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新型コロナウイルスの感染の確認(37事例目・38事例目)に関する記者発表の要旨について

ページID:0017229 更新日:2020年11月13日 印刷ページ表示

日時:令和2年11月12日(木曜日)15時00分~15時28分

場所:知事会議室

 

(知事)

 昨日の夜、県内で新たに二つの事例、37事例目、38事例目、それぞれ3名、1名、合計4名の陽性の確認がなされましたので発表させていただきます。118人から121人目の方になります。(パネルの)こちらの(37事例目の)方がですね、県外で陽性が確認され、調査の上、濃厚接触者(として)愛媛県内の方(が)いらっしゃるということで連絡があり、検査をして陽性が確認されたもの。(パネルの)こちらの(38事例目)方は県内の医師から検査の要請があって確認がなされたものでございます。

 だいぶ踏ん張って落ち着いている県内の情勢でございますけれども、一度に4名が確認されたということ、また、皆さんもご案内のとおり全国的にも陽性確認が増加傾向にあって、昨日は全国で1,500人を超える陽性確認があったということで不安を感じてらっしゃる方も多いと思いますけども、これまでどおり関係機関と連携しながら全力で早期の囲い込みに入っておりますので、冷静に受け止めていただけたらというふうに思います。

 まず、検査状況でございますが、昨日は12件の検査がございました。その中で4件の陽性、8件の陰性ということでございます。内訳は、先ほど申し上げましたように、他県から依頼のあった濃厚接触者が4名いらっしゃいまして、その検査の結果は陽性3件、陰性が1件でございました。また、県内の医師から要請のあった新規は8件ございましたけれども、そのうち1件が陽性で、7件が陰性ということでございました。

 既に陽性者の方と連絡が取れておりまして、今後の治療内容等をご説明するとともに、保健所の調査への協力を依頼しております。本人の意向も踏まえつつプライバシーに十分配慮しながら公表させていただきたいと思います。

 それでは事例ごとに説明させていただきます。37事例目でございます。この事例は奈良県で11月10日、おとといに陽性が確認された方に松山市の行動歴があったとして、昨日11日に関係自治体から松山市保健所に調査依頼があったことが端緒となっております。この連絡を受けて昨日、松山市保健所が関係者を調査した結果、濃厚接触者4名の方を確認し、検査を実施いたしました。県衛生環境研究所の方にPCR検査が回ってまいりまして、昨日19時ごろ3名の方の陽性が確認されたということでございます。

 ちょっと分かりにくいと思いますので、パネルを作ってまいりました。まず(パネルの)こちらが奈良県から来県された方、これは県内の方でございませんが、陽性が奈良県で確認されています。そしてこの118人目の方がAさん。119人目の方が B さん。この二人は40代の男性で、住所地はお二人とも松山市でございまして、職業は会社員で、この二人は同じ会社に勤務をされておられます。

 120人目の方。こちらのCの方でございますが、こちらの方は50代の男性、別の会社になりますが、住所地は松山市で職業は会社員ですけども、この二人とは別の会社に勤務をされている方でございます。その他にこの方(奈良県から来県された方)、他の県にも行かれてますので、他県に濃厚接触したとみられる方が5名。これは愛媛県ではございません。なお、(パネルの)こちらのA、Bの方が勤務されている会社では、この後、会社の方で公表をされると聞いております。

 次に奈良県の陽性者の方との接触状況でございます。11月6日は仕事の関係および複数での会食をされてます。この会食が他県から来た方も含めて10名いらっしゃったというふうに聞いております。そして、 A、B、C 、先ほど申し上げた3名と、検査でもう1名は陰性が確認されました。この方と、それから、県外、他県の在住者5人とご本人で10名ということになります。

 翌日7日も奈良県の陽性者とA、B の方、この3名は行動を共にされておられます。なお、県内では移動の時に公共交通機関は使っておられません。関係者の車で全て移動をされているということでございます。その後、奈良県の方は松山空港から伊丹空港に移動しておられます。

 現時点での保健所の調査では、3名の方の症状でございますが、Aの方は9日に関節痛、10日から37度台の発熱と喉の痛みが若干あったそうですが、現時点では症状はなくなっている、無症状だそうでございます 。Bの方ですけども、こちらの方は10日に発熱、37 度4分の発熱があったそうであります。また同時に倦怠(けんたい)感もあったそうでありますが、11日にはいったん症状が治まったようなんですが、現時点では若干37度3分の微熱があるそうでございます。Cの方は現在に至るまでこの(パネルの)点線で表しておりますけども、無症状が続いているということでございます。現在、AとCの方は症状なし。Bの方は発熱の症状、37度3分ありますが軽症であり、全員、本日県内の指定医療機関に入院をしていただいているところでございます。

