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新型コロナウイルスの感染の確認(1月28日公表分)に関する記者発表の要旨について
日時:令和3年1月28日(木曜日)11時00分~11時09分
場所:知事会議室
(知事)
まず、昨日は県内で新たに1名の陽性者が確認されました。内訳は既存1事例で1名。新規事例の陽性確認はゼロでございました。陽性が確認された方に心からお見舞いを申し上げさせていただきます。また説明に先立ちまして、昨日27日入院中の方1名がお亡くなりになったことをご報告させていただきます。国のコロナの定義上でもこの方は重症となっていた方でございます。ご冥福を心からお祈り申し上げますとともに、ご家族、ご遺族の皆様方にお悔やみを申し上げさせていただきます。ご遺族の心情に配慮しまして、個人の属性はこれまで同様に特定を避け、後日統計的なかたちで公表をさせていただきます。私の方からはかなりのご高齢の方ということを申し上げさせていただきます。
今週に入りまして陽性者数は1桁と2桁の間を行き来しています。増加ペース、拡大を抑えているという段階から昨日申し上げましたように、感染を一定程度減少させつつある局面と評価することができるのではないかと思います。これはもう県民の皆さんのご理解、そして会見での呼び掛けに応じていただいて本当に注意深く、多くの県民の皆さんが行動をしていただいていること、また飲食店の時短要請等々へのご協力、こうしたチーム力というものが結果につながっていることは間違いないというふうに思います。ただし、医療機関の負荷は全く減少しておりません。社会経済活動を再開するには単なる減少局面でなく、新規の感染者数が抑えられて、医療現場への負荷が弱まっていくということが大事な条件でございます。年末年始の会食、あるいは人の行き来による感染拡大のピークは越えたとしても、医療現場のピークは全く越えていないということを申し上げさせていただきたいと思います。また事例を見ても、感染拡大地域に行って感染された方も何件かございました。愛媛県は現在ステージ2、指標の一部が3になっていますが、2でこの状況でございます。感染拡大地域、特に緊急事態宣言が出ている11都府県はほぼステージ4の段階で現在があります。もう既に申し上げましたように、保健所の濃厚接触者の調査を行わないという方針に切り替えた地域もございます。追い掛け作業ができないということは、いつ、どこで、誰がかかってもおかしくないステージ4のエリアであるということをぜひ念頭において、今警戒期間に移行した地域との出張、往来の自粛をお願いしてますけども、そういった全く別次元の背景があるということでお願いしていることをぜひご理解いただきたいと思います。そしてまた新規の感染者数が今日はゼロ、感染も既存事例で1名ではございますが、だからといって全く安心できる状況ではないと。ちょっとした気の緩み、自分は大丈夫だろうという油断、それが感染につながるということは決して忘れることなく2月7日までしっかりとした感染回避行動を取り続けていただきますようにどうぞよろしくお願い申し上げます。
昨日、陽性が確認された方の住所地は松山市でございます。新規事例でなく既存事例でございます。またクラスター関係の事例でもございません。家族間の感染と考えられまして、この方に現段階で新たな濃厚接触者はおられません。確認されておりません。ということで、ここから感染が広がる可能性は極めて低いので安心していただきたいと思います。また陽性確認が1名のみであるため、本日はそれ以上の属性は公表しないことといたします。特定されてしまいますので、明日以降の陽性者数を累計して、ある程度の段階で後日統計的な整理を行って公表をさせていただきたいと思います。事例ごとの検査状況は、現在、保健所を通じて今も確認中でございますので、本日中に記者クラブの方へ資料を提供させていただきますが、本日時点の入院患者数は昨日から4名減少して65名となっていることは確認が取れましたのでご報告させていただきます。以上です。
(愛媛新聞)
今の感染状況について、減少しつつあるという認識を示したが、以前の会見で、ないと言っていたが、特別警戒期間2月7日までの途中の解除等の可能性はあらためてあり得るのか。
(知事)
いやないです。もう7日まではしっかりと。一気にここで踏ん張って、医療現場の負荷を低減させるところまで持っていくことができるかどうか大事な時期だと思っています。
(朝日新聞)
関連して、特別警戒期間、2月8日以降への延長に関しての見通しというのはいかがか。
(知事)
今の段階では何とも申し上げることができない状況です。やはり2月7日の3日、4日前あたりの状況、緩んでしまって感染が拡大する可能性がゼロとも言えませんし、また医療現場の状況も確認する必要がありますので、悪化すれば延長もやむなしという選択肢は残しつつも、7日までに何とか乗り越えたいということを呼び掛け続けていきたいというふうに思っています。
(テレビ愛媛)
1名の感染ということだが、これは何月以降で最小の感染確認になるとかっていう。
(知事)
どうだろう。
(八矢副知事)
12月21日の公表でゼロでしたので。
(知事)
それ以来かな。ただこの数字はですね、まださっきの予断を許さない状況と言い続けたいのは医療現場のこともあるんですけども、まだクラスターも追い掛けてますし、囲い込んでいる中でも、ご案内のとおり、いったん陰性が出ても特に高齢者の場合は少し遅れて症状が出て陽性になる可能性もありますので、まだそういったこの状況が落ち着くとは考えてはおりません。
(あいテレビ)
延長の可否の件で、目安となるのは感染者数の推移と入院患者の数ということになるのか。
(知事)
そうですね、はい。このあたりは医療現場はこれまでもそうやってきたように、医療現場の声も聞かなければいけないというふうに思っています。とにかく今は入院が必要な方は全員入っていただいてますし、それから救急医療と一般医療も回っている状況ですので、これらへの影響というのは現場の声を聞きながら判断していきたいと思っています。
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