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県内の人流データの分析結果および新型コロナウイルスの感染の確認(8月24日公表分)に関する記者発表の要旨について
日時:令和3年8月24日(火曜日)15時00分~15時40分
場所:知事会議室
(あいテレビ(幹事社))
それでは記者発表を始めますが、会見終了後レクがありますので、個別事例に係る詳細の確認はそちらでお願いします。それでは知事お願いします。
(知事)
昨日の検査の結果は県内(陽性確認)72名でございました。内訳は既存35事例で47名になりますが、非常に検査・調査が進んでいることと、それからいったん陰性が出て濃厚接触者、(自宅)待機されている方とのコンタクト、保健所がそれぞれ取っていますので、その結果として、再検査での陽性確認が24名と非常に昨日は多く出ております。そして、新規は25名ということでございます。いわば早い探知が全体で見るとできているというふうに受け止めていただけたらいいんではないかというこの数字ではなかろうかと思います。昨日の陽性確認72名のうち、帰省等による県外由来は7名確認されております。また、県外在住者も2名おられます。陽性が確認された方に心からお見舞いを申し上げます。
医療機関の休診もあった土日、その後は60人台の確認でありましたが、週明けの検査結果、再検査は多いとはいえ72名となっており、先週と同様、極めて高い水準が続いているというふうに思います。その中で、新たに四国中央市で会食クラスターが確認されました。ただこれはですね、後ほど説明しますが、既存事例の友人間クラスター、連日お知らせしております。この追い掛けを進めている中で派生的に確認されたものでありまして、四国中央市の皆さん、この会食クラスターについては既に参加者の必要な検査は終えているということをお伝えさせていただきますので、全て完了しておりますので、落ち着いて受け止めていただきたいと思います。
先日もお伝えしましたが、お盆明けの影響の本格化により、今週はさらに陽性者数が増加する可能性もございます。現在、本県が直面しているのは感染力の強いデルタ株、全国的にもそうであります。とにかく接触の機会を減らすことが重要でありまして、一人一人が外出を減らす、外に出た時には感染回避行動をしっかりと行う、具体的な行動を取っていただきますようにお願いをいたします。
今日は昨日もご質問いただきましたが、県内の人流データ、グラフ化できましたので、その分析結果、そして昨日の検査結果、そして本日から開始の新居浜市、西条市の臨時(PCR)検査センター、もう一度呼び掛けさせていただきます。
まず県内の人流データの分析でございます。先日、感染状況が心配な地域、松山市、新居浜市、西条市、今治市、ここについて、人流の動向を踏まえた注意喚起を私の方から行わせていただきました。あらためてグラフ化も含めたデータの分析を説明させていただきます。今回のデータ(分析)は4月補正予算に計上いたしました人流データ活用感染防止対策事業費、これによって取得したデータを活用したものでございます。携帯電話会社において同意を得たユーザーのGPSデータ等を匿名化した上で推計処理されています。外部からの人流を把握するため、居住者のデータは除外しています。なお、繁華街等については60分以上の滞在、商業施設については15分以上の滞在、その時間を越えるとそこにとどまっているというふうなことになります。これを条件にデータの抽出を行っております。また、土日等の影響を平準化するために1週間平均値を使用。詳細は後ほど事務レクの方で確認をしていただきたいというふうに思います。
まず、松山地域の人流でございます。感染が落ち着いていた7月1日、このあたりは県内では(陽性確認)ゼロの日もございました。これを起点にしております。8月21日までの人流の増減率を折れ線グラフで示しています。黄色のグラフは市内の商業施設でございます。そして、赤色のグラフは松山市周辺も含めた郊外の商業施設でございます。それから青のグラフが松山市の繁華街の人流の動きでございます。それぞれの利用状況に応じた時間帯のデータを使用しています。なお、緑の棒グラフ、これは中予圏域、松山市だけでなく中予圏域の、これは松山市、伊予市、東温市、砥部町、松前町、この日々の陽性者数がこの棒グラフで表させていただいております。