 次に、この37事例目の濃厚接触者など関係者調査の状況を説明させていただきます。現在判明している濃厚接触者について、パネルで示させていただきました。Aの方、この方にはご家族が5名、B の方、ご家族が3名、Cの方ご家族が3名。5、3、3といらっしゃることが確認されています。また、AとB の方は同じ会社にお勤めと先ほど申し上げましたが、この方の同僚の職場関係者が5名いらっしゃいます。なお、Cの方については、勤務先の同僚5名と仕事上の関係者4名、職場関係で合計9名、接触者として確認しておりますが、濃厚接触者に当たるかどうか、今、保健所が検討中でございます。ただし、一応これも念のため、この段階で濃厚接触者になろうがなかろうが全員 PCR 検査を実施することといたします。濃厚接触者かどうか、というのはその後保健所が判断しますけど、とりあえず全員やりますということをお知らせさせていただきます。この合計25名の方につきましては、本日中に検体を採取して、既に検査を今実施中でございまして、結果は今日の夜遅くに判明すると思います。

 また、A、Bのご家族や、Cのご家族、それから(A、Bの)職場関係者5名。ここには症状がある方は今いらっしゃいません。全員無症状の方であります。ただ、こちら(Cの職場関係者)の9名の方の中に1名だけ鼻水程度ですけれども、そういった症状があるというふうな確認がなされているところでございます。ですから、もう既にこの症状のない方々については、もうこの段階で自宅待機を受け入れていただいてますので、その点は冷静に受け止めていただきたいというふうに思います。

 なお、陽性が確認されました3名とも不特定多数の方と接する業務ではないということでございます。また、仕事以外の行動歴でも外出時はマスクを常時着用されてることも確認されました。ということで、現在この職場関係、家族関係以外の濃厚接触者は確認されていません。また、奈良県の陽性者の方が宿泊されたホテル、それから会食された飲食店、施設等々については、保健所から既に連絡を入れていただき、全ての施設で消毒が完了していることも併せてお知らせさせていただきます。なお、奈良県の陽性者と接触のあった愛媛県内の濃厚接触者4名のうち、陰性が確認されたこの1名の方は念のため、陽性者の方との最終接触日から、この方も2週間自宅待機と健康観察をお願いしまして、同様に受け入れていただいているところでございます。以上が37事例目の状況でございます。

 次に、38事例目。県内の医師から要請がありましてPCR検査を実施した事例でございます。こちらの方は、40代の女性の方で、住所地は松山市、職業は会社員の方でございます。こちらの女性の勤務先もこの後、公表されると聞いております。

 次に、症状・経過・行動歴等でございますが、この方には11月5日から咳があって、翌6日の夜には38度6分の発熱と倦怠感があったそうです。翌7日にも若干熱は下がって37度5分になったそうなんですが、(発熱が)続いたことから医療機関をこの段階で受診をされました。9日も発熱が続くことから同医療機関を再受診。そして、翌10日には熱が下がったんですが、コロナの特有の症状の嗅覚、味覚障害の症状が、この10日ぐらいから現れたそうであります。そこで、同医療機関を再受診。この嗅覚、味覚障害が現れたということで医師の判断により、翌11日に松山市地域検査センターにおいて検体を採取し、昨日の19時ごろにPCR検査で陽性が確認されたというのが経緯でございます。

 現時点では、咳と味覚障害はあるそうなんですが、発熱は治まっておりまして、この方も本日、県内の指定医療機関に入院済みでございます。ということで、(パネルの)医療機関(のところ)が若干入院中の方が増えているということでございます。昨日まで1名(だったの)が、(新たに)今の4人が入院されたということで5名ということになっています。

 現時点での保健所の調査では、この方の行動歴として発症前2週間での県外の滞在歴はないと確認されてます。また、感染力があるとされる発症日の2日前に当たる3日以降の行動は、勤務が4日から6日までの3日間。それ以外は、医療機関の受診等生活上必要な行動のみであるそうで、外出時は常にマスクを着用されていたということでございます。また、通勤も公共交通機関の利用はなく、全て自家用車での移動ということでございます。

