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自然海浜保全地区
瀬戸内海は、世界的に見ても比類のない美しさを誇る景勝地です。この瀬戸内海において、自然海浜の保全と適正な利用を図り、県民の健康で文化的な生活を確保するため、県では、水際線付近で砂浜や岩礁などの自然が維持されている海浜や、将来にわたって海水浴や潮干狩りに利用されるべき海浜を、自然海浜保全地区に指定しています。
自然海浜保全地区内では、建築物の新築や埋め立てなど、自然環境の保全や適正利用に支障を及ぼすおそれのある開発行為が規制されています。
保全地区番号をクリックすると、ページ内の詳細にジャンプします。
- 【1】余木崎海岸自然海浜保全地区(四国中央市川之江町余木)
- 【2】寒川海岸自然海浜保全地区(四国中央市寒川町)
- 【3】津波島海岸自然海浜保全地区(越智郡上島町津波島)
- 【4】盛五反田海岸自然海浜保全地区(今治市上浦町盛)
- 【5】戸板海岸自然海浜保全地区(今治市上浦町井口)
- 【6】出走海岸自然海浜保全地区(今治市上浦町瀬戸)
- 【7】宗方海岸自然海浜保全地区(今治市大三島町宗方)
- 【8】肥海篠浜潮干狩場自然海浜保全地区(今治市大三島町肥海)
- 【9】高野川海岸自然海浜保全地区(伊予市双海町高野川)
- 【10】灘町海岸自然海浜保全地区(伊予市双海町上灘)
- 【11】沖浦海岸自然海浜保全地区(大洲市長浜町沖浦)
- 【12】ねずみ島海岸自然海浜保全地区(八幡浜市真網代)
- 【13】三机須賀の森海岸自然海浜保全地区(西宇和郡伊方町三机)
- 【14】川之浜海岸自然海浜保全地区(西宇和郡伊方町川之浜)
- 【15】大久海岸自然海浜保全地区(西宇和郡伊方町大久)
- 【16】塩成海岸自然海浜保全地区(西宇和郡伊方町塩成)
- 【17】横ハエ海岸自然海浜保全地区(西予市明浜町田之浜)
- 【18】宮之串海岸自然海浜保全地区(西予市明浜町宮野浦)
- 【19】白浦海岸自然海浜保全地区(宇和島市吉田町白浦)
- 【20】赤松海岸自然海浜保全地区(宇和島市大浦)
- 【21】田の浜海岸自然海浜保全地区(宇和島市津島町田の浜)
- 【22】岩松川河口自然海浜保全地区(宇和島市津島町岩松)
- 【23】元越海岸自然海浜保全地区(南宇和郡愛南町平碆)
【1】余木崎海岸自然海浜保全地区(四国中央市川之江町余木)
(指定 昭和58年4月26日)
海岸は、大部分が護岸に接している半自然海岸である。
海浜は、なだらかな傾斜をもつ磔交じりの砂浜で、海水は良く澄んでいる。
海岸の背後には、余木崎神社があり、一部裸岩の上には松が生えている小高い山になっているなど静かな雰囲気を持っている海水浴場である。
【2】寒川海岸自然海浜保全地区(四国中央市寒川町)
(指定 昭和56年4月14日)
海浜には、ハマエンドウなどの海浜植物も見られ、海水はよく澄んでおり、背後を松林に囲まれた静かな雰囲気をもった東予地区では数少ない海水浴場として多くの人々に利用されている。
【3】津波島海岸自然海浜保全地区(越智郡上島町津波島)
(指定 昭和56年4月14日)
県内まれにみる良好な純自然の海浜であり、砂地の一部にはハマヒルガオ、ハマゴウなどの海浜植物が自生するなど、自然環境に恵まれている。
海水もよく澄んでいることから、波静かで快適な海水浴場として多くの人々に利用されている。
【4】盛五反田海岸自然海浜保全地区(今治市上浦町盛)
(指定 昭和57年6月8日)
海岸は、ほとんど護岸に接する半自然海岸である。
海水はよく澄み、海浜はなだらかな傾斜をもっており、砂質もよい。
海水浴、潮干狩、釣り場として利用されている。
【5】戸板海岸自然海浜保全地区(今治市上浦町井口)
(指定 昭和58年4月26日)
海岸はすべて護岸に接している半自然海岸である。
海浜は、白くて細かい良質の砂で形成され海水もよく澄み波静かである。
小・中学校の指定海水浴場となっている。
【6】出走海岸自然海浜保全地区(今治市上浦町瀬戸)
(指定 昭和58年4月26日)
海岸は、ゆるやかな弧状で、すべて護岸に接している半自然海岸である。
海浜は、白くて細かい良質の砂で形成され、海水もよく澄み波も静かである。
瀬戸内海の美しい島々を目の前にした快適な海水浴場である。
【7】宗方海岸自然海浜保全地区(今治市大三島町宗方)
(指定 昭和57年6月8日)
海岸はすべて護岸に接する半自然海岸である。
海浜はなだらかな傾斜で良質の砂で形成されている。
海水はよく澄み波静かで、海水浴場、釣り場として利用されている。
【8】肥海篠浜潮干狩場自然海浜保全地区(今治市大三島町肥海)
(指定 昭和57年6月8日)
海岸は、大部分が護岸に接する半自然海岸である。
海浜は良質な砂で形成され、海水はよく澄んでおり、海水浴場、潮干狩場、釣り場として利用者も多い。
【9】高野川海岸自然海浜保全地区(伊予市双海町高野川)
(指定 昭和57年6月8日)
海岸はすべて護岸に接する半自然海岸である。
海浜は磔質のなだらかな傾斜をもった砂浜となっている。
海水はよく澄んでおり、背後を国道が走る便利な海水浴場、潮干狩場、釣り場として親しまれている。