全体的な傾向として言えるのは7月後半の4連休、このあたりですね、この四連休に全てのエリアでご覧のようにやはり人流が一気に増加をしています。4連休中ずっと増加傾向でありました。7月29日、この日は感染が増えてきましたので特別警戒期間に引き上げた日でございます。特別警戒期間、ここで引き上げました。それ以降は要請を受け止めていただきまして、それぞれで人流が減少に、連休が明けたということもあるんですが、大きく減少が見られます。ただし、エリアによって減少幅に違いがあります。まず日中の市内商業施設、黄色のグラフですけれども、7月1日と比べますと、現在4割ほど減少しています。そして夜間の繁華街、こちらは3割減少が見られます。ただ、郊外の商業施設、松山市の周辺も含めて、こちらは2割弱の減にとどまっています。ご覧のように感染対策期以降の減少幅も少なく、十分に下がっていないということがこのデータから読み取れると思います。こちらのグラフは、次のグラフになりますが、松山市繁華街のここ3年間の比較でございます。今年の青の実線、こちらは昨年の点線と比べますと昨年比で48%減少、一昨年と比べますと59%減少、大きく減少し、現在もさらに減少傾向、まん延防止等重点措置も適用されて、多くの大半の方がもうこれを乗り越えようと頑張っているという努力の跡がここに表れてきていると思います。なお、時短要請の開始から1週間経過しましたが、今回のまん延防止等重点措置適用に当たりましては国のルールが変更されました。全国統一ルールでございます。それに従って営業時間の短縮と併せて、日中も含めた酒類の提供自粛が要請の中身となっています。(まん延防止等重点措置の措置区域では)全国共通であります。そしてこれも同じく全期間、時短要請と酒類の提供自粛要請、両方にいずれにも応じていただくことが協力金の条件でございますので、飲食店の皆さんここで食い止めるということでご苦労を掛けますがくれぐれもよろしくお願い申し上げたいと思います。またここ1日、2日で、他県では時短要請に応じていない飲食店でクラスターの発生も確認されています。要請に応じていない店舗、それはそこに人が集中する恐れがあるということと、そしてまた、要請に応じていないということは可能性として普段から感染防止対策も十分できていない、換気等も含めてですね、できていない、非常に感染リスクの高い空間であるというふうに見つめていただきたいと思います。開いているから行くんではなく、開いているからリスクが高いという前提で、お客さん側、利用者の皆さん、県民の皆さん、くれぐれも要請に応じていない店舗を利用しないようにお願いしたいと思います。
松山市のトータルの分析結果でございます。松山市では日中および夜間の人流の3から4割減は一定の評価ができるんではないかと思います。特に松山市繁華街は昨年より大きく減少しておりまして、厳しい時短要請に協力いただいている多くの飲食店さんが踏ん張っていただいていることが表れています。心から感謝申し上げます。これも抑えるため、地域を守るため、医療現場を守るためでございますのでよろしくお願いいたします。しかし、このような中でも松山市の陽性者がまだ増加傾向にあることを踏まえますと、さらに呼び掛ける必要がございます。市中感染のまん延状態にある松山市、そして保健所の事務が他の保健所ほどまでできなくなっている状況にある松山市、少なくとも外出の5割削減を目標とした外出自粛要請をさせていただいておりますので、より一層、一人一人がお考えいただいてご協力をお願いしたいと思います。特に郊外の商業施設の人出の減少幅が少ないとお示しいたしました。例えば買い物を2回に1回は控えるなど、日常生活における具体的な行動変容を実行に移していただけたらと思います。
次に新居浜市の人流でございます。新居浜市は他の地域と比較して心配な状況がグラフから読み取れます。大型商業施設はこれ赤のグラフであります。こちらは特別警戒期間引き上げ以降、減少傾向にありますが、松山市と同じ表の見方をしてください。7月1日と比べますと2割強の減少にとどまっております。2割程度しか減少しておりません。さらに夜間の人流、これは青のグラフでありますが、こちらは特別警戒期間に入っても逆に上昇をしていたということが分かりました。しばらく増加が続き、ピーク時には7月1日と比較して最大で4割増加していたというデータが出てきています。つまり、つい最近まで大幅に増加していたということでございます。