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新型コロナウイルスの感染の確認(3月22日公表分)に関する記者発表の要旨について

ページID:0017307 更新日:2021年3月23日 印刷ページ表示

日時:令和3年3月22日(月曜日)11時00分~11時25分

場所:知事会議室

 

 

(知事)

 まず昨日、新規事例はございませんでしたが、既存2事例で3名の陽性者が確認されました。陽性が確認された方に心からお見舞いを申し上げさせていただきます。新規はなかったものの、3日連続の陽性確認となります。詳細は後ほど説明させていただきますが、県内の感染状況なんですけども、ちょっと変化が出てきています。特に、松山市の繁華街での状況について、第4波が懸念されるような兆候が見られます。松山市繁華街の飲食店や、接待を伴う飲食店、こういったところで複数の陽性確認が、まだ本当少ないですけど発生しています。そしてその中には、変異株が確認された事例もございます。そのお店は全て、今のところ全面的な協力をいただいている店ばかりでございまして、調査・検査は進んでいます。そういうことで、どこのお店かというところに注意が向かいがちなんですけども、本当に全面的に協力し、従業員さんの検査、お客さんの把握、お客さんへの呼び掛け、どんどん進んでおりますので、最も心配なことは、松山市の繁華街での面的広がりや、特に若い人の間で感染が広がっているのではないかということであって、県民の皆さんの行動が鍵を握っています。

 昨日公表した変異株事例は、松山市の繁華街での接待を伴う飲食店、そこで勤務するスタッフの方でございました。また、昨日の変異株PCR検査で、別の松山市の事例で、新たに1名変異株陽性が確認されました。これも後で詳しく説明させていただきます。これで県内での変異株の確認は5事例目となりました。

 3月の前半までは県内で散発的に確認された事例のほとんどが県外由来でございましたけれども、後半に入ってから感染経路不明の新規事例が増加してきています。そして特に、20代、30代の若者世代に集中しています。ということで、3月の前半と3月の後半では、散発的な陽性確認は等しくても、その中身が変わってきているところに注意が必要でございます。県外から持ち込まれた感染が若年層の活発な行動によって顕在化することなく県内でじわじわと広がって、ここ最近の感染事例につながっている可能性があるというふうなことで強く懸念しております。(パネルの)こちらにですね、直近1週間の新規感染者数と、それから感染経路不明の割合を表にさせていただきました。(パネルの)一番下の欄、こちらですね、直近の1週間の数字、3月15日から3月21日、3月後半になります。ここはですね、感染者13人、まだ少ないんですけれども、若干増え始めている傾向があるということと、そのうちの6名が感染経路不明、これまでが感染経路不明率というのはだいたいご覧のとおり20パーセントぐらいで推移していましたけども、この1週間だけをみると46パーセントになってきています。で、これは年末年始のこのあたりですね、12月下旬よりも感染経路の不明率は高くなっていますので、ここは注意が必要な状況であることはお分かりいただけると思います。

 そして、もう一つが年齢の問題でございます。表の下の部分ですけども、丸で囲んでおりますけれども、ご覧のとおり、この2週間余り、3月に入ってからですね、20代から30代の方が大半を占めているという、42パーセント、50パーセント、90パーセント、ご覧のとおり若い人たち、20代、30代がほとんどを占めるという状況が出てきています。これまでも全国的な傾向として、行動範囲の広い若い世代での感染が、職場、そして家庭、そして高齢者施設等へと広がっていったと指摘されています。12月もですね、県内では同様に若い世代の感染が中心であり、その後、家庭、職場、高齢者施設へと広がっていったことは、皆さんもご案内のとおりでございます。ということでですね、同様のことが起こる可能性があるということで十分注意が必要でございます。

 さらに、この数日、接待を伴う飲食店、そしてまた、松山市繁華街の複数の飲食店で陽性が確認しており、その中で変異株が確認されているということもございます。本当に警戒が必要だということでお分かりいただきたいと思います。これらを踏まえると、愛媛県内、特に松山市は、断定はできませんけれども、個人個人の感染回避行動が緩んでしまうと第4波へと、というふうなことも十分可能性があるということを懸念しております。

 年末、年明けは、感染回避行動を十分にしないような多数の会食や会合、それが第3波につながったという経験がございます。年度末を迎えたこの時期に、本当に注意深い行動をとっているかどうか、特に若い世代の方々は、振り返ってみてほしいと思います。今まだ、散発的、少数の陽性確認でありますから、ここでなんとか踏みとどまりたいということでよろしくお願い申し上げたいと思います。

 そのため、あらためて飲み会等での注意事項の徹底をお願いしたいと思います。毎日、顔を合わせている人と行う。それから、大人数・長時間とならないように、今も特別警戒期間の5人以下ということは申し上げておりませんが、常識的な人数の中でということでお願いしております。そして、久しぶりのメンバーで集まる、あるいは羽目を外して長時間大騒ぎするといったことが感染拡大につながるということを再認識していただけたらというふうに思います。特に県職員については、年度明けになりますと、これ異動が絡んできますので、3月の送別会とはまたおもむきが変わってまいります。4月以降、年度明けの歓迎会ですね、こちらについては、人数、県庁職員には打診をいたします。おおむね10人以内、4月以降は、会食はとどめてもらいたい。それから、同居家族に医療福祉関係者がいる職員は参加を見送るように、ということを通知いたします。感染を家庭や職場を通じて、医療機関や高齢者施設に広げないことが肝心でありまして、県内の企業、そして、団体の関係の皆さんにも、これ、県の対応、今日通知いたしますので参考にしていただきたいというふうに思います。

