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社会生活基本調査
【過去の調査の結果】
調査の概要
1.社会生活基本調査とは
時間の過ごし方とさまざまな活動状況に関する調査です
私たちが、一日のうちどのくらいの時間を仕事や学業、家事に費やしているか、また、過去1年間にどのような活動を行っているかなど、私たちの生活時間の過し方や、日常のさまざまな活動の状況について調査するものです。
国の基幹統計調査です
統計法に基づき、国が実施する基本的で重要な統計調査として、基幹統計に指定されています。
2.社会生活基本調査が必要なわけは?
高齢社会のために
急速に高齢化が進む中、高齢者が、健康で生きがいを持って社会参加ができるよう、高齢者の日常のさまざまな活動状況と生活環境の関係を明らかにするほか、家庭における介護について、その有無や時間、世帯以外の人からの手助けの状況を調査し、介護が家族の生活に与える影響を明らかにします。
子育て支援、青少年の健全育成のために
高齢化とともに進む少子化の背景には、仕事と育児の両立の難しさが考えられるため、延長保育の利用状況と育児や仕事の時間配分などについて調査し、保育サービスや育児と仕事の関連、父親の育児参加の現状などを明らかにします。また、青少年をとりまく生活環境の実態を把握し、親子のふれあい時間、子供の生活の実態などを明らかにします。
男女共同参画社会の形成のために
男女が、共にその個性と能力を十分に発揮できる社会を形成するために、男女の家事労働時間などを把握し、女性の置かれている状況を明らかにします。
多様な選択肢や生き方のある社会を形成するために
私たち国民が、多様化した価値観をそれぞれに生かして、ゆとりとうるおいのある活動ができるよう、生涯学習関連施設の整備など生活の質の向上を図るため、ボランティア活動、学習・研究、趣味・娯楽など、自由に使える時間の過し方を明らかにします。
3.どんなことを調査し、何がわかり、どんなことに利用されますか?
男女の別、出生の年月
男女の別は、人に関する最も基本的な項目です。男性と女性では、仕事や家事などといった生活時間の配分や行動に大きな違いが見られるなど、男女別の統計は、男女共同参画社会の形成に向けた諸施策になくてはならないものです。また、世代により、学業、仕事、育児などといった生活時間の配分や行動に違いが見られ、年齢を把握することによりこれらの状況が明らかになります。
世帯主との続き柄、配偶者の有無
世帯の構成をみるために必要です。男女の別、年齢などと組み合わせて、夫婦のみの世帯、高齢者の世帯など世帯の類型を把握することができ、これらの類型別に生活時間の配分や個人の生活行動を明らかにすることができます。また、配偶者の有無により、地域とのつながりや交際、仕事、家事など、生活行動にどのような違いがあるかを把握します。
家族の介護状況
家族の介護をしているか、また、介護サービス等を受けているかについて把握し、それにより世帯員の生活行動や生活時間にどのような影響があるのかを明らかにし、重要な政策課題となっている介護問題への対応に必要な基礎資料とします。
仕事・通勤時間・週休制度
仕事をしているかしていないか、また、働き方の違いなどは、生活時間や生活行動に大きく影響します。働いている人については、仕事の内容や企業の規模など、勤め先の状況による生活時間の違いを把握し、わたしたちの生活の質の向上を図るために活用されます。また、就業時間や通勤時間の増減や、週休2日制の導入などが、わたしたちの生活行動にどのような影響を与えているか、といった状況を明らかにします。
1年間の活動
学習・自己啓発・訓練、ボランティア活動、スポーツ、趣味・娯楽、旅行・行楽について、その内容や頻度などを把握し、社会教育、職業訓練、スポーツや文化活動の振興、観光行政などの施策に利用されます。
生活時間
1日24時間の生活時間の配分を記入していただき、多様化した生活スタイルの実態を把握し、わたしたちがそれぞれの価値観を生かして、ゆとりとうるおいのある活動ができるよう、生活の質の向上を図るために利用されます。