その後、新居浜市における陽性確認の増加とともに、ようやく減少傾向に転じ始めましたが、いまだに7月1日と比べても1割程度の減少にとどまっているというのが新居浜市の特徴でございます。こちらは新居浜市の夜間の3カ年の比較でございます、繁華街。夜間の人流のこの比較でもその状況は明らかでございます。深刻な感染状況に直面している今年の人出と、はるかに落ち着いていた昨年の状況、ほとんど変わってないということでございます。ほぼ同水準。つまり、昨年よりも人流が減っていないということであります。先日もお伝えいたしましたが、これ新居浜市の分析でございますけども、この状況で新居浜市の感染が、この状況が今言ったような状況が続く限り減少に転じるとは考えづらいと思います。とにかく日中・夜間含めて不要不急の外出自粛を徹底し、できる限り人との接触を減らしていただきたいと思います。今ここで人流が減少していけば、松山市のようなまん延は避けることはまだ十分可能な段階でありますので、ぜひ皆さん受け止めていただきたいと思います。
次に西条市のデータでございます。西条市は大型商業施設がないんで夜間の人流のみをグラフ化しています。特別警戒期間の引き上げ後、いったん減少に転じましたが、7月以降陽性者が増加する中で、ここが問題なんですが、お盆にかけて大きく増加をいたしました。その後、再度、事業所の大型クラスターなどもありましたので減少に一気に転じまして、現在は7月1日と比べますと約2割の減少という状況になっています。こちらは西条市の3カ年の比較であります。新居浜市と違って、こちらは昨年と比べますとかなり減少しているということが読み取れます。そこで西条市の場合の分析結果ですけども、8月中旬にかけて感染拡大が懸念される状況にありましたが、これは4連休前後の人流の増加の影響があると考えれば、今後、お盆明けの影響が顕在化する可能性があると。この影響がこれからひょっとしたら出てくる可能性があるということも考えて、油断をしないようにしていただきたいと思います。ここ数日は西条市、落ち着いています。事業所の大型クラスターも囲い込みができましたので、ただこれで気を緩めるということが非常に危ないという状況にあるということで、引き続き不要不急の外出自粛に努めていただきたいと思います。
次に今治市でございます。この今治の場合は大型商業施設、赤。これは6時から23時。そして青は繁華街で夜間になりますので、18時から27時ということで、そういうふうに見ていただいた方がいいかなと思います。そうすると両方とも7月後半の4連休、ここはやはり7月1日と比べると多くはなっているんですが、基本的にはご覧のようにずっと下回る水準が続いています。特に夜間の人流は特別警戒期間以降、堅調に減少をしています。現在は3割強の減少ということになっています。日中の(減少の)方は2割強ぐらいの状況でございます。ただこちらは今治市街の昨年、おととしとの比較でありますが、こちらのグラフでも夜間の人流は昨年に比べて減少しているということがお分かりいただけると思います。今治市の場合は第4波の時には、地域の特性で異業種交流の機会が盛んにあるということがなかなか人流減少の結果に結び付いていないので気を付けていただきたいということを幾度か申し上げさせていただきました。その結果、今治、第4波かなり多く感染が確認されていたんですが、その経験を市民の皆さんが十分に生かされているというふうなことではないかなというふうに思っています。その結果として、他と比べますと東予の中では、感染人数少ない状況がこの段階では続いています。ただ一方で、最近複数の新規感染事例が継続的に確認されていることには注意が必要でございます。このままでいいというふうなことで安心しないで、日中も含めて引き続き人流を減少させようということが必要でありますので、どうぞくれぐれもよろしくお願いいたします。
以上が4市それぞれの日中・夜間の人流の傾向でございます。ご覧のように同じ東予でも地域ごとにそれぞれ特色が異なっています。ということはこの特色をしっかり受け止めて、それぞれの地域ごとに地域に応じた注意喚起や対策をきめ細かく実施していくことが効果につながるんではないかと思います。そこで各市にもですね、このデータをお渡しいたしておりますので、このデータをうまく活用して各市長さん、独自の働き掛けも含めて対策を講じていただけたらというふうに思いますのでよろしくお願いいたします。
