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「オランウータンクラウドファンディングの実施結果について」記者発表の要旨について

ページID:0151870 更新日:2026年7月1日 印刷ページ表示
【記者発表】
日時:令和8年6月29日(月曜日)15時00分~15時14分
場所:知事会議室

【記者発表資料】
(テレビ愛媛(幹事社))
それでは知事記者会見を始めます。
 本日は、オランウータンクラウドファンディングの実施結果について、臨時で記者発表があります。それでは知事よろしくお願いします。

(知事)
 はい、昨年12月にインドネシアから迎えたジェニファーと円山動物園から送っていただいたハヤトのペアリングということで、新しい飼育環境を整える必要が生まれました。その費用に関して、関心を持っていただこうということを踏まえて、クラウドファンディングを実施させていただきました。4月16日から6月26日先週末になります。約2カ月間、72日間呼び掛けをさせていただきまして、無事終了いたしましたので、結果の報告をさせていただきたいと思います。
 今回のクラウドファンディングでは、幅広い地域の1505人の皆さんから、総額で2904万円のご寄付をいただきました。現在ご寄付の一部が支払い手続き中のため、7月4日土曜日に最終結果、そんなに大きく差はないと思いますし、このままの数字かもしれません。ほぼそんなに大きな動きはないと思います。そこで正式には最終確定になりますけれども、これほど多くの温かいご支援と応援メッセージをいただいたこと、まずもって、呼び掛けさせていただいた立場から、全ての皆さんにご協力、関心を持っていただいたことへ感謝、御礼を申し上げたいと思います。どうもありがとうございました。
 このクラウドファンディングは、絶滅の危機に瀕(ひん)する野生生物の種の保存等を目的とした、インドネシア政府と愛媛県で結んだ国際共同繁殖プロジェクト、これを通じて行っております。プロジェクトの意義を一人でも多くの方と共有して、県や動物園とともに取り組んでもらいたいとの思いでスタートいたしましたけれども、開始から支援の輪がどんどん広がりまして、27日目の5月12日には、第1目標の千万円を突破しまして、その後ネクストゴールを6月19日に、2500万円設定したところ達成をいたしました。
 結果の詳細は記者配付資料のとおりですけれども、少し説明させていただきますと、グッズ体験応援コースではオランウータンのステッカーセット、このコース3千円のご寄付、また写真集のコース、1万円のコース、これが特に人気でございました。そして15万円のジェニファーのフェルト人形、またオランウータン1日飼育体験グッズ付きといった高額のコースも多くの方からご寄付をいただき、一部では目標到達というのも出ています。また、途中で今申し上げたような募集を目標到達で終了したコースも多数ございました。
 一方、寄附金控除コースでは1万円の応援コースが最も多く、最高額の50万円の応援寄付をいただいた方もいらっしゃいます。海外在住者向けコースからもご寄付をいただくなど、本当にさまざまな形で温かいご支援を賜っています。
 またご支援と併せて、ジェニファーとハヤトを応援する声、また新たな命の誕生を期待する声、さらにはとべ動物園の関係者、毎日のようにとべ動物園のスタッフたちもYoutube等を通じて、その意義やお願いの動画も発信してくれていましたけれども、そこに対する激励の声など、温かいメッセージを本当にたくさんいただきました。今後の励みになると思います。
 なお、クラウドファンディング期間中の5月、6月のとべ動物園の来園者数なんですが、昨年度比と比べますと、5月、6月2カ月間だけで8347人増、7万4822人の方にご来園いただきました。オランウータンだけでなく、多くの希少動物の種の保存等に挑戦するとべ動物園を国内外に幅広く情報発信し、多くの共感を得られたことを大変うれしく思っています。
 皆さんからいただいた大切なご寄付は、とびきりの環境を整えて、この2頭を万全の備えでサポートできるように、ポータブルエコーなどの医療器具をはじめ、最新で高機能な機器の導入や、遊具類の充実、デジタルサイネージで新たな命の誕生に至る記録を公開することで、命の大切さ等を学んでもらえるよう、有効に活用させていただくことを約束させていただきます。動物園では、早速、モニタリングカメラや空調設備の導入準備を始めさせていただきました。
 最後に、先般の全国植樹祭の折に、天皇皇后両陛下がジェニファーとハヤトとの共同繁殖の取り組みにも関心を示していただき、宮内庁の公式SNSにジェニファーとハヤト等との記念撮影のご様子が掲載されたことも、大変光栄に思っております。また、ご支援いただいた方だけでなく、インドネシア政府、各種企業、団体など、本当に応援をいただいた全ての方々に改めて感謝を申し上げたいと思います。どうもありがとうございました。以上です。

(テレビ愛媛(幹事社))
 それでは、ただいまの発表事項に関して質問のある社はお願いします。

(テレビ愛媛)
 テレビ愛媛です。まず今回ですね、これだけの2900万円集まったということで、このうまくいった背景、要因というのはどのように分析されてますか。

(知事)
 はい。第1目標千万円でしたから本当に最終的にはその3倍に上るお気持ちを寄せていただきました。当初の目標がお金以上に関心を持っていただく、種の保存ということに関して、命の尊さということに関して、関心を持っていただくということに関して言えば、マスコミの皆さんも折に触れて取り上げていただきましたので、多くの方に伝わったのではなかろうかと思います。その中で、やはりジェニファーのかわいらしさというものが、コメントを見ていてもかなり多くメッセージとして寄せられていましたので、あの愛くるしさというのが人気を呼んだ一つの大きな力であったことは間違いないのではないかなと思っています。

