して、導入を検討していきたいというふうに思います。将来の愛媛を担う貴重な宝である子どもたちが健やかに育つためのサポートに努めたいと思います。
 さらに子どもや若者を対象としたイベント等を実施する際にはみきゃんのツイッターやインスタグラムなどのSNSで、「#(ハッシュタグ)こどもまんなかやってみた」というのを付けて発信し、参加等を呼び掛ける取り組みを新たに開始いたします。
 また、県の中でも宣言に基づきまして、新たに制度をスタートさせます。男性職員の育休取得促進に向けた取り組みを実施いたします。何をやるかといいますと、まず育休取得者に代わって、その期間、人手がいなくなりますので、それをカバーする業務を行う職員に対して、今年度の12月期から、勤勉手当加算これを導入することといたしました。
 この取り組みの狙いは、応援体制を明確にして引き継ぎや業務調整を円滑に行うとともに、「他の職員の代わり」という意識ではなくて、「自分の担当業務」という意識で応援業務に従事してもらうことを狙いとしています。その結果として、子どもさんが生まれる職員は担当業務を心配することなく安心して育休を取得できる条件が整うと思っております。そして一方で応援職員については負担増加、仕事面での負担は増加しますが、その中でも勤勉手当加算という制度を導入することで高いモチベーションを維持して業務に当たることが可能となるのではないかと期待しています。そのことで自身のさらなる能力向上につながると、こういったことを目的に新たな勤勉手当加算を実施することといたしました。
 これあのたまたま民間会社でこういうことを考えているってことを私聞きまして、何とかこれ県庁内でも、もう本当に県が率先してやっていかないとこうした職場づくりっていうのは進んでいかない面もあると思いますので、県の方で実施できないかということで、担当課いろいろ考えてくれた結果でございます。そうした民間の良い取り組みはこれからも情報をキャッチした段階で精査して導入に結び付けていくことも十分に考えられると思いますので、しっかりと対応を進めてまいります。
 そして他にも、繁忙期等の理由で、所属内では応援職員を十分に確保できない場合もございますので、部局の枠を超えた応援配置、また会計年度任用職員の一時的な追加配置、こうしたことも人事配置の面でしっかりサポートしていきたいと思います。子どもさんが生まれる男性職員を対象とした育児参加の必要性や、子育てアドバイスに係る研修会の開催などにより、職員一人ひとりの意識改革を図ってまいりたいと思います。令和3年度には28.7%でございました県の男性職員の育休取得率、これを100%達成に向けて取り組んでいきます。
 本日宣言させていただいた「こどもまんなか応援サポーター」についてもぜひ県内の市長さん、町長さんをはじめ、多くの企業・団体のトップの方々にも趣旨に賛同いただきそれぞれで宣言していただけたらと思っております。以上です。

(テレビ愛媛(幹事社))

 ただ今の発表事項に関して、質問のある社はお願いします。

(テレビ愛媛)

 すいません。テレビ愛媛ですが、県職員の育休取得率が3割弱ということで、目標値を100%にされておりますが、これなんか期間を設けてらっしゃるんでしょうか。

(知事)

 いや、もうこれは順次追っかけていきます。今のところですね、順調には、まだまだ低いですけれども、実は、令和元年度の育休取得率は3.1%で、全国47位でございました。令和2年度に14.0%で43位。令和3年度は、先ほど言った28.7%で全国35位。順調には増加していますが、こうした制度を導入することによって、実はアンケートを取るとですね、育休取得なかなか取りにくい方のアンケートでは半分近く、48.9%がご自身の業務多忙を理由にしています。
 次に多いのが約3割、31.6%、こちらなんですけど、「周囲の職員が取得していなかった。」という。なんかこういったもう周りの状況見て、本当は取りたいんだけどなかなか踏み込めないというデータもしっかり分析しております。
 そういった中で感じたことは、先ほどの民間のアイディア非常にいいなと思ったんですけれども、取得期間中の業務を心配することなく、こうした加算措置によって、受ける側も、今までとは全然意識違ってくると思いますので、雰囲気づくりと制度面でのサポートの両面が必要だと考えましたので、大いに効果を発揮してくれると思っていますので、早期に100%まで達成すべく全力で呼び掛けをしていきたいと思っています。

(テレビ愛媛)

 これが民間への波及効果といいますか、そのあたりについてはどのようにお考えですか。

(知事)

 そうですね。今、あらゆる業種で人手の確保が大きな問題になってきています。もちろん、いろんな理由があると思います。自分のやりたいこととマッチングしないとか、いろんな理由があるんですけれども、実はその大きな理由の一つが職場環境、そのなかんずく子育て支援の理解であるとか、女性のキャリア制度であるとか、こういった点にあるんで民間企業においても、現状、人手の確保が非常に難しい。
 だから、人手を確保するためにもこうした時代の流れに合った職場環境づくりを経営者が率先して行っていかないと本当にさらに人手の確保が難しくなってくると思いますので、そういった観点から、経営者の皆さんにはお考えいただけたらいいんではないかなと。
 そのために呼び掛けだけではなく先ほど申し上げた、そうした取り組みをするところに対する奨励制度をこの4月から新たに立ち上げてきたところなんで、これも大いに活用していただいて、愛媛県全体が「働きやすい職場が多いね。」っていうふうな環境に進んでいけばいいんじゃないかなというふうに思っています。

(テレビ愛媛(幹事社))

 その他いかがですか。

(愛媛新聞)

 愛媛新聞です。お願いします。こどもファスト・トラック導入に向けた検討に関してなんですが、子ども連れを優先案内するということですが、例えばどういった場面について検討していこうというお考えがあればよろしくお願いします。

(知事)

 そうですね、実はさっきちらっと申し上げたんですが、いろんな意見があるんですよ。物事って何か新しくやるときに賛成していただく方もいれば、それはっていう方もいらっしゃるので、着地点すごく難しいなと思っています。
 だから、何もかもっていうふうなことではなくて、例えばですね、ベビーカーを持って、例えば県の施設に来られたときに、ベビーカーで移動するというのはかなり長い距離になりますから、そういったところを優先的に駐車場にスペース作るとかですね、今まだこれ確定じゃないですから、どういうのが多くの方の理解を得られるかなっていうふうな観点で議論をしています。そういった中で出てきたもので、概ねこれは賛同いただけるんじゃないかなというふうなことが見えてきた段階で、実施に移していきたいというふうに思っています。

(愛媛新聞)

 ありがとうございます。

 

※議事録については、読みやすさや分かりやすさを考慮し、発言の趣旨等を損なわない程度に整理しております。

Adobe Reader<外部リンク>
PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)

AIが質問にお答えします<外部リンク>