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新型コロナウイルスの感染の確認(12月24日公表分)に関する記者発表の要旨について

ページID:0017259 更新日:2020年12月25日 印刷ページ表示

日時:令和2年12月24日(木曜日)11時00分~11時29分

場所:知事会議室

 

 

(知事)

 今日は定例の会見ではありますけれども、最初にコロナに関係する会見をさせていただきます。それが終わった後に代表質問もございますので、定例の会見の方に入らせていただきたいと思います。

 まずですね、年末年始を迎える中でその期間もですね、休みなく緊張感を持って感染リスクを負いながら頑張っていらっしゃる方がたくさんいらっしゃいます。例えばですね、まず医療機関、これは民間の先生方、診察とそれから検査双方を担って医療従事者の皆さんが頑張っていただいています。お医者さんや看護師さん、本当に検体採取から検査をやるところもあれば、診察をしてPCRの検査センターにつないでいただくところもあれば、本当に奮闘していただいています。さらに陽性になった方の入院受け入れ、治療に当たっていらっしゃる方、医療機関もありまして、ここではもう本当に日々日々精神的にもつらい状況の中で治療ケアに当たっていただいている医療機関の先生方や看護師さんの皆さんに思いをはせていただけたらと思います。それから次に保健所の皆さん、これは難しい作業が続いています。いろいろな思いがあって、なかなか陽性者の調査は難しい面がありますけども、それができないと追い掛けることもできない、囲い込みができないと感染拡大になるということで一人一人丁寧に対応しながら、どこで誰と会ったのか、いろんなことを聞き出すための調査を続けてくれています。この作業も本当に夜中まで掛かることもありますので、そういった方々にも思いをはせていただきたいと思います。それから検査機関、こちらも抗原検査は先生方にやっていただいていますが、PCRの方は本当に1日に4回転ぐらいをするような状況が続いておりまして、こちらも正月もなく稼働する予定になっていますので、そういった方々にも思いをはせていただきたいと思います。そしてもう一つが、高齢者や障害者施設もそうなんですけども、社会福祉施設関連の方々はひとたびここでクラスターが発生すると、重症化の可能性や医療資源の負荷の高まりというものを考えて、日々日々、丁寧に丁寧に頑張って感染を食い止めるために緊張感を持って、普段ですら大変なお仕事なんですけども、そのことにも気を配りながら奮闘していただいております。こういった方々の負荷を下げていくには感染数を減らしていくしか方法がありません。昨日は47都道府県全県で陽性が確認されました。感染者の総数も過去最高ということでございます。この状況で年末年始を迎えますので、一人一人の皆さんの一層の、かからないように気を付けること、うつさないように気を付けること、そのために何が必要なのかもう一度お考えいただきたいというふうに思いますので、くれぐれもよろしくお願い申し上げます。

 それでは、昨日の状況等について説明させていただきます。昨日は県内で新たに7名の陽性が確認されました。既存事例で5名、新規2事例で2名となります。感染が確認された方々に心からお見舞いを申し上げさせていただきます。先月、クラスターが同時に六つ発生した時には1週間がヤマ場だということでお願いをし、県民の皆さんがそれを受け止めて注意深く行動していただいたことによりまして、なんとかクラスターのヤマは乗り越えることができました。もちろん医療現場はヤマが越えられているわけではありません。今回少し落ち着いて踏ん張っていたんですけども、若干増え始めている、全国的な傾向と同様にですね、増え始めているような状況でございますので、ぜひ皆さん、ここは踏ん張りどころ、この年末年始に向けての踏ん張りどころであるということで注意喚起させていただきたいと思います。

 まず、入退院の状況でございます。医療機関に入院されている方は変更ございません、26人。重症者の方も変更ございません、4名でございます。そして、宿泊医療施設に治療入られている方が1名増えて4名でございます。それから自宅療養をされている方が2名増えて7名でございます。一方で退院された方、ご回復された方が4名増えて341名となっています。

 次に、各事例への進捗状況でございますが、まず封じ込め事例については特に変更がございません。明日までの健康観察を待っているところがいくつかありますけど、今日は変更がございません。

 次に、囲い込み事例でございます。この103事例目については、これは入院前に検査をして陽性が出たケースでございました松山市の80代の女性の方でございますけれども、この関係者のうち7名健康観察が終了をしたということで念のため検査を実施いたしましたところ、全員陰性が確認取れましたので変更はございません。

 115事例目は新たに囲い込み(事例)に入ってきたケースでございます。濃厚接触者1人いらっしゃいましたけども、陰性でほとんど外に出てていない方でございまして、接触者が確認されませんでした。ということで濃厚接触者の自宅待機と健康観察を残すのみになったので、囲い込み事例に入ってまいります。

