愛顔のえひめ（令和3年8月号）

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リボーン!!県立新居浜病院

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8月1日（日曜日）、県立新居浜病院が生まれ変わります！
「地域から信頼され、必要とされる病院」を目指して

新診療棟がオープン！

　久万高原町産の木材を多用し、木の温もりと心地良さがあふれる新診療棟。その大きな特徴の一つが「ワンフロア外来」です。従来の本館ではフロアが分かれていた受付や検査診療が、1階で完結し、院内で迷うこともありません。病室も患者さんが安心して治療に専念できるよう、安全性・快適性に配慮しています。特に建物中央部分には患者用のエレベーターを配置し、利便性を高めました。また、4～6階の病室は、スタッフステーションから見渡せるコンパクトな配置とした「見守り病棟」の体制となっています。
　屋上ヘリポートや免震構造、エネルギーセンター等、災害への備えも万全。災害拠点病院としての機能を強化し、救急・災害医療における迅速性・安全性の高い病院へと生まれ変わりました。

高度医療の提供が可能に

　3階では、東予救命救急センター、4階では、地域周産期母子医療センターの機能を強化。最新の医療機器も備え、より高度で正確な診断・治療の提供を可能とし、いっそうの救命率向上を目指します。
　もちろん、職員の働きやすさも格段に向上。職員全員が一丸となって「地域から信頼され、必要とされる病院」づくりに取り組みます

木の温もりがあふれ、明るく、リラックスできる病院づくり
かわいい小児科外来で、病院はもう怖くない!?

　新診療棟は親しみやすさを大切に、ユニバーサルデザインの考え方に基づき、誰もが理解しやすい色づかいや設置場所に配慮。特に小児科外来は、地元の新居浜太鼓祭りをテーマに、かわいいキャラクターが描かれています。これは「子どもたちには病院を怖がらず、リラックスして来てほしい」という願いから。また、売店前には、太鼓祭りでおなじみの立派な「布団締め」が掲げられています。診療を待つ間、勇壮な祭りの情景を思い浮かべるのもいいですね。
　なお、県立新居浜病院の“リボーン”はこれから。駐車場や管理棟を含めたすべての工事が終了し、グランドオープンするのは令和5年3月の予定です。

災害に強い機能を備えました

屋上へリポートを設置し、従来の地上へリポートと同時運用。新診療棟は地震の力が直接伝わらない免震構造で、東日本大震災クラスの地震でも病院機能が損なわれない設計です。

TOPICS：地域を支える県立病院

愛媛の県立病院は新居浜病院のほか、松山市の中央病院、今治市の今治病院、愛南町の南宇和病院の4つ。特に中央病院では、「高度救命救急センター」「総合周産期母子医療センター」「愛媛PETセンター」に加え、ドクターヘリ運航の基地病院となるなど、県民医療の充実・向上を図っています。他の県立病院においても、地域の中核病院としての責務を果たすため、さまざまな取り組みや機能整備を行っています。他の医療機関と連携して機能分担を行い、適切な医療が効率的に行える体制を整えるなど、県民皆さんの医療需要に応えるよう努めています。

地域に密着した「県立新居浜病院」新診療棟オープン。

［注目ビト］
愛媛県立新居浜病院
北條 禎久（ほうじょう よしひさ）院長

東予の中核病院として、地域に暮らす皆さんの健康と安全・安心な暮らしを守る県立新居浜病院。
北條院長は「地域から信頼され、必要とされる病院」を目指し、明るく元気な職員たちと日々、がんばっています。

東予の地域医療を守り「揺るがない」病院づくりを

　愛媛県立新居浜病院は、救命救急センターと地域周産期母子医療センターを有し、東予地域の医療を支える中核病院。災害時には同地域の医療拠点となる災害拠点病院でもあります。
　しかしながら、従来の本館は長年にわたり増築を重ねた結果、建物が複雑化。施設・設備とも老朽化し、このままでは良質な療養環境が保てず、南海トラフ地震などの災害時には病院機能が停止する恐れもあることから、災害に強い機能を有する新診療棟の建設を目指すことになりました。平成31年3月に始まった工事は今年5月に完了し、8月1日にオープン。翌日から外来診療をスタートします。
　このオープンを機に、職員全員が病院の理念である「地域から信頼され、必要とされる病院」を目指すことを改めて決意。新たな気持ちで一丸となり、理念の実現に取り組んで参ります。そして感染症対策も含め、医療機能を充実させ、いつ何時も「揺るがない」医療体制を整えて、東予地域の皆さんの健康で安全・安心な暮らしを守っていきます。

• 問い合わせ：県立新居浜病院
• 電話：0897-43-6161