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新型コロナウイルスに関する知事共同取材の要旨について(令和3年3月5日)

ページID:0017304 更新日:2021年3月8日 印刷ページ表示

日時:令和3年3月5日(金曜日)15時45分~15時58分

場所:知事室前廊下

 

 

 

(愛媛朝日テレビ(幹事社))

 陽性者49名と県内最大のクラスターとなった四国中央市内の高齢者施設クラスターが今回封じ込め・終了事例となったことに対する知事の所感はどうか。

 

(知事)

 四国中央市で発生しました高齢者施設のクラスターは今お話があったとおり、49名も陽性確認という県下最大のクラスターとなりました。四国中央市の皆さん方、不安も大きかったと思いますけども、今日をもちまして封じ込めが完了したことをご報告させていただきます。

 通常ですね、大規模な高齢者施設等でこうしたようなクラスターが発生しますと封じ込めまではだいたい平均して2カ月くらいかかっているのが、全国の事例でございます。今回1カ月半で封じ込めまでもっていけたことは、本当に関係者のチームワークの結果だと思います。特に施設が確認当初から保健所の調査に全面協力をしていただいたこと、それから四国中央市の病院関係との連携が非常にスムーズに行われていたこと、さらに四国中央市内の高齢者施設、そしてまた、県下でこういったときのために備えていた「E-WEL(イーウェル)ネット」がフルに機能いたしまして、約40施設から延べで約150人の応援が施設に入って、介護サービスを継続しながら対処できるというようなことが可能となりました。こうしたようなことに加えて、感染を広げないための専門医の先生方が指導していただいたゾーニング等々もございますし、そういったようなですね、全てのチームワークがうまく機能して封じ込めになったということでございます。本当に心から全ての関係された皆さんに感謝を申し上げたいと思いますし、また、四国中央市の皆さんもいろんな情報が飛び交う中でですね、公の情報を受け止めていただき、落ち着いて冷静に受け止めていただいたことも見逃せない大事な視点でございまして、四国中央市の皆さんにも感謝を申し上げたいと思います。

 

(愛媛朝日テレビ)

 今回49名と(陽性者の)人数の方は出てしまったが、今、知事も言われたとおり、チームワークというのがすごく実ったのかなと思う。この事例によって、今後、県内のこういった協力体制というのはさらに加速していくものだとの考えか。

 

(知事)

 そうですね。この経験というのはまた、もし次に同じようなケースが起こったときに、大きな経験値として生かされるのではなかろうかと思います。特に、こうした事例で難しいのは、いったん囲い込んで、いったん陰性が確認されても、特に高齢者の場合は、少し遅れて発症したり陽性確認されるというケースがありますので、その辺を十分把握できない方からすれば、囲い込んだのに陽性が出たのかという勘違いされるようなですね、受け止め方をされてしまいかねない、ハンドリングの非常に難しいケースでもございます。囲い込みというのはあくまでも事例の中で、そこから(感染が)外に広がらないという段階で、そこから陽性者がもう出ないというわけではない。これは封じ込めになって初めてそういったところに到達できるということは、ぜひこの機会に多くの県民の皆さんにもお知り置きいただけたらというふうに思っています。

 

(南海放送)

 県内の感染状況、落ち着きを見せている状況かと思うが、一方で国の方では、1都3県の緊急事態宣言が2週間延長されるということになったが、それに対する受け止めはどうか。

 

(知事)

 国の細部の情報は分からないんですけども、新規の感染がなかなか減らない、下げ止まっているというふうなことを受けて、最終的に菅総理が判断されたということだと思いますけれども、ということはまだまだ、東京都の指標、東京都だけではないんですけども、だいたいステージ3、限りなく4に近い3という状況でございますので、引き続き、緊急事態宣言地域との往来はとりわけ注意を要するということであります。ということで、この決定を受けまして、県としての(感染)警戒期、これは存続をするというふうな判断とさせていただきたいと思っています。

 

(南海放送)

 と言うと、やはり感染警戒期については、その緊急事態宣言に合わせて解除というか、いわゆる縮小期への移行と。

 

(知事)