 次に、調査中事例に入ってまいります。こちらは114事例目岩城橋建設工事関連の事例ですけども、昨日お知らせしたと思います。濃厚接触者13名を検査し全員の陰性が確認されました。この結果、濃厚接触者は14名いらっしゃいますが、全て陰性が確認されたことになります。ただ、念のため引き続き保健所において濃厚接触者の健康観察を行うとともに、さらなる調査も継続中でございます。工事完成時期に影響が出ないよう工事の進捗管理にも注力してまいりたいと思います。上島町では今回初めての陽性確認でございました。不安感もあったと思いますけども現段階では感染の広がりはないこと、この会社、ご本人もしっかりと対応しておりましたので、そういったことは確認されておりますので、この時点ではご安心をいただきたいと思います。

 次に、陽性者の概要等でございますが、116事例目。こちらは松山市の40代の方でございますけども、昨日濃厚接触者10名を検査いたしまして1名陽性が確認されました。この方は最初の陽性者の方と接触のあった方でございます。概要は30代女性、住所地は松山市、職業はご本人の強い意向で非公表とさせていただきます。この方の現段階での調査では濃厚接触者3名を確認しております。うち1名は県外在住の方でございまして、関係自治体に連絡済み、そちらの方で調査を進めてまいります。県内在住の2名につきましては、既に昨日検査を実施しまして、陰性が確認されました。この段階ではそういうことでございます。

 次に、117事例目でございます。こちらは、昨日16名の濃厚接触者を検査し、3名の陽性が確認されました。この3名の方についてそれぞれ概要を申し上げます。384人目の方、40代女性、住所地は松山市、職業は会社員。昨日公表した最初の方ですね、陽性者の方の仕事上の関係者の方でございます。この方の現段階での調査では、濃厚接触者1名を確認しています。お二人目、385人目の方になりますが、40代の男性、住所地は松山市、職業は自営業の方でございます。この方はですね、この最初に確認された方と、仕事以外で接触のあった方でございます。この方については、現段階の調査では濃厚接触者2名を確認しております。3人目の方、386人目になります。30代女性、住所地は松山市、職業は会社員。こちらはですね、最初に陽性が確認された方の仕事上の利用客に当たる方でございます。なお、この117事例目ですね、最初の陽性者の仕事上の利用客の方は、全て把握できておりまして、順次、自宅待機をしていただき、検査を進めております。今のところ、他の利用客は陰性が確認されています。今の段階ですね、現段階での調査、この3人目の方、女性の方の濃厚接触者は、別途8名確認をしております。

 次に、118事例目でございます。昨日は濃厚接触者6名の検査を実施し、1名の陽性が確認されました。この方の概要でございますが、50代の男性、住所地は松山市、職業は会社員の方でございます。こちらの方は最初に確認されたこの50代の方の陽性者の同僚の方でございます。その最初の陽性確認された陽性者の方と行動を共にしていたことが確認されておりますが、別途感染拡大地域への複数回の滞在歴も確認されております。この方の現段階での濃厚接触者は2名確認されております。調査が引き続き、この三つについては検査も進められているという段階でございます。

 次に、昨日確認された新規2件でございます。まず119事例目、こちらは陽性者の概要が20代の女性の方でございます。住所地は松山市、職業は会社員の方でございます。これはまだ確認されたばかりですので、現段階の調査では濃厚接触者4名を確認しております。

 次に、新規事例、120事例目でございます。こちらの方はご本人からの強い意向がございます。調査に協力していただくためにそれを受け止めて、年代、性別、住所地、職業は非公表とさせていただきますが、松山市保健所に届出のあった方でございます。この方の現段階での濃厚接触者は1名を確認しています。以上が感染結果、感染者等々のご報告でございます。

 県民の皆さんにこれからお願いを申し上げたいと思います。陽性者の意向もございますので、どの事例ということは申し上げません。ただ、12月以降の陽性確認は、大半、引き続き松山市が中心でございます。そして、会食や会合を契機とする感染、あるいは他県でクラスターが発生した勤務先での陽性確認、こういったことが目立っているのはこれまでの会見、発表でお分かりいただけると思います。現在、関係者が幸い、迅速に濃厚接触者の調査・検査を行って、現段階ではそうしたケースでも何とか感染拡大は見られない状況が続いておりますが、ただし、いつクラスター化してもおかしくない状況にあるというふうに言えると思います。それぞれの職場での感染防止対策が実践、徹底できているのか、あらためて確認をお願いしたいと思います。また、会合、会食の場では、利用客の皆さん、そしてお店の皆さんも、双方がきっちりと気を付けて、国の分科会でも示されたようなことを徹底していただければお楽しみいただけるというふうに思いますけども、気を付けるということが極めて重要でございますので、くれぐれもよろしくお願い申し上げたいと思います。