(テレビ愛媛)
 今回、国内、海外どのぐらいの割合で。

(知事)
寄付をしていただいた方の6割が、ふるさと納税型ではないので、6割が県内で、それから20パーセントが関東、10パーセントが関西、その他10パーセントと、大体こんな感じになっています。海外の方は少ないんですけれども、もうともかく種の保存ということに共感したので、海外の場合、もう本当に寄付コースで、別に海外ですから税額控除もないんですが、もうそれでいいということで最大金額をお寄せいただきました。

(テレビ愛媛)
 動物園にとっても来園者数が伸びるなどしておりますが、ラッピングバスもスタートして、この相乗効果というのは今後どのように。

(知事)
そうですね、動物園にはシロクマのピースもいますし、オランウータンも、それから他の鳥類から、爬虫(はちゅう)類から、もう本当に恵まれた環境と保有数を持っていますので、ある意味ではこれを機会に、動物園人気に火がつけばなというふうに思っています。
 スタッフの皆さんももちろん、彼らの役割というのは動物を大切に育てるということが第一ですけれども、やはり多くの方々にその尊さ、価値を知ってもらうということの重要性、それから感動というのも、今回のクラウドファンディングでより一層強くなったのではないかなというふうに思いますので、今後の現場から上がってくる取り組みにも大いに期待したいと思っています。

(テレビ愛媛(幹事社))
 各社さん。

(愛媛新聞社)
 愛媛新聞です。このプロジェクトは、絶滅の危機に瀕(ひん)しているオランータンの実態についても知ってほしいという思いもあったかと思うんですけども、そのあたり今後どのように情報発信していこうとお考えでしょうか。

(知事)
 そうですね。何よりも種の保存というものでこのプロジェクトが動き始めていますので、できるだけ早くハヤトとジェニファーの間に子孫が誕生することをですね、心待ちにしていますし、またそれに向けて飼育するスタッフも全力を尽くすと思います。その時に、やはり環境は大事ですから、皆さんからお寄せいただいたクラファンが生かせるというふうに思っていますので、それらが全部つながっていますので、そこでもし次なる命が誕生したときには、さらなる、まさに種の保存というふうなメッセージが大々的に広げられるような仕掛けを考えていきたいなというふうに思っています。

(NHK)
 NHKです。よろしくお願いします。今回のこの発表のタイミングについてなんですけれども、元々7月2日をご予定されてたかと思うんですが、早めてのこういうふうな発表の形になったということの背景とか理由は。

(知事)
 もうこれはもう結果が出ましたから、皆さんにとっても早い方が、感謝の気持ちも含め、金額もそんなに増えることないですから、すでに申し込みも完了しましたので、もうその中で一番早いタイミングでいいのではないかなというふうに思っただけです。

(NHK)
 一番早く、寄付をしてくださった方に感謝を伝えたいと。

(知事)
はい。

(NHK)
ありがとうございました。

(テレビ愛媛)
 紫電改のクラファンもそうですけど、今回、オランウータンでもうまくいったと、さらに次の仕掛けを。

(知事)
そんなことはないんですけれど、やっぱりクラウドファンディングというのは、何のためにやるのかということがまず第一だと思います。紫電改の場合は、平和のメッセージ、戦争遺産の価値を残そうというようなことでしたし、今回はまさに絶滅危惧種の種の保存というテーマ、ここがまず第一で、次に大切なのはやはりそこに至るまでの物語をしっかり組み立てるということ、そこに多くの方々が共感した場合、寄付というものの動きが始まってくると思っています。さらに、そのメッセージを有効に、多くの方々に的確に伝えるためにはどうしたらいいのか、私ももちろん先頭に立ちますけれども、紫電改の時も、今回も、やはり県のスタッフ、担当職員たちが、もう本当に一生懸命熱意を持って取り組んでくれました。そういう思いというのが人々に伝わったのではないかと思うので、今申し上げたような、何のため、ストーリー、そして担当するわれわれの熱意、この三つがそろった時に初めて気持ちが寄せられるということを実感しましたので、むしろそれが一つでも欠けた場合は、なかなか目標には到達しない、というものではないかなと思っています。
 次に、ですから何をやるかとか、そういう感覚で考えてるものではなくて、また多くの方々にこういうメッセージを共有してもらいたいねという案件が仮に出てきた場合は、そのときに考えたいなというふうに思っています。

(読売新聞)
 読売新聞です。先日ジェニファーとハヤトと対面しましたけど、それ以降何か状況に変化があるのかご存じであれば。

(知事)
 特にはまだ聞いてないですね。
 依然としてまだ、ハヤトはもう完全に熱愛モードに入っているというのは聞いていますけれど、ジェニファーは比較的冷静にまだいるようです。

(読売新聞)
もう少し時間がかかると。

(知事)
慌てずに。

(読売新聞)
ありがとうございます。

(テレビ愛媛(幹事社))
 その他、各社さんいかがですか。

(知事)
 はい、ありがとうございました。本当にどうもありがとうございました。


※議事録については、読みやすさや分かりやすさを考慮し、発言の趣旨等を損なわない程度に整理しております。
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