 また、飲食店においてもですね、検温、換気、アクリル板の設置、距離の確保等ガイドラインは順守をお願いしたいと思います。そして、ちょっと今回、いろいろ調査の中であったのがですね、感染が下火になったということもあったのかもしれません。従業員さんがマスクをしていなかったというケースもございます。基本的な対策がおろそかになっているお店がポツポツ出てきているやに聞いておりますので、この点、業界としてもですね、もう一度注意喚起をしていただきたいというふうに思います。よろしくお願いいたします。

 それでは、入退院の状況について説明をいたします。まずこちらですけども、医療機関に入院されている方は3名新規がございますので、増えて16名。重症者は変わっておりません。お一人のままでございます。自宅療養は回復されて3名減りまして4名。そして、こちらの宿泊療養はゼロのまま。退院になった方が3名いらっしゃいますので、ご回復が1,043名ということになります。

 そして次は、昨日の検査結果でございますけれども、まずPCR、行政検査の方は、昨日は16件実施し、3名の陽性確認がございました。で、このうち2件は協力医療機関での検査で確認されたものでありますが、この他に、もう毎回申し上げますけども、これだけではございません。16件だけではございません。1週間に1回集計される民間医療機関、かかりつけ医の先生方が行っている検査が、だいたい先週の平均値を見ますと1日150件ございますので、だいたい平均ですけども150プラス16という検査がなされていて、その結果がこの陽性者3(名)ということでございますので、その点誤解なきようにお願いしたいと思います。

 次に、陽性者の概要でございますが、昨日公表の3名と、本日公表させていただく3名、計6名の概要でございます。ご覧のとおり、年代は全部20代、30代の若者でございます。男性は4(名)、女性は2(名)でございます。そして(居住地は)6名全て松山市でございます。そして(感染経路等は)調査中が2名いるんですが、半分の3名は会食・飲食店ということでございます。職業の会社員の中には、飲食店さんの従業員さんが含まれているということでございます。

 次に、封じ込め事例、変化・変更ございません。で、囲い込み事例も、今、一つだけでございます。濃厚接触者の健康観察やってない(事例は)一つだけでございますが、昨日は変更ございません。

 調査中の事例でございます。まず333事例(目)・今治保健所、この事例は関係者の調査をまだ進めている段階でございまして、昨日も1件検査し陰性。これまでに初発の(陽性者の)方以外は全員陰性が確認され、この段階では広がりは見られませんが、調査・検査が続いています。次に、335事例目でありますけども、この事例は昨日、変異株PCR検査で陽性が確認されたことを公表した事例でございます。昨日の検査で新たに陽性が確認された方は、松山市、市内の接待を伴う同じ飲食店に勤務する従業員の方でございます。この方についても、現段階の保健所の調査では、海外渡航歴や県外滞在歴は確認されておりません。従って、県内で感染した可能性が高いと思われます。変異株の陽性確認を受けまして、このお店、全面協力をいただいておりまして、従業員全員の、数名でありますけども、検査が順次進められています。昨日は濃厚(接触者)、そのうちの2名を検査し、お二人とも陰性でございました。また、お店の方では利用客の方は把握できているということで、既に店側から利用客の方に連絡をしていただき、体調管理、そして体調不良の場合の検査の呼び掛けを行っているところでございます。引き続き店側の全面協力の下に調査、検査等を進めて速やかに囲い込みに向けて全力を尽くしていきたいと思います。

 次に、336事例目でございます。この事例は昨日に公表した事例でございまして、昨日は濃厚接触者2名を検査しまして、1名が陽性の確認でございました。この方については、昨日、衛生環境研究所の方で変異株のPCR検査を行った結果、(パネルの)こちらに印がつきましたが、変異株の陽性が確認されました。現時点では、変異株の感染経路などにつながる情報は得られておりませんが、引き続き保健所において調査を進めているところでございます。

 次に、337事例目でございます。この事例も昨日公表した事例でありまして、335事例目と同じく松山市繁華街の飲食店での感染事例でございます。昨日は濃厚接触者7名の検査を実施しまして、そのうち2名の陽性が確認されました。引き続き保健所において、関係者の調査・検査を進めているところでありますが、これは、民間のPCRの方で分かったケースでございますので、検体採取も含めて、今変異株の検査の準備を進めているところでございます。これからでございます。

