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新型コロナウイルス感染症の確認等に関する記者発表の要旨について
日時:令和4年11月25日(金曜日)11時00分~11時09分
場所:知事会議室
(愛媛朝日テレビ(幹事社))
それでは時間になりましたので始めます。本日は、県から発表事項が2件あると聞いています。まずは、新型コロナウイルス感染症の感染確認等について、知事よろしくお願いいたします。
(知事)
今日は、3期目の現職として最後の記者会見になるということで、よろしくお願いいたします。昨日は1,280名、祝日明けで多数の陽性確認となっております。感染が確認された方に心からお見舞いを申し上げさせていただきます。
全国的に感染の増加が続いていまして、特に気温が下がってくるのがいち早い北海道や東北、そして北陸、信越、こういった所で感染が拡大しているのは皆さんもご存知のとおりでございます。
本県は23日時点で、47都道府県中、人口10万人当たりの感染確認は32番目という状況で、全国平均は下回っているんですけれども、松山圏域では増加が続いております。
また、先日21日は、オミクロン株の一種であるBQ.1系統が、県内で初めて確認をされたことは、発表させていただいたとおりであります。全国でも半数以上の都道府県で、BQ.1系統やXBB系統等の派生型の検出が報告されております。急速に置き換わりが進んでいる状況ではないようですが、国の専門家会合において、免疫を逃れる能力が高い可能性が指摘されておりまして、今後の動向を十分に注意する必要があると思ってます。
いずれにしても警戒が必要な状況にあることは変わりません。全国の状況の説明、そして注意の呼び掛け等、これは継続して行っていく必要がありますので、来週、あらためてトータル的なことも含め、臨時会見で説明をさせていただきたいと思います。
また、この冬は季節性インフルエンザとの同時流行が懸念されておりますが、今のところ県内では、インフルエンザの確認、2件にとどまっておりまして、コロナで日常化されている感染回避行動、去年も一昨年も含めて、非常にインフルエンザには有効であるというふうに思います。こうしたことも含めて、基本的な感染回避行動の継続はぜひお願いしたいと思いますし、特に、これから忘年会シーズン、そして年末年始といった多くの人々の接触機会が増える時期を迎えます。第8波が、愛媛県でも避けられない可能性があるという前提で、県民の皆さんには、基本的な感染対策の徹底、特に、2点、会食ルールの順守と暖房器具を使用中の定期的な換気の習慣化、この点だけはくれぐれもよろしくお願い申し上げたいと思います。以上です。
(愛媛朝日テレビ(幹事社))
ただ今の発表事項に関しまして、質問のある社はお願いします。
(愛媛朝日テレビ)
すいません、愛媛朝日テレビです。
先ほど松山圏域で感染が増加傾向にあるということなんですけれども、今現在ですね、新居浜や西条圏域では特別警戒期間になってるかと思うんですが、松山圏域への適用等いかがでしょうか。
(知事)
これからの動向、(松山圏域は)まだ緩やかな増加で、平均値で言うと、西条・新居浜圏域の方が、高止まりで、増加傾向にはないんですがまだ高いという状況ですので、当面は今の状態を継続させていただきたいと思ってます。
(愛媛朝日テレビ)
松山に関しましては、またさらに増加すればという。
(知事)
ただもうこの時点で、松山市にもぜひ注意を呼び掛けていただきたいと思います。
(愛媛新聞)
すいません、愛媛新聞です。
先ほどですね、来週臨時会見でトータル的なことも含めて報告をしたいというお話あったと思うんすけども、トータル的なことというのは全県で例えば警戒レベルを上げるとか、そういうことですか。
(知事)
そういう話ではなくて、この1週間でもどういうふうに変化していくかわかりませんから、先ほどの派生の変異株の動向も、また違ってくるかもしれませんので、全県的な動向も十分に考えながら、分析をした結果を発表したいと思ってます。
(読売新聞)
読売新聞です。
前回の会見では、第8波の入口に立っているという認識をお話されたと思うんですけど、今は、どのぐらいの、変わってないでしょうか。
(知事)
変わってないですね。
(読売新聞)
入口に立っている段階と。
(知事)
いち早く冬の気温を迎えている地域の動向、例えばですね、今日1,200人を上回る確認がありましたが、東北なんかは、愛媛よりも随分人口が少ない100万人を切っているところでも、2,000人、3,000人の確認がありますので、ひょっとしたら、というふうな可能性は想定しておく必要がありますし、その可能性は十分あるということを、この段階から県民の皆さんに呼び掛けて、基本的なことだけは継続を徹底をお願いしたいという段階だと思ってます。
(毎日新聞)
毎日新聞です。
新型コロナウイルス感染症の初の国産の飲み薬のゾコーバが国の緊急承認を受けて、医療現場での使用が始まると思います。軽症者向けの薬として、今後国の正式な承認が得られれば、感染症法の2類から5類の引き下げの議論も予想されて、医療現場の負担が減ることにつながると考えられます。
ただ一方で、妊婦や腎臓疾患のある人等、使用が禁止されており、副作用が懸念されたり、効能を疑問視する専門家もいるそうです。重症化の抑制効果も確認されてないので、感染拡大期の医療逼迫(ひっぱく)は避けられないのではないかという指摘や、リスクの低い患者が集まるとかえって医療崩壊につながるのではないかという懸念する声もあるようです。
新型コロナ対策に頭を悩まされた知事としては、どんなことを国に期待するか、また、愛媛県でも使用する医療機関などは今のところ予定があるのでしょうか。
(知事)
はい。国内で開発された初めての新型コロナ治療薬で、重症化リスクのない方にも投与できる新たな治療薬が承認されたということですから、この承認ということに関して言えば、我々はもう本当に素人ですから、これはもう本当に国の専門家で十分な審査を行った上で、承認という運びになってますから、それを受け止めていく必要はあると思います。
ただ、お話のとおり、選択肢が広がるというのは非常に歓迎するところなんですけども、一部の専門家ではいろんな意見もありますので、ここはもうきっちりと、国の専門家会議の議論、そしてまた、政府の決定事項、これは誤りなく、進めていただきたいというふうに思ってます。
そして、使用されていくと思いますので、その分析、それからちゃんとした情報の公開、これを国の方には求めたいというふうに思ってます。
そういう中で、愛媛県でも準備には入りますが、当面は重点医療機関を中心に処方するというかたちからのスタートになるんではなかろうかと思ってます。
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