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~本県の水資源施策の方向~
1.現状と課題
本県は山が急しゅんで平野部が少ないという地形的要因に加え、瀬戸内式気候による少雨の影響から、慢性的な水不足に悩まされてきました。
このため、恒常的な水の確保に向けて、県では、これまで多目的ダムを中心とした水資源開発を行ってきましたが、ダム建設の適地が減少していることに加え、環境問題や財政状況などから、新たなダム建設を巡る状況は大変厳しくなっています。
一方、上水道を中心とする水需要は、人口減少や節水への県民意識の高まりを受け、近年は低下傾向にありますが、将来にわたり水を安心して利用できる暮らしを確保するめには、水源の保全、既存の水資源の有効活用、節水型社会の形成などを総合的に行うことが、求められています。
2.取組みの方向
地域の水需要に対し安定した供給を図るため、県として以下の取組みを進め、総合的な水資源管理を進めていきます。