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新型コロナウイルス感染症の検査状況に関する記者発表の要旨について(令和3年1月14日)
日時:令和3年1月14日(木曜日)11時00分~11時06分
場所:知事会議室
(知事)
この定例会見では検査状況のみの公表にさせていただきまして、今まだ詳細の分析等々行っていますので、昨日の分析を踏まえた報告は(午後)3時からの臨時記者会見の方でさせていただきたいと思います。
まず検査状況ですけども、昨日は行政検査、PCR、330件の検査、この他にご案内のとおり、かかりつけ医の先生方が行う抗原検査がこの数字には入っておりません。330件、プラス150、160件といったところだと推測されます。この330件の方で、302件の陰性。そして28件の陽性が確認されております。陽性者の内訳は既存11事例で17人。これは追い掛け作業が進んでいるということでございます。そして、こちらがまだやはり傾向が続いてます。新規10事例で11人となります。
なお、昨日の検査結果に直接関係するものではありませんが、医療負荷等々を考えますと、やはり一番懸念されるのが高齢者施設や医療機関で発生した場合でございます。特に重症化リスクの高い高齢者や基礎疾患をお持ちの方が多い施設でございますので、重症化の懸念もございます。そして先ほど申し上げたように医療逼迫(ひっぱく)の要因にもなるということであります。福祉施設内で陽性者が確認された場合には、職員等が濃厚接触者と認定された場合、症状がなくても自宅待機ということになってしまいます。そうするとですね、施設内でのサービス提供に必要なマンパワーの確保が困難になるということが現実化いたします。こうしたような状況の中で、今般、大洲市の高齢者施設で感染者の確認がありましたが、この施設は既にホームページで施設名も速やかに公表をされているところでございます。現在施設内での配置換え、同一グループおよび市内の社会福祉法人から派遣された応援職員の協力によりまして、利用者へのサービス提供は全力で頑張って提供をし続けているというふうに聞いております。大洲市内の社会福祉法人による災害時等相互応援協定、これが非常に大きな力を発揮しています。これに基づいて市内の福祉法人間で応援職員を派遣したものでありますが、もちろん県の方ではE-WEL(イーウエル)ネットがあるんですが、もっと速やかに身近なところで協定を結んで実施に移していると。これほど素早く応援体制が整ったのはその市内における法人の皆さんの助け合いの下、そして調整役を務めた大洲市の尽力の賜物であろうと思います。また、応援職員の交代要員についてもこの施設が所属する福祉施設団体で調整中と聞いております。関係者のご協力に心から感謝を申し上げたいと思います。こうした協定は県内の20市町のうち、現在、大洲市と西予市の二つの市で行われておると聞いております。非常に有効な手法なので他の市町でもこうした取り組みについて速やかに検討をされたらいいんではないかなというふうに思います。そして先ほど申し上げたように、この市町の中でもカバーできない場合は、愛媛県全体での応援体制、E-WELネットで支援を行います。今回、応援職員をはじめ現場の皆さんは感染防御に気を配りながら、介護サービスの提供に従事することに毎日毎日大変ご苦労をされていると思います。本当に心からねぎらいの言葉を送らせていただきたいと思います。また本当にこれはいつ、どこで、誰がかかるか分からないウイルスでありますから、濃厚接触者になった施設の職員さんからは、この方は症状もない状況なんですが、そういう中で「施設が大変な時に自宅待機となることに申し訳なさ、歯がゆさを感じる」というふうなことを言われているそうでございます。これは使命感の高さが伝わってまいります。でも今は安心して人と人の接触を避けて、ご自身の体調管理を優先させていただきたいと思います。そして自宅待機の期間が終了した際には再び復帰していただきまして、利用者のケアに尽くしていただけたらというふうに思います。おそらくこうした方々の復帰を施設の皆さんも入所者、利用者の皆さんも心待ちにしていると思いますので、何よりも今はご自身の健康に気を配ってください。以上です。
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