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脳脊髄液減少症について
1 脳脊髄液減少症について
「脳脊髄液減少症」は、頭部への強い外傷等が原因で脳脊髄液が漏れることにより、頭痛、めまいなどの様々な症状を引き起こす病気といわれています。
この疾患については、周囲の理解が得られず、症状によっては「怠慢ではないか」と批判を受けることがあるなど、苦しい思いをされておられる方もいらしゃいます。
患者会についての情報は、「認定 特定非営利活動法人 脳脊髄液減少症患者・家族支援協会」のホームページをご覧ください。
認定 特定非営利活動法人 脳脊髄液減少症患者・家族支援協会<外部リンク>
日本財団の助成事業として、脳脊髄液減少症についての情報を世界に向けて発信する事業ホームページ
「CSF JAPAN 脳脊髄液減少症を知っていますか?」(医師専用)が公開されています。下のバナーをクリックしてください。
脳脊髄液減少症・子ども支援チーム<外部リンク>
2 脳脊髄液減少症に関する県内の医療機関
この病気の治療法として、平成28年4月から、「脳脊髄液漏出症・低髄液圧症候群」(関連学会の定めた診断基準において、確実又は確定と診断されたもの)には、「硬膜外自家血注入法(ブラットパッチ療法)」が保険適用となりました。
(引用 平成22年度厚生労働科学研究費補助金障害者対策総合研究事業(神経・筋疾患分野)脳脊髄液減少症の診断・治療法の確立に関する研究班資料)
この保険診療ができる医療機関は、厚生労働大臣の定める施設基準に適合し、届出をした医療施設で実施ができます。
平成29年1月1日現在の厚生労働省四国厚生支局のホームページ公表データによると、県内では次の3医療施設で保険診療を受けることができます。
施設名 | 住所 | 電話番号 |
---|---|---|
愛媛大学医学部附属病院 | 東温市志津川454 | 089-964-5111 |
松山市民病院 | 松山市大手町2丁目6番地5 | 089-943-1151 |
市立宇和島病院 | 宇和島市御殿町1番1号 | 0895-25-1111 |
なお、次の点にもご留意ください。
- 受診の際は、必ず事前に医療機関にお問い合わせください。
- 治療法については、担当医師とよくご相談ください。
- 脳脊髄液減少症の治療については健康保険が適用されないものもあります。
3 国の対応状況
厚生労働省「脳脊髄液減少症」の研究について
厚生労働省では、平成19年に研究班を発足させ、診断や治療法について研究を進めています。
平成22年度の研究報告では、「脳脊髄液漏出症画像判定基準・画像診断基準(PDF)]<外部リンク>が公表されています。