 また、お仕事の状況は接客のように広く県民の方と接する業務ではないということでございまして、濃厚接触者としてご家族が1名いらっしゃいます。この方とそれから同じ部屋で勤務されている勤務先の同僚3名の方、合計4名を確認しておりまして、こちらも本日、今、検査を実施中でございまして、夜に結果が判明する予定でございます。現在(パネルの)こちらの4名の方の中に若干ですが、症状のある方が1名いらっしゃると聞いております。このように引き続き、2事例とも速やかに調査、検査をどんどんやっていきまして、囲い込みに注力をしてまいります。関係者の方々には全面的なご協力をぜひお願い申し上げたいと思います。

 全国では連日1,000名を超える陽性確認が続いております。また昨日は、1,500人と過去最多に迫るような確認。そして全国へと広がっているのが現実でございます。首都圏や大都市近郊だけでなく、地方によっては多くのクラスターが発生しているところもございます。一部では第3波というふうな言葉が飛び交う地域も出てまいりました。ただ難しいのは、ある地域では飲食店に集中して、若者中心であったり、ある地域では飲食店ではなく幅広いところで発生し、年齢も若者から高齢者まで満遍なく発生している地域もあって、地域によって事情も異なっているようでありますが、拡大の傾向にあることは間違いないというふうに思います。

 これから、年末年始にかけまして、大みそかや初詣などの不特定多数の人が集まる季節の行事もありますし、忘年会や新年会と言った大人数による会食もでてまいります。こうした場において感染リスクやクラスターの発生リスクが高まりますんで、感染防止策の徹底をくれぐれも県民の皆さん、そういった時には、よろしくお願い申し上げたいと思います。国の専門委員会からも発表のあったことを、ちょっとかいつまんで6点申し上げます。(一つ目は)少人数でなるべく普段一緒にいる人と会食等々は行っていただく。

 二つ目、体調が悪い場合はもう躊躇(ちゅうちょ)することなく欠席する、参加しない、そして主催者の側も参加させない。

 三つ目は、ガイドラインを遵守しているかどうか店舗の姿勢を確認する。その遵守している店舗を利用する。

 四つ目は、そういった会の時に大声にならないようお互い注意をする。

 五つ目は、会合が長時間にならないよう注意をする。

 六つ目は、会話する場合には可能な限り距離を置いていただく。

 こう言ったことが公表されて呼び掛けられています。ぜひ、会食をする際には、今申し上げた六つの点に気を付けながら工夫していただきたいと思います。

 また、先日の記者会見でもお伝えしましたが、冬の特色であります寒さと乾燥には特に注意が必要で、冬場は屋内で過ごす時間が長くなりますけれども、感染した特にお店なんかの状況を見ますと、やっぱり換気が不十分な所で感染が多く発生している傾向が統計としては出ておりますので、換気をしっかりとしていただくこと、寒いですから難しいんですけども、しっかりこれを行っていただく必要があると思います。

 3密環境が発生しやすくなることが予想されます。また、乾燥した部屋では飛沫(ひまつ)が長く浮遊し遠くまでウイルスが届いていくということもありますので、このようなことを改善するために、暖房を上手に活用した適切なタイミングでの換気、それから湿度を40%から60%に保つとウイルスの活動を抑えられるという知見も出ているそうなんで、加湿器を利用するなどの対策も、お店やご家庭でもぜひお願いしたいと思います。

 最後に、それらを総合して考えるために呼び掛けてきた感染回避行動、「うつらないよう自己防衛」、「うつさないよう周りに配慮」、「習慣化しよう3密回避」、これを忘れずに行動をしていただきますようお願い申し上げたいと思います。以上です。

 

(あいテレビ)

 今回、37事例目も38事例目もご家族がいらっしゃるようだが、学校とかそのあたりの関係者はいらっしゃるのか。

 

(知事)

 学校関係者もいらっしゃいますけれども、全員先ほど申し上げましたように症状ございません。感染力がない、弱い段階でございますので、既に全員自宅待機をしておりますので、ここは冷静に受け止めていただきたいと思います。もちろん、今日、検査結果出ますので、この結果によってさらなるアクションを起こす可能性はあるということでございます。ただ、全員無症状ということでございます。

 

(南海放送)

 女性の方だが、2週間以内に県外滞在歴なしということで、現在のところ感染経路不明ということか。

 

(知事)

 調査中ということですね。今、先ほど申し上げましたように、ご家族と職場の方に、今日、検査を今していますので、場合によってはそちらの方(からの感染という)の可能性もゼロではありませんから、この段階ではまだ調査中ということが適切なのかなというふうに思っています。

