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(二)東川水系東川
(二)東川水系東川の概要
東川は、新居浜市の市街地を北流し新居浜港に注ぐ、流域面積16.3k平方メートル、河川延長7.7km の二級河川です。東川の中下流域には、商業施設や、病院、多くの住宅があり、市街地を貫流する河川となっています。東川流域においては、これまで浸水被害がたびたび発生しており、洪水浸水被害の防止・軽減が求められています。
これらの状況を踏まえ、愛媛県では、令和3年8月に河川整備基本方針を、令和4年度3月に河川整備計画を策定し、計画的な河川整備に取り組んでいます。
事業概要
現在の東川の河道は、河口からJR予讃線付近までの約4.0kmの区間において年超過確率1/10の降雨に対して流下能力が不足しており、道路橋付近などの一部の区間では、溢水のリスクが特に高い狭窄部となっています。
河川の整備には多大な予算と時間がかかることから、流域全体のバランスを図りながら、今後約30年間で段階的に河川整備を行っていきます。
東川は市街地を流れる河川であることから、用地買収を必要としない河道掘削による整備を基本とし、狭窄部など局所的に河道拡幅を行うことで、河川全体の治水安全度を早期に向上をさせることとしています。