【10】灘町海岸自然海浜保全地区(伊予市双海町上灘)
(指定 昭和58年4月26日)
海岸は、直線状ですべて護岸に接する半自然海岸である。海浜は、砂質もよく、海水もよく澄んでおり波も静かである。
JR上灘駅がすぐ近くにあり、海岸が国道沿いにあることや小規模ながら海水浴シーズン中は、各種の施設が整っていることなどの便利さもあって多くの人々に利用され親しまれている。
【11】沖浦海岸自然海浜保全地区(大洲市長浜町沖浦)
(指定 昭和59年8月7日)
海岸は、直線状ですべて護岸に接している半自然海岸である。
海浜は、やや粗い砂で形成されているが、なだらかな傾斜をもち砂量は、豊かである。
海水はよく澄んでおりゴミ等の漂着物も少ない。
利用施設も整っており、大洲・喜多地区の数少ない海水浴場として多くの人々に利用され親しまれている。
【12】ねずみ島海岸自然海浜保全地区(八幡浜市真網代)
(指定 昭和56年4月14日)
干潮時には、砂洲があらわれ対岸のねずみ島と陸続きになるなど、地形的にも興味深い海浜であり、また、海水もよく澄んでおり、地域住民の身近な海水浴場、潮干狩の場として利用者も多い。
【13】三机須賀の森海岸自然海浜保全地区(西宇和郡伊方町三机)
(指定 昭和56年4月14日)
海岸は、堤防によって自然の状態は改変されているが、背後地には砂嘴が発達し、樹齢400~500年のウバメガシやビャクシン、その他ハマボウ、シャリンバイなどが繁茂し、海浜と一体となって良好な自然環境が維持されている。
また海水はよく澄んでおり、快適な海水浴場、釣り場、散策の場として多目的な海浜利用が行われており、利用者も多い。
【14】川之浜海岸自然海浜保全地区(西宇和郡伊方町川之浜)
(指定 昭和58年4月26日)
海岸は直線状で、すべて護岸に接しており、また沖合に消波工が施工されている半自然海岸である。
海浜は、うすい緑色を帯びた細かい良質の砂で形成されて海水もよく澄んでいる。
広々とした宇和海に臨み展望の雄大な海浜である。
【15】大久海岸自然海浜保全地区(西宇和郡伊方町大久)
(指定 昭和58年4月26日)
海岸は直線状で、すべての護岸に接している半自然海岸である。
海浜は、良質の砂で形成されており、砂量も豊かである。
海水はよく澄んでゴミ等の漂着物も少ない。
広々とした宇和海に臨み展望の雄大な海浜である。
【16】塩成海岸自然海浜保全地区(西宇和郡伊方町塩成)
(指定 昭和59年8月7日)
海岸は、ほぼ直線状で大部分が護岸に接している半自然海岸である。
海浜は、うすい緑色をおびた砂で形成されているが、なだらかな傾斜をもち砂量は豊かである。
海水は、よく澄んでおりゴミ等の漂着物も少ない。
広々とした宇和海に臨み、雄大な展望をもつ南予地方を代表する海水浴場として多くの人に利用され、親しまれている。
【17】横ハエ海岸自然海浜保全地区(西予市明浜町田之浜)
(指定 昭和57年6月8日)
緩やかな起伏のある海岸線ですべて自然の状態を保持している自然海岸で、陸域にはウバメガシなどが自生するなど自然環境に恵まれている。
海浜は、なだらかな傾斜をもつ、磔質の砂浜で、海水はよく澄み、快適な海水浴場、釣り場として利用されてる。
【18】宮之串海岸自然海浜保全地区(西予市明浜町宮野浦)
(指定 昭和58年4月26日)
海岸線は、ほぼ直線で一部護岸に接している半自然海岸である。
海浜は、良質の砂で形成されており、海水もよく澄んでおり、小中学生を中心に広く地域住民に利用され親しまれている。
【19】白浦海岸自然海浜保全地区(宇和島市吉田町白浦)
(指定 昭和56年4月14日)
海岸はすべて護岸が設置された半自然海岸である。
また、砂浜はなだらかな傾斜をもち波静かで海水もよく澄んでいるため、身近な海水浴場として利用者が多い。
【20】赤松海岸自然海浜保全地区(宇和島市大浦)
(指定 昭和56年4月14日)
北側の海岸は磯の発達した純自然の海岸であり、南側の海岸は護岸のある半自然海岸である。
背後の山はウバメガシ等によって覆われた海浜と一体となって優れた景観を呈している。
また奇岩「覗岩」を中心とし、海水浴、釣り、散策、舟遊びの場として多目的な海浜利用が行われている。
【21】田の浜海岸自然海浜保全地区(宇和島市津島町田の浜)
(指定 昭和57年6月8日)
海岸は、すべて護岸に接する半自然海岸である。
海浜はなだらかな傾斜をもつ砂浜で、快適な海水浴場、釣り場として利用されている。
【22】岩松川河口自然海浜保全地区(宇和島市津島町岩松)
(指定 昭和58年4月26日)
海岸線は、両岸とも護岸に接している半自然海岸である。
海浜は、泥交りの砂で形成されている。
アサリ貝がよく採れることと、国道56号線が近くをとおっているという便利さもあって、県下でも有数の潮干狩場となっている。
【23】元越海岸自然海浜保全地区(南宇和郡愛南町平碆)
(指定 昭和58年4月26日)
海岸線は、ゆるやかな弧状ですべての護岸に接している半自然海岸である。
宇和海に突き出た由良半島のつけ根に位置するリアス式海岸の美しい入江で、隣接している須の川公園利用者をはじめ多くの人々に利用されている。