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日本脳炎の話

ページID:0017628 更新日:2014年2月17日 印刷ページ表示

日本脳炎はどんな病気?

日本脳炎ウイルスに感染している豚の血を吸った蚊にさされることによりかかる病気です。

かぜのような症状だけで終わることもありますが、100~1000人に1人の割合で脳炎を起こします。脳炎を起こすと、高熱、頭痛、嘔吐、けいれんや意識障害といった症状が出ます。後遺症が残ったり死亡する可能性が高いので、注意が必要です。

予防接種の普及などにより患者数は減少し、近年は毎年10名程度の発症に留まっていますが、ウイルスは西日本を中心に広く確認されていますので、きちんと予防接種をうけておきましょう。

日本脳炎ワクチン

不活化ワクチンです。

生後6ヶ月から90ヶ月に至るまでの間に3回(標準的な接種期間は、3歳のときに2回、4歳のときに1回)、9歳から13歳未満の間に1回(標準的な接種期間は、9歳のときに1回)、計4回接種します。数が多いので、漏れがないよう注意しましょう。

日本脳炎ワクチンは、平成17年度から21年度にかけて、接種の積極的勧奨が差し控えられていました。この勧奨差し控えのために日本脳炎の予防接種を受けられなかった方を定期接種の対象とする特例措置があります。

日本脳炎ワクチンの副反応

発熱、接種部位の腫れ、じんましんが起こることがあります。

重症例として、急性散在性脳炎、水頭症、視力障害、小脳失調症、発熱・発疹・けいれん・意識障害等が報告されています。

また、年長児への接種に際しては、接種直後の血管迷走神経反射による、顔色不良、気分不良、血圧低下、失神などが起こることにも注意が必要とされています。9歳から13歳未満の子どもへの接種には、保護者等が付き添い、接種後30分程度は背もたれのある椅子に座らせるなど休ませて、様子を観察するようにしましょう。前に倒れることもあるので、注意してください。

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