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農業・農村の動き(令和3年5月)

ページID:0001830 更新日:2021年11月11日 印刷ページ表示

管内の農業・農村の動きや普及活動の状況をまとめました。

県育成新品種「ひめの凜」の普及拡大に向けた実証ほを設置

西予農業指導班は5月11日、「ひめの凜」における適正な緩効性肥料の流し込み型中間追肥体系を実証するため、西予市宇和町に設置した実証ほで移植指導を行うとともに、25日から生育調査を開始した。今年度は、面積拡大及び高品質・高収量モデルの構築に向けた実証ほと展示ほ計6カ所の設置を計画している。

管内での今年産ひめの凜栽培面積・認定栽培者の予定は、30.2ha・37人(昨年19.9ha・32人)であり、年々増加傾向がみられ、ひめの凜栽培への意向が高まっている。

当班は、今後、認定栽培者への個別指導を通じ、出穂40日前頃の中間追肥施用の徹底や、月2回の生育調査により現場の声を生かした産地力強化を推進していく。

実証ほでの田植え

大野ヶ原にんにく組合総会で、今年度の活動目標を共有

西予農業指導班は5月18日、西予市大野ヶ原で寒地系にんにく「ホワイト6片種」の産地化を支援するため、「大野ヶ原にんにく組合総会」に出席し活動方針等を協議した。

当日は、今年度の活動計画や目標、規約改正等を協議したほか、6月の収穫時期を前に適期収穫や乾燥調製などの栽培管理について指導した。なお、今季作の作付面積は50a。

当総会では、地元で栽培に取り組んでいる5名が新たに組合に加入。組合では、大野ヶ原における寒地系にんにくの産地化に向けた施肥管理や病害虫防除などの栽培管理技術を確立するとともに、種子用にんにくも地元で確保できるよう取り組んでいく。

当班は、同組合に対し、引き続き安定生産に向けた栽培技術指導を行うとともに、栽培技術の確立と種子用にんにく確保に向けた実証試験を行い、加工・販売まで見据えた産地化を支援していく。
にんにく組合総会にんにくほ場での指導

いちご病害虫総合防除体系の現地実証結果

西予農業指導班は、いちごにおけるハダニ対策として、天敵の効果的な放飼体系を検討する実証調査を終了し、結果をとりまとめた。

ミヤコカブリダニ(バンカーシート)とチリカブリダニを同時放飼した実証区では、放飼直後からハダニ頭数が低く推移し、天敵も多数確認できた。バンカーシートのみの対照区では、ミヤコカブリダニがバンカーシート内からほ場内へ放出されるまでの約2週間の間にハダニが増殖し、実証区に比べてハダニ抑制が遅れる結果となった。

これは、同時放飼により、バンカーシートからミヤコカブリダニが放出されるまでの期間、チリカブリダニによりハダニ増殖を抑制できたためと考える。

今後、当班では、結果を生産者に周知し、天敵の効果的な活用や新規導入につなげるとともに、IPM技術マニュアルの更新にも活用する。
天敵実証試験結果

例年にない早い梅雨入り―裸麦の適期収穫を徹底―

西予農業指導班は5月11日、裸麦の適期刈取時期決定のため、見回り会をJAひがしうわと共催し、生産者5人とほ場巡回を行い、成熟状況を確認した結果、収穫開始日を5月20日に決定した。

その後、例年になく早い5月15日の梅雨入りで収穫期の多雨が予想されたことから、17日に主なほ場を巡回したところ、倒伏状況、穀粒水分の測定結果から、品質低下を最低限に抑えるため、晴れ間をみて直ちに収穫するよう指示した。

裸麦の収穫は22日に開始され、6月上旬に終了する見込み。

裸麦の状況確認

農業・農村の動き(5月)[PDFファイル/482KB]

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