なお、県の教育委員会においては、まん延防止等重点措置の措置区域である松山市内の県立高校等を対象に、重点地区でありますから、学校活動の見直し、縮小に係る追加的措置を検討中でございます。現在、学校現場の意見も聞きながら最終調整を行っております。明日には説明できるのではないかと思いますが、事前にお知らせをしておきたいと思います。
続いて、昨日の検査結果(陽性者の概要)でありますが、40代が19名と非常に多くなっています。続いて20代が15、30代が12名。これ今までとちょっと違う傾向が出ていると思います。感染の中心は20代・30代でありましたが、40代へと広がりつつあるというのが今日の特色でございます。すなわち、重症化しやすい年代への広がりと受け止めていますのでそこが気掛かりでございます。次に男性、女性ですが、39名、33名でした。居住地ですが、この傾向は同じく松山市が突出していて38名。このうち新規は13名でございます。次いで新居浜市、これも同じ傾向であります。11名で次に多く、ただ新規はこの中で3名ということであります。四国中央市が7名となっておりますが、この中に新規は5名含まれています。ただこの5名の新規ではあるんですが、二つのご家族で5名。家族で一気にというケースですね。そこで新規が5名になっています。すなわち事例としては2事例の新規。2事例で5名の新規ということであります。ですからこれまでどおりどっと増えたっていう傾向ではなく、四国中央市で懸念すべきは2、3の新規がずっと続いているという傾向。それには変わりはないんですが、これが続くということが懸念材料でございます。また県外の在住者も、広島県と宮崎県の方が愛媛県内で陽性確認となりました。
職業は本日も会社員が30名、圧倒的に多くなっています。職場での感染拡大が多いということは事業者の皆さん、特に受け止めていただけたらと思います。感染経路は引き続き家庭内、圧倒的に31名で多くなっております。そして、県外由来も7名と多いのが特色であります。お盆の期間中に県外に行った方から家庭内で感染を広げたという、そういった事例もあります。特にお盆期間中にリスクの高い行動を取った方は家庭内、職場内に感染を広げないよう注意深い行動をお願いいたします。そして、事業者もその立場から呼び掛けをしていただきますようお願いいたします。公務員は2名となっておりますが、1人は愛媛県警察本部の警察官30代の男性でございます。詳細はこの後、県警本部から公表することと聞いております。もう1名は県職員ではございません。こちらは既に所属から公表されています。
次に入退院の状況でありますが、医療機関に入院されている方は4名減って103名。重症者は、医療機関本当に懸命の治療、昼夜を分かたず毎日行っていただいてますが、その結果、昨日は3名、重症から一般病床に移られました。症状が良くなったということであります。3名減って4名となりました。そして、宿泊療養施設に入られている方は2名増えて97名。自宅療養、医師が丁寧に聞き取ってすぐに入院が必要ではない症状であると判断された方、家庭やご自身の都合で自宅療養を強く希望されている方、および一部入院調整中の方は18名増えて540名でございます。一方で退院等となった方、56名いらっしゃいます。ご回復されました。
次に事例ですけども、かなり大きく動いております。関係機関頑張ってくれております。封じ込め・終了事例、今日は14事例が完了いたしました。ここは松山市保健所で9事例、四国中央保健所で2事例、西条保健所で1事例、中予保健所で2事例、合計で14事例が濃厚接触者の健康観察期間も無事終了いたしまして、事例から感染が広がる懸念がなくなりましたので今日から封じ込め事例に入ります。
次に囲い込みの事例ですけれども、こちらも多くなっています。松山市の二つのクラスター、飲食店クラスター、常連が集うそんな大きくないお店、そして二つ目のホストクラブでございます。そしてもう一つが松野町の野外活動クラスター。このクラスター三つを含む27事例が囲い込み事例に今日から入ります。クラスターも全て来たお客さんの把握が全員できていたということ、当初から全面的に保健所の協力に応じていただいたところ。そこは囲い込みが十分可能であるということは皆さんにもお分かりいただけると思います。そうでない場合が広く呼び掛ける必要があるということでございます。この囲い込みに入ったのは松山市保健所で14事例、四国中央保健所で2事例、西条保健所で2事例、今治保健所で3事例、中予保健所で1事例、宇和島保健所で2事例。広く広範にそれぞれの保健所が頑張っています。現段階で必要な調査・検査完了しましたので、これからは濃厚接触者の健康観察期間に入ります。この中にいる事例の中で陽性が出たとしても、もう既に(自宅)待機中の方でいったん陰性が出ている方、それが後に発症して陽性確認ということでありますから、陽性者が出てもここにいらっしゃる方から感染が広がる懸念はない、それが囲い込みでございますのでご理解いただきたいと思います。
