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住宅における省エネ対策
2025年4月から、すべての新築住宅に省エネ基準に適合することが義務化されています。
省エネ住宅はランニングコストを抑え、健康で快適に過ごせるメリットがあり、国による優遇制度等も充実しています。
マイホームについて、立地や間取りはもとより、住宅の省エネ性能もチェックして、あなたにあった住宅を見つけてください。
【参考】国交省HP「家選びの基準変わります<外部リンク>」
省エネ住宅等について
省エネ住宅
- 省エネ性能に関する2つの基準(国交省「家選びの基準変わります」より抜粋)
省エネ住宅とは、高断熱・高気密に造られた、エネルギー消費量を抑える性能を備えた住宅のことです。
- 日本における住宅の新築・ストックの状況について(国交省「社会資本審議会」第45回建築分科会、第20回建築環境部会及び第17回建築基準制度部会合同会議(R3年10月4日)資料4より抜粋)
新築戸建住宅のうち、省エネ基準(断熱性能)に適合している住宅は、令和元年時点で80%超(うちZEHレベルは約25%)となっており、新築共同住宅では、令和元年時点で約72%(うちZEHレベルは約2%)となっています。一方、住宅ストック(約5,000万戸)のうち省エネ基準に適合している住宅は令和元年度時点で約13%となっており、また、S55基準に満たない住宅は約29%となっています。
省エネ対策等
- 急な温度変化によって引き起こされる「ヒートショック」
ヒートショックとは、急な温度変化により血圧が急激に変化し、心臓に著しい負担がかかる等する身体上の現象のことをいい、場合によっては、失神や心筋梗塞、脳梗塞を引き起こすこともあります。
ヒートショックを引き起こさないためには、家の中の温度差を小さくすることが重要です。
住宅の断熱性能が高い場合、外気温の影響を受けにくくなるため、床や外壁、窓などの部分改修を行うこともその効果が望めます。
(政府広報オンライン「交通事故死の約2倍?! 冬の入浴中の事故に要注意!」より抜粋)
- 省エネ住宅のメリット
省エネ住宅には、次のような効果が望めます。
メリット | 代表的な効果 |
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健康&快適生活 |
高断熱・高気密な住宅は各部屋ごとの室温差が小さくなり、ヒートショックのリスクを低減できます。 夏の暑さや冬の寒さの影響を受けにくくなり、冷暖房設備が効率よく動き快適に過ごせるようになります。 家庭用蓄電池等を備えていれば、停電時等のもしもの時に頼りになります。 |
介在的にオトク |
断熱性能の強化や高効率設備を導入することで、使用するエネルギーを軽減することができるため、光熱費の負担を抑えることができます。 太陽光発電を設置していれば、光熱費の負担をさらにオトクに。 ZEH水準の省エネ住宅を導入した場合、住宅ローン減税等の優遇を受けることができます。 |
ZEH・LCCM住宅
- ZEHとは
ZEH(ゼッチ)(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)とは「外皮の断熱性能等を大幅に向上させるとともに、高効率な設備システムの導入により、室内環境の質を維持しつつ大幅な省エネルギーを実現した上で、再生可能エネルギーを導入することにより、年間の一次エネルギー消費量の収支がゼロとすることを目指した住宅」です。
- LCCM住宅とは
LCCM(エルシーシーエム)(ライフ・サイクル・カーボン・マイナス)住宅とは、建設時、運用時、廃棄時において出来るだけ省CO₂に取り組み、さらに太陽光発電などを利用した再生可能エネルギーの創出により、住宅建設時のCO₂排出量も含めライフサイクルを通じてのCO₂の収支をマイナスにする住宅です。
参考「ZEH・LCCM住宅の推進に向けた取組<外部リンク>」(国土交通省)
国の補助について
新築住宅及び既存住宅における省エネ対策や断熱リフォーム等において活用できる補助となってます。
該当する事業がありましたら是非ご活用ください。
※国補助事業については、応募停止の可能性があります。
国土交通省
- こどもエコすまい支援事業<外部リンク>
子育て世帯・若者夫婦世帯による高い省エネ性能(ZEHレベル)を有する新築住宅の取得や住宅の省エネ改修等に対して補助を行う事業 - 子育てグリーン住宅支援事業について<外部リンク>
2050年カーボンニュートラルの実現に向けて、新築住宅について、エネルギー価格などの物価高騰の影響を特に受けやすい子育て世帯などに対して、「ZEH水準を大きく上回る省エネ住宅】の導入や、2030年度までの「新築住宅のZEH基準の水準の省エネルギー性能確保」 の義務化に向けた裾野の広い支援を行うとともに、既存住宅について、省エネ改修等への支援を行う事業 - サステナブル建築物等先導事業(省CO₂先導型)<外部リンク>
省CO₂に係る先導的な技術の普及啓発に寄与する住宅・建築物のリーディングプロジェクトに対して補助を行う事業
環境省
- 先進的窓リノベ事業<外部リンク>
既存住宅の断熱性能を早期に高めるために、断熱窓への改修による速攻性の高いリフォームに対して補助を行う事業 - 断熱リフォーム支援事業<外部リンク>
省エネ効果(15%以上)が見込まれる高性能建材(断熱材、ガラス、窓、玄関ドア)を用いた住宅の断熱リフォームに対して補助を行う事業
経済産業省
- 先進的窓リノベ事業<外部リンク>
既存住宅の断熱性能を早期に高めるために、断熱窓への改修による速攻性の高いリフォームに対して補助を行う事業 - 次世代ZEH+実証事業<外部リンク>
ZEHと比べてさらに高性能な省エネ性能を求めたZEH+に、さらに再生可能エネルギーの要件を加えることで、省エネ性能に再生可能エネルギーの活用機能を強化した住宅に対して補助を行う事業
お知らせ
- 住宅省エネ2025キャンペーン <外部リンク>
新築とリフォームを対象にした4つの補助事業により、家庭部門のい省エネ化を促進するものであり、一部の新築住宅を除き、子育て世帯に限らずすべての世帯が対象になります。
その他
「えひめ暮らしと住まいフェア」の関連について
例年、住生活月間(10月)に実施している「えひめ暮らしと住まいフェア」の住宅関係のオープンセミナーにおいて、住宅の省エネ対策に関するセミナーを開催しています。
開催年度 | テーマ |
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令和6年度 | 楽しく賢くできる住まいの省エネ術 |
令和5年度 | 冬暖かく健康に暮らすための省エネリフォーム |
令和4年度 |
断熱リフォームと健康について(中古住宅) 住宅における省エネ対策(新築住宅) |
令和3年度 | 窓と省エネと健康 |