 今回変異株が確認されました接待を伴う飲食店や、陽性者が確認されたその他の飲食店からは、今お話ししましたとおり、全ての店舗、全面的に協力をいただいております。保健所の検査、調査も迅速に進めることができています。ということで、県民の皆さん、どこだ、ああだということは慌てないで冷静に受け止めていただきたいと思います。特にですね、繰り返し申し上げますけども、どこだ、誰だ、個人を特定する、店舗を特定するような情報を、もちろん調査の協力が得られてない、感染の広がりが追い掛けられない場合はいろんな面で扱いが変わってきますけども、こうしたように呼び掛けまで含めて、全面的にやっていただいておりますので、まるで犯人探しのような行動はもうやめていただきたいと思います。なぜならば、そのちょっとした好奇心、知りたいという欲、そして無責任な投稿、こういったことがですね、保健所の調査・検査への協力に支障を来すことにつながると、もう何度も申し上げてきましたけど、いくら言ってもこれが届かない方がごくごく一部にいらっしゃるようです。ぜひやめていただきたいと。そして、そういうのを見たら皆さんもやめなさいよというような声を掛けるぐらいのですね、地域であってほしいと思いますので、よろしくお願い申し上げたいと思います。そして、仮にお店が対策をとっていたとしても、利用する側が長時間飲酒し、マスクを外して大声で話すなどのリスクの高い行動をとれば、これはもう全国どこでも感染の危険性は高まるということは同じであります。店舗の注意と利用する県民の皆さんの注意双方が重要でありまして、一人一人が感染回避行動を徹底していただきますようにお願い申し上げたいと思います。以上です。

 

(テレビ愛媛)

 変異ウイルス、松山市で感染が散発的にされ始めているということだが、あらためてその事態をどう受け止めているか。

 

(知事)

 そうですね、ただ一点言えることは、従来種であろうが、変異株であろうが、なんらそこの対応は変わらないということです。ただ、変異ウイルスの場合は、若干、専門家によると感染力が高いようなことが指摘されていますので、特に若い世代でバッと広がって、それが家庭や職場や高齢者施設というのをちょっと注意しなきゃいけないなというふうなことでありますので、変異株が出たからといって極端に何か別のものが出てきたというかたちでですね、恐れないでいただきたいと。やるべきことは一緒というふうなことで向き合っていただきたいなというふうに思っています。で、われわれとしてはですね、これまでと同様に、なんとかですね、事例ごとの囲い込み、そして封じ込めに向けた迅速な対応、これによって乗り越えていきたいと思っています。そのためには、鍵を握るのが調査への協力でございます。その調査への協力があれば追い掛けることができると、それができなくなると、追い掛けることができなくなって、感染が広がる可能性が高まると。で、調査への協力というのは、やはり皆さん相当、特定されるようなことを恐れている心情がありますので、だからこそ余計、どこだ、誰だ、もっと詳しいこと出せというような無責任な声がですね、調査・検査のハードルを高くしていくということは、もう多くの皆さんお分かりいただいていると思います。でも、一部残念ながらそういう方がいるということが、そういうリスクにつながっているということをあえてもう一度申し上げたいと思います。

 

(あいテレビ)

 感染経路で飲食店はしばらく出てなかったかと思うが、ここ数日で、今日も3名というとで、出てきたことに対する受け止めと、万が一、今後、年末年始のように飲食店での広がりが再拡大した場合の県としての対応というのは現時点でどのようにお考えか。

 

(知事)

 もちろん、特別警戒期間を解除する時に申し上げましたけれども、今後の感染状況の変動次第によっては、再び呼び掛けを強めるということはあるという前提で解除をしました。かつ、緩みにつながってはいけないということで、国の緊急事態宣言が解除されても、愛媛県としてはまだまだ、首都圏の状況、関西圏の状況、感染拡大地域の状況、変異株の状況、そうした条件を勘案すると緩めることはできないという判断で、感染警戒期を継続している段階でございますので、これからですね、緊急事態宣言が解除されたということは、人の移動が多くなる可能性があるということ、それから季節的に当然のことながら、転勤等々で人の移動が活発になることが予想されるということ、リスクは高まる要因がありますので、より一層注意深い行動が必要になってくるということを申し上げさせていただきたいと思います。

 

(南海放送)

 変異株が確認された接待を伴う飲食店については利用者が、店側が特定されているということだが、そのもう一方の飲食店でも利用客の方々は全員把握されているのか。

 

(知事)

 把握しています。今の段階で全てのお店、全部協力的で、従業員さんの検査、お客さん把握、そしてそこへの呼び掛け、等しく全部行っていただいています。

 ただ、さっき冒頭に申し上げたように、中にはですね、ちょっとこう緩みがあったのかなと、例えば、従業者さんがマスクしてなかったとか、飲食店側にもやはりもう一度注意をしていただきたいなというふうに思います。

 

(愛媛新聞)

 医療提供体制について、変異株の場合、全員入院されるという対応を取られるかと思うのだが、今後事例が増えてきた場合に医療体制に懸念などは。

 

(知事)

 はい。今、専門医の先生とも何度かお話ししているんですけども、今のところ対応できるという状況にあると返事をいただいています。

 

(愛媛新聞)

 病床数としては。

 

(知事)

 そうですね、やはり、今年に入って、民間も含めて3病院が新たにコロナ病床を設置していただきましたので、今年に入って病床数が増えているというのも一つ前進かなというふうに思っています。

 

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