本文
「愛のくに えひめ営業本部」の令和2年度第3四半期まで(4~12月)の営業実績に関する記者発表の要旨について
【記者発表資料】
令和2年度営業活動に係る事業実施状況等について(第3四半期(4~12月)分)[PDFファイル/115KB]
日時:令和3年1月28日(木曜日)11時09分から11時17分
場所:知事会議室
(知事)
第3四半期の実績でございます。まず、事業者等に対する営業本部の活動指標の一つ、ビジネス機会の提供でございますが、商談会・フェア等の開催件数は、コロナ禍の影響もあって576件、前年比でマイナス136件でございます。目標は年に800件、進捗率は72パーセントという状況です。しかしその一方で、厳しい状況の中ですので、参加事業者は少ない開催件数の中で逆に増えております。事業者数は延べ3,720社、前年と比べますと291社増えております。こちらは目標が年5,400社、進捗率は68.9パーセントでございます。新型コロナの感染が続く中で予定していた展示会や販促イベントそのものが中止されたり延期されたりしています。そういう意味で開催件数は前年度を下回っておりますが、事業者数は県内外のさまざまな企業に商品提案を行ってきて、販売機会の創出を図ってまいりました。また、県内事業者のEC導入支援等に注力した結果、前年度を上回っており、今厳しい環境でありますけども、残りの期間、目標達成に向けてさらに努力していきたいと思います。
また、成約実績でございますが、件数では3,127件、前年と比べますとマイナス312件。成約額は約122億8,000万円、前年と比べますとマイナス37億円。ただし、前年は大きな特殊要因、フィリピンの特殊要因が36億円分ありましたので、これを除きますと1億円の減少にとどまっております。1パーセント減ということでございます。
第3四半期では苦境に直面する事業者を全力で支援すべく、使用可能なネットワークそして手法をフル活用して、営業活動を展開してまいりました。その結果、年間目標額150億円に対する進捗率は81.9パーセントになっております。影響を最小限に食いとどめられているんではないかと思います。
具体的には大手ECサイトの「愛媛百貨店」の販促キャンペーン、こちらは3回実施しまして約5億7,000万円の実績。また、大手テレビショッピングでの県産品取り扱い拡大、ものづくり分野でのきめ細かなマッチング支援、オンラインによる林産物の海外営業、コンビニ各社への強力な働き掛けで実現した、各コンビニで独自の趣向をこらしていただきましたけども、県産マダイを活用した新商品の販売、大手水産卸への営業強化、さらには、県内外での量販店への産地応援フェアの継続的な働き掛けなどに取り組んできたところでございます。また、成約額の中には毎回申し上げておりますが、そこには出さないでいただきたいという会社もありますので、実際にはこの額以上の実績は挙がっていると考えております。
次の第4四半期においては、首都圏で緊急事態宣言が再発出され、上向きかけていた外食産業の冷え込み、大都市圏での大型フェア・展示会の規模縮小・中止、営業環境がより厳しくなるというふうに捉えています。その一方で、これまで以上にデジタル営業を加速させ、先日1月20日でございますが、国内最大級のB to Bサイト「ネッシー」への自治体では初めてとなります特設ページを開設いたしました。これを契機にB to B、B to Cサイトへのアプローチをさらに強化して、県内事業者へデジタルを通じた販売機会を提供するとともに、来月には自治体主催では最大規模となります「すご味・すごモノオンライン商談会」を実施する予定でございます。目標達成に向けてスパートをかけていきたいと思います。
これからもですね、厳しい中ではございますが、国内外での積極的な販路開拓はもとより、ウィズコロナ・アフターコロナに対応した新商品の開発、また事業者の生産性向上にもしっかりと取り組んで、ピンチをチャンスに変えるんだという意気込みを持って、間もなく設置から10年目を迎えます営業本部を中心に、これまで培ってきたノウハウ・人脈をフルに生かして、頑張って実需の創出につなげていきたいと思います。以上です
(あいテレビ)
ネット販売、非常に好調だという話だが、砥部焼とかの関係者の方から聞いたが、焼き物とかは実際手に取って見てみないと、という消費者の方が多いようで、ネット販売になかなかなじまないというような声も聞く。非常に砥部焼の世界も今コロナの影響を受けて厳しいという声も聞かれるが、ネット販売になじみにくい業種に対しての販路開拓の支援とかはどのように考えているか。
(知事)
これはですね、そうは言ってもなじみにくいというところで思考停止していたら前進はできません。ですから、なじみにくいけれども工夫によっては、当然のことながらこのネット販売でもですね、十分活路はあるというふうな前向きな発想でフォローをしていきたいというふうに思っています。それと数が少なくなったとはいえ、フェアは依然としてありますので、そういったところでのバックアップを続けていきたいというふうに思っています。
ただ一方で、砥部焼というわけではないんですが、「愛媛百貨店」の販促キャンペーンでは一番伸びたのが地場産品です。これはどちらも、砥部焼だけでなく、触ることがなくという状況なんですが、こちら地場産品は前年度比で9,000万円アップ、67パーセント増、金額にして2億3,000万円の売り上げにつながっています。