そして次に調査中でございます。調査中事例は、まず新たに確認されたクラスターについてでありますが、1132事例目、こちらになります。ちょっと(位置が)低くてごめんなさいね。こちらはですね、冒頭に申し上げましたように二つのクラスターが一緒になっています。最初に新居浜市で「友人間クラスター2」が確認されました。その中に当初から住所地が周辺の方もいらっしゃるので飛び火する可能性はあると申し上げておりましたが、その結果、別の事例でこの「友人間クラスター2」の参加者が別の日に飲食店で別の友人たちと会食を行っておりまして、これまでにその1名を含め、会食参加者4名の陽性が確認されましたので、別の四国中央市の「会食クラスター10」ということにつながっています。昨日、再検査で会食参加者1名の陽性が確認されましたため認定をいたしました。ここで結果として「友人間クラスター」が2名増えて計11名。「会食クラスター・四国中央市」が計4名ということでございます。冒頭お伝えしましたが、こちらは二つの場面とも参加者の検査は全て終わっております。クラスターにはなりましたけれども、囲い込みに向かっている、十分に追い掛けられているケースでございますので、冷静に受け止めていただきたいと思います。
続いて既存のクラスターですけども、「飲食店クラスター15、16・松山市」、1164事例目でございます。こちらは、昨日はガールズバーのクラスター事例、一つの方ですね、こちらで再検査により従業員1名、その他ご家族等2名、そしてそこから行き来があったということで、昨日かおとといお話しましたけども、深夜営業のバーのクラスターの事例、こちらの方でその他家族等2名、計5名の陽性が確認されました。全体では合計22名の陽性、クラスターとなります。ガールズバーのクラスターが3名増えて14人。深夜営業のバーの方が2名増えて8名でございます。ただ、こちらも両店舗とも保健所の調査に当初から全面的に協力をしていただき、利用者も把握できているケースでございます。既に利用者の必要な検査は完了をしております。昨日陽性が確認された方の関連で、引き続き保健所が調査・検査を進めておりますので、早期の囲い込みに全力を挙げております。
なお、昨日公表しました今治市の1074事例目「高齢者施設クラスター11」、施設側が公表されている今治市の事例ですが、昨日は3名検査し、全て陰性が確認されました。こちらは既に利用者、職員、全員の検査は完了しております。昨日クラスターとして公表しましたが、もう既にこの事例は囲い込みの最終段階に入っているということは、今治市民の皆さんにお伝えさせていただきます。
最後に、本日から新居浜市、西条市での臨時検査センターが開設されます。こちらのパネルでございます。新居浜市、西条市にお住まいの方、ただし、この中には市外から市内の事業所に通勤されている方も含んでおります。そして無症状の方でございます。症状のある方は医療機関の方に行かれてください。そして条件として、21時以降酒類の提供を伴う飲食店に勤めている従業員の方、また8月中旬以降、県外との往来があった方、ないし県外から来県した方と会食等をした方で、感染に不安を感じている方が対象でございます。期間はキットの配布が今日、明日の2日間、検体の回収は今日から3日間、いずれも15時から17時、1日2時間開けております。開設場所は新居浜市が消防防災合同庁舎南駐車場、西条市が総合体育館入り口前。検査費用は無料でございます。ぜひ積極的に状況をつかむことにもつながりますので、受けていただきますようお願い申し上げます。以上です。
(あいテレビ(幹事社))
ただ今の発表事項等に質問のある社はお願いします。
(愛媛新聞)
すいません、愛媛新聞です。先ほど松山市内県立学校について追加措置を検討されているということでしたが、現時点でどんなことを検討されているかとかはまだ。