 そこが自動的に連動するわけではないんですけども、縮小期への変更の一つの材料にはなると思っています。なぜならば、今後また警戒しなければならないのは、変異株が今後どのような推移を見せていくのか全く分かりません。ちょっと気になっているのがですね、例えば、皆さんにもお知らせしたとおり、イギリス型の変異株の特徴は確認できたという報告が国の方からありましたけれども、通常、この場合、細部の確認ができていないので、確定ではないという報告も併せてありました。その場合は、国の方では変異株の感染のカウントには入らないということが今回初めて分かったんですけども、となると、(3月3日の会見でご説明した)四つの事例がありましたけれども、愛媛県の場合は2番目の事例(ゲノムが完全には読み取れなかったが、変異株としての特徴が見られたもの)として国は判断したんですが、この2番目の事例がどの程度全国にあるのかが分からないんですね。あくまでも(変異株であることが)確定したものしか発表されてないので、ちょっとこの辺は気になるところで、さらに(変異株が)広まっている可能性があるかもしれないなということで構えておいた方がいいなというふうに思っています。

 

(テレビ愛媛)

 その変異株の特徴は今治の事例だが、今日も濃厚接触者1人の感染が確認されているが、今後またさらに検査というのは考えているか。

 

(知事)

 もう囲い込みは終わってますので、それと関係者が行った感染の可能性のある場所についても全て消毒が終わって、そしてそこに出入りしていた方々の検査は全て陰性の確認が取れておりますので、いわば囲い込んだ中での(健康)観察というのが重要になってくると思います。そして、その中で発症が見られた場合、さっきのクラスターと同様なんですが、いったん陰性が出ても待機している時に発症するケースもありますから、その方々については変異株という前提、扱いで対処していくと。ということは、PCR検査も(退院時には)通常の1回ではなく、今回、今日発表したケースでも2回必要だという対処で臨んでいきたいというふうに思っています。

 

(テレビ愛媛)

 今後また国の方に確定検査依頼するとか、そういったことは。

 

(知事)

 いや、もうそれはありません。もう既に変異株として扱います。みなし変異株として扱っていきます。

 

(愛媛新聞)

 関連して、そうしたら今日発表した人は衛生研(県衛生環境研究所)の方でも特に変異株かどうかという検査はしないと。

 

(知事)

 これはちょっと衛生研の方にお聞きいただけたらというふうに思います。

 

(南海放送)

 話変わるが、本日優先接種用のワクチン、第1弾が届いた。それに対する所感はどうか。

 

(知事)

 正直言って、当初発表されたスケジュールとはかなり変更されまして、段階的な供給ということになりました。ただこれは記者会見でも前もってお話ししたように、条件が変わっても臨機応変に対応できるよう、当初の医療関係者約5万3千人の優先順位、その中での優先順位も決まっておりましたので、ちょうどその人数、第1グループの約1万2千人のグループ分けができていますので、それをしっかりと行っていきたいというふうに思っています。まだ届いたという連絡は入っていないんですが、今日の(午後)4時ぐらいに6箱のうち4箱が届く。明日、残りの2箱が届くと聞いてますので、それぞれ打ち合わせはしてありますので、地区ごとに丁寧に、1万2千人の医療従事者関係の接種をスムーズに行うよう全力を尽くしていきたいと思っています。

 

(南海放送)

 一般の方へのワクチン接種については、なかなかスケジュールの詳細が見通せない状況だと思うが、それは現在も変わらないか。

 

(知事)

 そうですね。私も、これだけは国の決定ですから分かりませんが、当初は、医療従事者の関係の方々の接種が終わった後に高齢者の接種が始まり、その後に一般の方の接種が始まるという発表だったと思います。ただ、これが変更になりまして、医療従事者の供給が終わらないうちに、並行して高齢者向けのワクチンを配るという国の発表がありましたから、それに従って対応するしかないんですけども、ただ44万人以上いらっしゃる中でですね、ごくごくわずかな高齢者向けのワクチンしか来ませんから、もう本当に最初の経験を積むというふうなところに視点に切り替えて、各市町で数少ないワクチンを配分して、経験値を積むようなかたちで活用したいなというふうに思っています。一般向けは、全く大臣からのメッセージがまだないので、何もまだ決められない状況です。

 

(あいテレビ)

 関連して、ワクチン接種の作業を円滑に進めていくために、県としてはどのようなサポートを。

 

(知事)

 県はですね、調整ということになりますので、(ワクチン接種の)実施主体は市町になりますけども、だからといって放置するわけではなくて、一緒になって、配分・接種を含めてですね、しっかりとフォローしていきたいというふうに思っています。それから、副反応についてのコールセンターの運営は県の役割ですから、この県の役割というものを十分に受け止めながらですね、やるべきことを全てやっていきたいと思っています。

 

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