 年末年始で人と人との接触の機会が増えること、そして、冬の乾燥による感染が広がりやすい状況が懸念されています。これも繰り返しになりますけども、以前にも申し上げましたとおり、まず風邪症状があったら、どの事例とは申し上げませんけど、ちょっと体調が悪いのに出勤されて、後で確認されるとかいうケースもあります。もう本当にこれ感染拡大につながりますので、発熱のみならず風邪症状があれば、ためらわずに会社の方もそういった意向を伝えて欲しいんです。通勤・通学や外出を控えてください。そして、熱が高くなくても、早めにかかりつけ医の先生に連絡をして、そして受診をしていただきますように、早くやっていただくことによって、早期発見で感染拡大が食い止められますので、これはくれぐれもよろしくお願い申し上げます。それから、診療・検査医療機関、かかりつけ医の先生方も本当に迅速な診察と検査に協力をいただいております。1日にですね、抗原検査等々もコンスタントに平均で110件以上行っていただいております。1週間に1回の集計にしていますが、この昨日の66件はあくまでも行政検査で、これ以外に110件以上の検査が平均的に行われているということでございます。引き続き、医師の判断の下、必要な検査、コロナの検査、積極的に行っていただきますようどうぞよろしくお願いいたします。

 お正月は、一定の人の交流も想定されます。年明けの仕事始めにおいても、体調が悪い場合は、無理して通勤・通学をしないということを、それぞれが今のうちから周知をお願いしておきたいと思います。繰り返しになりますが、かかりつけ医など医療機関を受診する際は、前もって電話で連絡をしていただきますようにお願いします。そして、かかりつけ医がいない、どこ行ったらいいか分からない、年末年始でお休みだった、こういう場合もあると思いますので、相談する医療機関に迷うときはこちらです。年末年始24時間開いています。「受診相談センター」24時間対応、「089-909-3483」。この番号に遠慮なくご相談いただけたらというふうに思います。年末年始でも発熱者への診療や入院患者を受け入れる医療機関、また調査や検体採取を行う保健所、PCR検査を行う検査機関、重症化しやすい高齢者へのケアを行う高齢者施設、こういったところでは冒頭申し上げましたように大きな負荷が掛かります。こうした現場の方々への思いをとにかく優先して思っていただきたいと思います。全国的には医療現場の疲弊、昨日のニュース等々、全国ニュースでも相当な取り上げられ方をされています。愛媛県も同じでございます。ぜひ皆さんそれぞれが、感染を食い止めることが、かからないことが負荷を弱めていくということに直結しているということ、このことを思っていただき、感染回避行動を実践していただきますよう、くれぐれもよろしくお願い申し上げます。以上です。

 

(愛媛新聞)

 先ほど会食についての話あったが、菅首相の5人以上の会食が注目されたりして、店舗での会食控えがかなり進んでいるようだ。県内でもかなりの飲食店は厳しい状況だが、会食自体は自粛してほしいというわけではなくて、会食時にちゃんと注意しましょうという呼び掛けか。

 

(知事)

 そうですね。何事もそうなんですけども、今もう全国的な感染状況を見て、いつでも誰でもどこでも(感染の)可能性はあるというふうなことを前提に、あらゆる行動をしていく必要があると思います。例えば、飲食でもお店でしっかりと対応しているところもたくさんありますし、ただそれが今一つできていないところも現実問題あると思います。利用されるお客さん側においても、ちょっと気が緩んで大声で長時間しゃべったりですね、そういうケースもあると思います。でも本当にそういうきちっと対応されてるお店で、きちっとルールを意識しながらですね、楽しむ分には感染というものに直接結び付かないという可能性も高いと思いますので、要はお店も利用者も双方が気を付けて、(会食を)楽しんでいただくというのが大事ではないかなと思っています。

 

(テレビ愛媛)

 117事例目に関して、利用客の把握はできているということだが、これクラスターになる恐れもあるということで検査の方は急いでしていることなのか。

 

(知事)

 別に117事例目だからクラスターになる恐れがあるというふうなことではなくて、どのケースでもあるということだと思っています。今回3人なんですけど、利用客の方はそんなにたくさんの人が利用されてる所ではないので、全て把握できているというふうな状況です。それにそれらの方々にはもう全部連絡が行き届いてまして、既に自宅待機に入っていただき、あとは潜伏期間の関係で検査が随時行われているという状況になっています。そこで陽性が出たらさらに追い掛けていくと。もうこれはもう繰り返していくしかないという状況でございます。