 

(愛媛新聞)

 37事例目の方は、感染経路としては奈良からいらした方からだというふうに考えているか。

 

(知事)

 発症のタイミング等々を考えると、そして愛媛県の状況を考えますとその可能性が高いというふうには思います。ただ、複数の県に行かれていますので、どこからということはちょっとまだ、われわれ直接調査してませんので分かりません。

 

(あいテレビ)

 37事例目で、奈良から来た方と合流した翌日に3人が行動をなさっているということで、車で移動なさっているようだが、行き先等々で何か広く観光地であったりとか、そういったところの接触状況等はどうか。

 

(知事)

 行き先も確認が終わってまして、濃厚接触者がいらっしゃる(発生する)ような場所ではないということでございます。

 

(八矢副知事)

 観光地、人混みの中に行っているというような話もございません。

 

(朝日新聞)

 38事例目は感染ルートとしては分かっていないということでいいのか。

 

(知事)

 というかこういう場合ですね、家族の方と職場の方は、いま検査をやっているさなかでありますから、そこで仮に陰性が出た場合はですね、ちょっと感染経路は分からないかなという可能性も出てまいります。こちらの方で、もし陽性が出たら、場合によってはその調査でルートが判明する可能性も出てくるかなと。ですから今はともかく調査中としか言えないんじゃないかなというふうに思っています。

 

(南海放送)

 発表の中でもありはしたが、これから忘年会シーズンということで、まさに今回会食で感染したんじゃないかということで、今後忘年会シーズンを迎える中で、あらためて、具体的にどういうふうに気を付けてほしいといった呼び掛けがあれば。

 

(知事)

 これは専門部会からも公表されたとおり、さっき申し上げた六つというのは分かりやすい呼び掛けではないかなと思います。特にですね、お店の方にお願いしたいのは、「えひめ版協力金」を活用して、それぞれのお店、他地域と比べたら(感染拡大防止策に)取り組んでいただいてるお店は早い段階から多かったと思いますけれども、特にこの冬場に入ってきますと寒くなるので、どうしても換気がおろそかになる可能性があると思いますので、お店での換気というのは、特に飲食経営者の皆さんはちょっと工夫を、いろいろ考えていただきたいなというふうに思いますね。

 

(朝日新聞)

 昨日、日本医師会の会長が全国的にも第3波というご認識をお示しになったようだが、県内的にはこれまで収まっている中で、全国的な状況として県としての認識としては、やっぱり第3波という認識があるかどうかいかがか。

 

(知事)

 3波という言葉がどうかという問題は別として、感染拡大傾向にあるということは間違いないというふうに思います。ですから、人の移動も多くなってきていますので、当然そのリスクも高くなる、年末にかけて気温が下がってくる、乾燥しやすくなる、さらには行事が多くなる、というもろもろの要因を全て考えると、さらに拡大する可能性はどの地域においても増してくるという前提で対処していった方がいいと思っています。

 

(南海放送)

 A、B、Cのお三方だが、奈良県から来た方と会食をしていたということだが、この3人自身も県外で滞在歴はないということでよろしいか。

 

(知事)

 ないです。

 

(読売新聞)

 38例目の件で、先ほど報道資料が会社から発表があり、NHKの職員の方ということで、報道関係という何か取材に出られて。

 

(知事)

 先ほど申し上げましたように内部で。

 

(読売新聞)

 内勤だけということで。

 

(知事)

 そうです。ただしそれは調査で聞いただけなんで、より詳しくは会社の方にお問い合わせいただいた方が確実だと思います。

 

(毎日新聞)

 37事例目の方について、10名で会食されたということで、特別に長時間に及んだとか、お店の感染対策の不備があったとか、把握されている内容があれば。

 

(知事)

 愛媛県は先ほど申し上げましたように、「えひめ版協力金」で各お店でしっかりと対応はしていただいています。それで完璧に防げるわけではないんですけども、そういう中で経営はされていると思います。既に消毒も念のため実施していただいていますので、やれるだけのことをやっていただいているかなというふうに思っています。

 

お問い合わせ

保健福祉部保健福祉課

〒790-8570 松山市一番町4-4-2

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ファックス番号:089-921-8004

 

保健福祉部健康増進課

〒790-8570 松山市一番町4-4-2

電話番号:089-912-2400

ファックス番号:089-912-2399

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