ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 組織でさがす > 保健福祉部 健康衛生局 > 健康増進課 > 新型コロナウイルス感染症に関する記者発表の要旨について(令和2年2月24日)

本文

新型コロナウイルス感染症に関する記者発表の要旨について(令和2年2月24日)

ページID:0017132 更新日:2020年2月25日 印刷ページ表示

日時:令和2年2月24日(月曜日)16時30分~16時44分

場所:知事会議室

 

【記者配布資料】

 

(知事)

 休日に急きょ、お集まりいただきまして、どうもありがとうございます。皆さんそれぞれお忙しい中であったと思いますが、申し訳ありませんでした。ただ、案件が案件なので、ご容赦いただきたいと思います。今からここ一両日中の動きがいろいろありましたので、できるだけ、個人情報はちょっと控えさせていただきますけれども、経緯については詳らかにお知らせしたいと思います。取り上げられ方によっては誤解を招くおそれもありますので、できるだけ細かく私からお話ししますので、慎重に丁寧に扱っていただけたらと思います。どうぞよろしくお願いします。

 ご案内のとおり、厚生労働省では、船内での集団感染が発生したクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」に関しまして、船内でウイルス検査の結果が陰性であり、2週間船内の自室で待機した上で経過観察をし、ウイルスに感染していないことが確認されたといわれる乗客の方々が、2月19日から21日にかけて順次下船したところでございます。これについては皆さんもご存じのとおりだと思います。実は、この間に、本県関係の下船者の状況については、全く国から知らされていない状況でした。本県関係の下船者の状況について、正式に知らせがあったのが、2月23日日曜日の未明、午前3時40分でございます。昨日の3時40分に厚生労働省から本県担当課宛にメールで名簿の送付がございました。すぐ私にもその旨の報告がありましたけれども、朝方ということもあって、翌日からのアクションについて、いろいろと考えさせていただきました。当初、メールで名簿の送信があった段階では、国は2月25日、3月2日、3月6日、3日間について健康状況を確認をしてもらいたいという要請がございましたが、昨日、毎日(健康状況について確認を行う)ということに切り替わっているところでございます。

 7名の方がいらっしゃって、5名は20日木曜日、2名は21日金曜日に下船し、県内に帰られています。7名は全て60歳以上の方、男性3名、女性4名でございます。まずもって、7名の方々におかれましては、本当に長期間、船中で不安の中、不自由な生活を送られてきたと思います。心からお見舞い申し上げさせていただきます。

 県では、確認だけで本当にいいんだろうかということを考えまして、独自の対応を取ることといたしました。昨日の午前中から担当部局が手分けをして、7名の方々に個々に連絡を取るということで走り回りまして、昨日の段階では7名中6名の方について、コンタクトが取れまして、健康確認を行いました。残る1名の方は、一日遅れましたが、今日のお昼ぐらいにコンタクトが取れまして、全員自宅待機をしていただいておりました。いずれも発熱や咳などの症状はないということが確認されているところです。

 しかしながら、他県においては、下船後に発熱等の症状があって、陽性確認されたケースが報道されました。そこで、本県では独自に全員の方に、県独自のウイルス検査を実施させていただけないだろうかとお願いし、全員このことについてはご理解いただきまして、既に検体をいただいて、検査を行っているさなかでございます。この結果については、明日の午後くらいに判明すると思います。判明次第、本人にお知らせした上で、皆さんにもあらためて結果をお知らせさせていただきます。

 また、下船日の翌日から2週間、今後とも自宅で待機していただきますけれども、念のため、国の方針も毎日となりましたので、保健所が毎日、健康状態の確認を行っていきます。万一、体調不良等があった場合は、直ちに適切な医療が受けられるように、医療機関の受け入れ体制は既に整えているところでございますので、そうしたことに対処していきたいと思います。

 なお、今、感染しているわけではない、国では大丈夫との判断で下船されていますので、できれば、下船者の皆さんへの取材については、お控えいただきますようよろしくお願い申し上げたいと思います。

 県では、県内で患者が今後、今のところ、これまで検体の検査要請が10件ございましたが、全て陰性反応がでていますので、この段階で愛媛県内においては、感染者はゼロ、一人も発生していない状況ですけれども、そうは言っても、今後とも気を緩めずに、水際で止めるということも含めて、対処していきたいと思います。
また、もし患者が発生した場合にも、今の病院の構えも含めて、対応できる万全の体制をとっていますので、県民の皆様には、正しい情報を元に、冷静に対応していただくほか、風邪やインフルエンザへの対応と同様、咳エチケットや手洗いの徹底など個人個人の感染防止対策に加えまして、栄養のあるものをしっかり取っていただいて、健康維持に個人個人がぜひ努めていただきたいとお願い申し上げる次第であります。

