ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 組織でさがす > 南予地方局 > 八幡浜支局地域農業育成室西予農業指導班 > 農業・農村の動き(令和4年2月)

本文

農業・農村の動き(令和4年2月)

ページID:0001839 更新日:2022年6月1日 印刷ページ表示

管内の農業・農村の動き、普及指導活動の状況をまとめました。

いちごの高品質栽培に向けた若手普及職員研修を開催

西予農業指導班は2月2日、南予地方局、八幡浜支局管内の若手普及指導員等8人を対象に、いちご栽培の知識を深めることを目的とした研修会を開催した。

いちごの指導経験が豊富な先輩普及指導員を講師に、生育調査方法や西予地域での生産・販売動向などについての研修のほか、現在流通している全国の銘柄いちごの特徴を把握するため、栃木県の「スカイベリー」、静岡県の「紅ほっぺ」、佐賀県の「いちごさん」など計7種類の食味調査を行った。

また、現地研修として、JAひがしうわ農業センターにおける担い手確保のための研修制度やいちごの栽培状況について学習した。

参加者からは、「葉色だけでは追肥のタイミングが判断できないということを初めて知った」「他県の品種と比較したことで、県が育成した「あまおとめ」や「紅い雫」の美味しさを改めて感じた」などの意見があった。

今後も南予地方局及び八幡浜支局では、普及指導活動に必要な様々な研修の場を設け、若手普及職員の指導力向上を目指す。

いちごの食味調査若手職員の現地研修

いちごIPMの推進・天敵であるアザミウマを放飼

西予農業指導班は2月4日、25日にいちごの重要害虫であるアザミウマ類の天敵であるアカメガシワクダアザミウマの放飼を行った。

アザミウマ類の防除に関して、管内では天敵の活用はされていないことから、天敵実証ほを12月6日から設置し、2週間ごとにアザミウマ類のハウス内への発生状況を調査している。

本天敵は大型のアザミウマで、その成虫と幼虫が害虫であるアザミウマ類の幼虫を捕食し、脱皮の進んだ大きな幼虫も食べることや一日の捕食量が多いことが特徴である。

2月以降はアザミウマ類の多発時期であることから、当班は今後、天敵の定着状況や被害程度等について調査し、防除効果と導入による経済性を検討することとしている。

天敵「アカメ」の容器天敵を放飼する普及指導員

災害を乗り越え、農業法人が野村町内にスイーツ店をオープン

西予農業指導班が経営再建や6次産業化の取組等を支援してきた野村町の「有限会社フローラルクマガイ」が2月11日、町内にいちごのスイーツ店「KUMASANCAFE」をオープンした。

同法人は平成30年7月豪雨災害で、当時栽培していたシンビジウムが甚大な被害を受けたことを契機に、いちごとミニトマト栽培に転換し、経営を再建。災害を乗り越え、生産が安定してきたことから、6次産業化にもチャレンジしていた。

6次産業化に関して当班では、冷凍保存したいちごを利用したいちごシロップ等の試作を支援し、県内のパティシエに監修を依頼。このほど、飲食施設の整備が完了し、提供メニューも決まったことから開業に至った。

スイーツ店は土曜日・日曜日、祝日日のみの営業で、自社で生産したいちごと地元産の食材(牛乳、さつまいも等)を使ったアイスクリームやプリン、クレープなどを提供しており、メニューも増やしていく予定。

当班では、今後も6次産業化に関心のある農業者を支援し、農家所得の向上につながる活動を展開していく。

カフェで提供されるスイーツオープンしたスイーツ店

加工・業務用青ねぎの生育・収穫予測システムについて開発会社らと導入を検討

西予農業指導班は2月16日、(株)百姓百品村と香川県農業試験場及び香川県がシステム開発を委託している民間会社をリモートで結び、加工・業務用青ねぎの収穫予測システムに関する検討会を開催した。

加工・業務用青ねぎは、実需者との契約出荷となり定時・定量出荷が求められるが、露地栽培では気象条件に左右されやすく、複数回収穫を繰り返すため、常にほ場ごとに生育状況を把握して計画出荷する必要がある。

このため、生育シミュレーションに必要となる野村地域の気象や定植日、刈取り回数、草丈、収穫日、出荷量等のデータを提供し、本システムの開発に携わった香川県農業試験場とシステム会社で入力を行い、当該地域版の予測システムが概ね完成したことから、動作の確認など最終的な検討を行った。

当班は、予測システムを導入することで、作付け前や栽培期間中の生産予測により計画出荷が可能となることから、活用を促し生産拡大を支援する。

リモートでシステムについて検討

農業・農村の動き(令和4年2月)[PDFファイル/547KB]

Adobe Reader<外部リンク>
PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)

AIが質問にお答えします<外部リンク>