ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 組織でさがす > 南予地方局 > 八幡浜支局地域農業育成室西予農業指導班 > 農業・農村の動き(令和3年11月)

本文

農業・農村の動き(令和3年11月)

ページID:0001836 更新日:2022年3月10日 印刷ページ表示

管内の農業・農村の動き、普及指導活動の状況をまとめました。

「遊子川地域活性化プロジェクトチーム」が豊かなむらづくり全国表彰で農林水産大臣賞を受賞

11月2日、岡山市で開催された農林水産祭むらづくり部門中国四国農政局表彰式で、城川町の「遊子川もりあげ隊」が農林水産大臣賞を受賞した。

西予農業指導班では、平成22年からの「遊子川集落づくり計画書」策定当初からトマト農家女性が中心となった特産品開発や「食堂ゆすかわ」の経営(企業組合遊子川ザ・リコピンズ)の活動をはじめ、トマトオーナー制度等について指導を行っており活動の一翼を担ってきた。

当班は今後も地域連携活動による経済の活性化やコミュニティ機能の醸成など、地域活性化に向けた活動を支援し、暮らしやすい農村づくりに努める。

むらづくり表彰食堂ゆすかわ

鳥獣害防止対策の見回り活動で被害防止の認識を高める

西予農業指導班は11月7日、西予市宇和町倉谷地区において、地元農業者5人と鳥獣害防止対策の見回り活動を実施した。

当日は、鳥獣害対策の基本的な考え方について説明するとともに、地元の狩猟免許取得者が設置した箱わなの状況確認と捕獲実績の報告、防護柵の点検とあわせて設置のポイントや侵入された場合の修復について指導した。

また、獣道など周辺のイノシシの通り道を確認するとともに、出没状況を確認するためセンサーカメラを設置しイノシシの行動を把握することとした。

当班では今後も継続的な活動支援を行い、効果的な鳥獣害対策に取り組んでいく。

防護柵点検センサーカメラ設置

ふるさと料理を後世に伝えていくために

西予農業指導班は11月16日、西予生活研究協議会と「ときめき交流グリーンフェスタ」を開催し、会員や関係者35人が参加。

今年度は「ふるさと料理を後世に伝えるために!」をテーマに、食文化継承に向けて分かりやすく伝えるためのコツを学ぶ研修を行った。

研修会では、同会が地元の小中学校で日頃実施している「食文化普及講座」の様子を会員2人が実演したあと、人材育成などを手掛ける松山市の企業より講師を招いて「伝わる話し方のコツ」を学ぶとともに、昼食交流では、各地区が持ち寄った地域食5品をお弁当に詰めてお披露目し、試食による情報交換を行った。

会員からは「分かりやすく伝えることは難しいが、実技を通した研修で話し方のコツがよく分かった」「事前準備をしっかりして、子供たちに伝わるように実践していきたい」といった感想が聞かれ、今後の講座での実践に意気込みを見せていた。

今年度は、地域食の調理法や食材となる農産物の栽培状況の動画やレシピ集を制作して食育活動に活用する計画もあり、当班は引き続き伝承活動の支援を行う。

ふるさと料理お弁当伝わる話し方研修

「南柑20号の浮皮軽減対策」青年農業者のプロジェクト活動を支援

西予農業指導班は11月18日、明浜町青年農業者協議会11人を対象に、会員が地域の課題解決のために取り組んでいるプロジェクト活動「南柑20号の浮皮軽減対策」の試験園地の巡回を行った。

同協議会では、会員4人の園地で植物成長調整剤等の資材や摘果方法による浮皮発生状況について調査しており、現在の状況について会員内で共有するため実施した。

当日は、浮皮の発生を目視や触感で確認するだけでなく、摘果程度や防除などの栽培管理についても会員同士で意見を交わし、情報共有するとともに、土壌との関連も確認するためpH・EC測定用の土壌サンプルの採取も行った。

当班では、今後プロジェクト活動による調査結果の取りまとめなど青年農業者の活動に対し継続的な指導を行う。

浮皮発生調査土壌サンプル採取

いちごの現地巡回でIPMへの取組を支援

西予農業指導班は11月18、19日に、JAひがしうわ及び病害虫防除所と連携し、いちご生産者20人を対象に施設の巡回により生育状況や病害虫の発生を確認し個々の管理状況に応じた技術指導を実施した。

特に、IPMへの取組についてはミヤコカブリダニ導入者9人の内2人が新規導入であり、天敵の定着状況の把握等について重点的に指導を行った。

今年はハダニの発生が多く、追加の天敵チリカブリダニを放飼している生産者もあり、日常管理の中で被害葉拡大状況等をよく観察し化学農薬による応急防除が必要か不明の場合は相談するようアドバイスを行った。

当班では、今後巡回の頻度を増やしハダニの発生状況を確認するとともに、天敵利用による防除の普及に向け支援していく。

いちごチリカブリダニいちごほ場巡回

普及事業推進協議会で担い手確保等事例調査

西予農業改良普及事業推進協議会は11月30日、農業振興における課題解決の糸口を探るため12人の関係者が参加し先進事例調査を実施した。

本調査は同協議会事務局の西予農業指導班が企画したもので、地域での重要課題である「果樹産地の担い手確保」と「水田農業における新たな産地形成」をテーマとして取り上げた。

当日は、えひめ中央農業協同組合新規就農研修センターで、就農相談から就農に至るまでのセンターの取組と関係者の役割について、愛媛県農林水産研究所でさといも栽培にかかる情勢等について学んだ。

当班では、担い手確保における受入体制の条件整備と、高齢化が進む水田農業の将来のあり方について関係機関との連携を密にし課題解決に取り組んで行く。

研修センター聞き取りさといも機械化体系視察

農業・農村の動き(令和3年11月)[PDFファイル/685KB]

Adobe Reader<外部リンク>
PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)

AIが質問にお答えします<外部リンク>