(知事)
まだ入ってないです。やはり松山市は重点地区(措置区域)なんで、ちょっと一段強いのが必要で、何ができるかというのを現場で今、意見交換しているところだと聞いています。
(愛媛新聞)
休校などはありえそうですか。
(知事)
休校はないと思いますね。思うに、まだ決まってないですけども、記者会見でも申し上げてきたんですが、学校の授業であるとか、休み時間であるとか、そういったところは目が行き届いていますから感染というリスクは低いんですけども、もう一歩注意すべきはクラブ活動とか、あとはやっぱり下校の後の、これはなかなか難しいんですけども、呼び掛けが中心になってしまうと思いますが、そのあたりの行動というのがやはり懸念だと思います。
(テレビ愛媛)
テレビ愛媛ですが、人流について、新居浜市については夜間の人流というのは減りが悪いということで、今の段階ではまん延防止の適用は回避されそうということですが、現状では検討はされてはいらっしゃるのですか。
(知事)
毎日検討はしています。ただ、まだ今の新居浜の場合、飲食店でクラスターが確認されているとかそういう状況ではないので、このあたり今日から検査も繁華街で始まりますから、その時の陽性確認状況が一つの参考の目安になってくるのかなと思いますので、毎日新居浜市とは連絡を取っておりますし、感染状況は逐一確認をしておりますので、それはもうシグナルが出たらすぐに対応できるような体制は常に取っています。ただ、例えば時短なんかをお願いする時は準備期間、これはもう、前も全県でもやりましたので、これはもう飲食店業界からの切実な声、「今日言われて明日からは無理です」と。それは予約のキャンセルの対応をしないといけない、仕入れ等のやりくりもしないといけない、最低でも2、3日は必要なんですというのは、これはもう仕事をされている立場の方から当然の声だと思いますので、そのあたりは常に考えながら対応はしていきたいと思っています。
(南海放送)
南海放送です。松山市民に対する外出の削減の要請について、日中、夜間を含め、松山市は外出の少なくとも5割削減をというふうにありますが、不要不急ではない人流も削減してくださいというふうに、これ松山市に対しては対策が強化されたというふうに捉えてよろしいでしょうか。
(知事)
いや、これまでどおりです。不要不急の外出というのは本当難しい尺度だと思うんですけども、それをできるだけ抑えてください、その結果として全体で5割を目標に削減にチャレンジをしていただけないでしょうかというふうに受け止めていただけたらいいんではないかと思います。それは変わっていません。
(テレビ愛媛)
この人流については、7月1日と比べたデータと言いますか、出ていると思いますが、まん延防止が始まってからの人流の減り具合については、どのように受け止めていらっしゃいますか。
(知事)
やっぱり呼び掛けにおいて、若干ぐっと(減少傾向に)なって、それから実際にそれぞれの街で感染が増えてくるとググッとなるというのはどこでも同じ傾向なのかなと。できれば呼び掛けの段階でぐっと減るということがあれば感染は抑えられるというふうに思いますので、そのあたりはデータ的には出てきているかなというふうに思いますね。だから、今回、どこまで届くか分かりませんけれども、人流データをこういったグラフ化することによって、特に感染が懸念される地域の東予も含めて出させていただきましたけども、それを見た方がそれぞれ皆さんで「こんな状況らしいよ」ということをお互いで共有するとか、LINE(ライン)とかでもいいんですけども、逆にそういうSNSとかLINEというのは、こういう情報をやり取りする時に有効に活用していただけたらなと。不安をあおるとか、感染者探しとかで活用されるんじゃなくて、こういうところを広めるということで活用していただけたらなというふうに思います。それと同時にもう一つは、市ごとに動きがやっぱり微妙に違うので、これをそれぞれの市単位で生かして、(市民への)要請の仕方であるとか、要請の内容について検討いただけたらいいんではないかなというふうに思っています。
(あいテレビ(幹事社))
他、よろしいでしょうか。ではこれで終わります。
(知事)
はい、どうもありがとうございました。
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