 また、あわせて、今後の県主催行事等の対応について、報告させていただきます。先ほど申し上げましたように、これまで10人の検体が全て陰性であること、今のところ愛媛県内の感染は確認されていないこと、あわせて国が発表した国民に対するメッセージ等も踏まえて、県が主催する行事等については、一人も発生していない現時点の当面の対応として、一律の行事の自粛はせず、行事内容や参加対象等を踏まえて、中止若しくは時期変更等を行うかどうかを個別に判断していくこととしています。

 また、開催する場合におきましても、運営側において、アルコール消毒液の設置など、感染防止対策を会場で講じるとともに、感染のリスクを減らすため、風邪のような症状のある方については、参加を控えていただくよう事前や当日も呼びかけることとしています。また、参加者の皆様には、こまめな手洗いや会場に設置するアルコール消毒液等の活用をお願いしたいと思います。
市町や民間が主催する行事についても、感染者ゼロという現時点では中止要請等はせず、主催者で判断していただくとともに、できれば県(の対応)と同様に対応していただきますようお願い申し上げたいと思います。

 以上です。

 

 

(読売新聞)

 

 その7名の方に対して、県として、保健所を通じて連絡を取っている、調査をしているということだが、どのように調査しているのか。電話でなのか、それとも直接会いに行ってなのか。

 

 

(知事)

 

 基本は電話で、会っている方もいらっしゃいますね。

 

 

(読売新聞)

 

 (7名の方と)会った医療関係者とか、そういう方の消毒とか二次感染の防止みたいなこともしているのか。

 

 

(知事)

 

 もちろんこちらのスタッフを派遣するときに、しっかりとした態勢で訪れるようにというのは指示を出しました。

 また、検体を取っていますから、全員コンタクトを取っています。

 

 

(読売新聞)

 

 10体の検体とは別に、7人の検体を取っているということでよいか。

 

 

(知事)

 

 そうです。

 

 

(NHK)

 

 確認だが、7人は皆さん本県在住者ということでよいか。

 

 

(知事)

 

 そうです。

 

 

(NHK)

 

 ダイヤモンド・プリンセスの中では、皆さん、陰性だったということでよいか。

 

 

(知事)

 

 そうです。2週間の自室待機で、問題ないという判定で下船したという方々です。

 

 

(NHK)

 

 どこに住んでいるかとかということは、東予とか中予とかは。

 

 

(知事)

 

 それは、発症された場合は別ですけども、今はそういう状況ですから、今の段階では控えさせていただいた方がいいんじゃないかと思っています。

 

 

(NHK)

 

 夫婦であるとかそういうことも。

 

 

(知事)

 

 はい。

 

 

(NHK)

 

 今、ダイヤモンド・プリンセス船内に愛媛県の方はいらっしゃるのかということと、戻られた方はどういったルートで愛媛県に帰られたのかという情報はあるのか。

 

 

(知事)

 

 先ほど申し上げましたとおり、昨日の午前3時40分に厚生労働省から愛媛県関係者の下船名簿がメールで送付されてきたということです。それまでは一切情報はありませんでした。

 

 

(NHK)

 

 下船して愛媛に帰られたと思うのだが、その方々がどういったルートで愛媛に帰られたのかという情報はあるのか。

 

 

(知事)

 

 まだ、発症してない段階ですから。今回、検査も今日、行っていますし、また、今後の症状次第ではしっかりとした確認が必要だと思いますけど、今の段階では必要ないと思っています。

 

 

(朝日新聞)

 

 今、船内の中に愛媛県在住の方っていうのがいるかどうかということは把握されていないということか。

 

 

(知事)

 

 分かりません。

 

 

(朝日新聞)

 

 通知が23日の下船後にあったことに対する県としての受け止めを聞きたい。

 

 

(知事)

 

 遅いんじゃないかと思いますね。

 

 

(朝日新聞)

 

 遅いの他に、何かこう、対応とか。

 

 

(知事)

 

 方針は変わりましたけども、最初にこの報告を受けた時に、下船の情報のタイミングが2日遅いということと、それから3日間の健康確認というのは、いったいどうなんだろうかという思いがありました。まあ、毎日ということにはなりましたけども。

 

 

(朝日新聞)

 

 県として、受けた段階で、もっと、こういうタイミングにしてもらえたら、もっと適切に対応できたんじゃないのかというようなことはあるか。

 

 

(知事)

 

 自治体をもっと信頼していただいて、早く連絡をし、毎日の健康確認、それから帰った時の検査、これはもう県独自でやってますけども、それも指示していただくとかですね、そういう細かい対応を自治体を信じて、指示を出したらいいんじゃなかったのかなというふうには思いますけどね。

 

 

(共同通信)

 

 今のところ感染者がいないということだが、元々、感染症患者のために確保しているベッド以外に、追加で病床を確保したりするとかいうことはあるか。

 

 

(八矢副知事)

 

 県としては、国が示す基準に沿って、感染症病床を準備していますので、現時点で直ちに足りないということではありませんが、当然、今後の対応によっては、検討をする必要があるとは考えています。

Adobe Reader<外部リンク>
PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)

AIが質問にお答えします<外部リンク>