 

(愛媛新聞)

 関連して、利用客ということだが、場所はどのような場所を。例えば飲食とか、そのようなどのような場所かどうかってのは今のところは。

 

(知事)

 これはご本人の強い意向がございますので、この発表にとどめさせていただきます。その代わり今申し上げたように、そうしたことを受け止めていただいた中で、全面的に調査にはご協力をいただいているということでございます。これは本当に、中にはね、もっと情報という方もいらっしゃるとは思いますけども、あくまでもこれまで申し上げてきたように調査が優先です。そのことによって調査が怖いから、これは個人の感情ですから、特定された刑事事件みたいなことになるんじゃないかというようなことも頭をよぎるのかもしれません。じゃあもうちょっとしゃべれないですとなったときの方がよほど怖いんじゃないかなと。むしろ、そこのぎりぎりのやり取りを調査を行っている保健所の職員たちは頑張って聞き出すことを最優先に頑張っていると思っていますので、ぜひこの点はご理解をいただきたいというふうに思います。そして、これもずっと言い続けてきましたが、隣に、近くに陽性者がいようがいまいが、やることは感染回避行動で何ら変わらないと。むしろいつでもどこでも誰でもが、全国どこでも感染の可能性があるという前提で、感染回避行動をしっかり行っていただくことが今重要であると。最優先で考えていただきたいというふうに思います。

 

(愛媛新聞)

 関連ですが、利用客の方の検査はあとどれくらい残っているのか。

 

(知事)

 ほぼ終わっています。

 

(愛媛新聞)

 この中では今のところお一人だけ。

 

(八矢副知事)

 若干残っていらっしゃるというだけです。

 

(愛媛新聞)

 数人。

 

(八矢副知事)

 若干名です。

 

(知事)

 数人までいないんじゃないかなと思います。

 

(あいテレビ)

 ここ数日、感染が拡大している地域への滞在歴がある方の感染というのも目立ってきているかと思うが、そのあたりの受け止めはいかがか。

 

(知事)

 そうですね。全国的な県境をまたぐ移動制限が国として行われているわけではないので、ただ、感染拡大エリアにおいては、そうでない地域以上に感染する可能性が高い。というのは、こうした事例ごとに追い掛けはもうできなくなってきていると思います。ということは市中感染がまん延し始めてる可能性が極めて高いと。例えば、東京は昨日医師会でしたかね、分科会かちょっと忘れましたけど、23区はもうまん延ですと、そういったはっきりとした言葉もあったぐらいですから、どうしても行かれる場合は最大限の注意を払っていただきたいということ。それから、やっぱりもう一つ懸念するのは帰省、両方ですね。これから、シーズン的に帰省の時期でございますので、これはもう相当、今回は考えていただきたい。特に愛媛県内でも残念ながらお亡くなりになった方がいらっしゃいますけども、全員が高齢者の方でございます。ないしは基礎疾患もお持ちの方でございますので、そうした方々がご家族にいる場合は、これはもう本当に家族で、命を優先していただくためにも話し合っていただきたいというふうに思います。

 

(愛媛新聞)

 医療現場について、負荷が高い状態が続いているということだが、逼迫(ひっぱく)という言葉を使ったかと思うのだが、具体的にはどういう状況なのか。

 

(知事)

 これも申し訳ないです、繰り返しなるかもしれないんですが、この(入院中の)人数だけ見るとですね、ピーク時が68ぐらいまでいっていたと思うんですよ。この数字だけ見ると随分減ったねと思われるかもしれませんが、この大半の方は先ほど申し上げたような高齢者施設等々のクラスターもありましたので、高齢者の方がほとんどで、長い人で、もう入院期間が1カ月を超えます。なかなか回復されないですね。お年寄りや基礎疾患等々をお持ちの方だと、通常の方がかかって入院した場合は、例えば極端な話、看護師さん1人のお世話、ケアで済むかもしれませんが、お世話、介護、身体を拭いたり起こしてあげたり、いろんなリハビリのちょっとした事を手伝ったりという、その専門家でない看護師さんたちがやっているというのが現実です。1人ではとてもできない人、3人、4人、5人と人的資源を投入せざるを得ない状況になってますので、減ったからといって負荷が下がっているわけではなくて、入院されている方の状況を見てみると、常に感染リスクを考えながらですね、より神経をすり減らされているような状況がこの医療現場ではないかなというふうに思います。

 

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