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第76回全国植樹祭えひめ2026における大阪・関西万博と連携した取り組みに関する記者発表の要旨について

ページID:0125784 更新日:2025年10月22日 印刷ページ表示

【記者発表】
日時:令和7年10月16日(木曜日) 11時16分~11時24分
場所:知事会議室

【記者配付資料】
 第76回全国植樹祭えひめ2026における大阪・関西万博と連携した取り組みについて [PDFファイル/387KB] 

(日本経済新聞社(幹事社))
 続いて、第76回全国植樹祭えひめ2026における大阪・関西万博と連携した取り組みについてです。それでは知事、お願いします。

(知事)
 森林・林業への国民的理解を深める国土緑化運動の中心行事として、来年5月17日日曜日、天皇皇后両陛下をお迎えし開催をいたします、第76回全国植樹祭えひめ2026における大阪・関西万博のシンボルでもありました大屋根リングのCLTの再利用、並びに、本県とゆかりのある住友グループが出展されていた住友館、大人気のスポットになっていました、ここと連携した取り組みについて2点発表させていただきたいと思います。

 大屋根リングは、愛媛のフェアを開催するときに私も視察させていただきましたが、世界最大の木造建築物としてギネス世界記録にも認定される巨大建築物であり、その圧倒的なスケールは壮観で、訪問された方々を魅了されていました。その屋根材、歩道面としても利用されている屋根ですけれども、そこで使われた屋根のCLT、その8割が愛媛県産でありました。県産材の認知度向上に貢献をしたものと考えています。

 来年の全国植樹祭では、森林資源の循環利用の推進を開催理念に掲げております。本県とゆかりの深い大屋根リングのCLTをここで再利用できないかと考えまして、万博協会へ働きかけを水面下で行っておりました。このたび、大屋根リングのCLTの譲渡としては全国で第1号となります、CLTパネル18枚をこちらは無償で提供をしていただくことが決定をいたしました。

 これを受けて、全国植樹祭では、天皇皇后両陛下の御歩道(ごほどう)や、それから出演者が登壇するステージなどに再利用をして、森林資源の循環利用を目に見える形で示すとともに、本県の林業・木材産業の魅力を全国へと発信したいと考えています。

 次に、今回の万博で別子の山々を表現したデザインなど大変な人気を博した住友館、こちらでは万博開催中、子どもたちによる植林体験が行われまして、この植林体験で使用された約1万本のヒノキの苗木のうち200本を、地元とゆかりがあるということで、住友グループのご厚意によりこちらも無償で譲り受けることとなりました。

 この苗木は、来年秋に、全国植樹祭で天皇皇后両陛下がお手植えをされた苗木を、植樹会場の久谷ふれあい林、ここに定植する全国植樹祭メモリアル植樹において、一緒にこちらに植樹をして、万博2025の森、仮称でありますけれども、こういう名前をつけて整備する予定でございます。そのことによって子どもたちの森づくりへの思いをつないでいきたいと考えております。

 実行委員会では、こうした取り組みを通して、大阪・関西万博のレガシーも継承し、60年ぶりに開催する全国植樹祭が多くの県民の皆さんの記憶に残り、開催後も森林を育む思いを県民一人一人の心に宿すことができるように取り組んでいきたいと思います。

 以上です。

 

(日本経済新聞社(幹事社))

 ただいまの発表事項について質問のある社はお願いします。

 

(南海放送)

 南海放送です。大阪・関西万博、今回閉幕しまして、県のPRももちろん知事も行かれてされたと思います。ちょっとずれるんですけども、改めてこの関西万博をどのように知事として評価されるかというところと、こういったレガシーを改めて県の大事なイベントで使うということの期待感を教えていただけますでしょうか。

 

(知事)

 万博そのものの運営等々の詳細は全く分からないので、あくまでも訪れてPRの場に活用させていただいたという立場でしか物は言えないのですが、当初は、さて、この万博どうなるのか、人が来るのだろうかというような意見も多々あったと思いますが、全国知事会でも大阪から協力も求められて、国民国家的な行事でありますから、大いに盛り上げていこうと、そのにぎわいというものに各県も参加することで、自身の地域のPRにもつなげていこうという機運はありました。そういった意味では、愛媛県のブースも大勢の方が訪れていましたし、営業本部の活動、さっき申し上げましたが、大阪関係の市場でも前年比1割増というような結果も出ていますから、一定の効果があったのではなかろうかと思っています。県としてですね。万博自体も10万人前後で1日の訪問者が推移していましたが、後半戦にいたっては20万人を超えるというにぎわいも見せておりましたので、イベントそのものとしては非常に活況を呈していたのではなかろうかというふうに思います。

 ただ、その後、これをどうレガシーとして残していくのか活用していくのかというのは、まだまだ不透明な状況が続いていますので、これはどういうふうになっていくかは、期待と同時に全国の地域にもプラスになるような取り組みにつなげてもらいたいなと願っています。

 そういう中で、非常にタイミングがよかったんですけれども、CLT の製造については、県有地を民間企業に提供することで日本屈指の製造工場ができたことを受けて、元々森林県でありましたので、大屋根リングの屋根、大屋根リングのCLTに本県産が8割も使われるという結果に結びついたことは大変うれしいニュースでございました。それを取り壊すという報告を受けていたので、懸念していたんですけれども、再利用という方針が後に打ち出されて、もうこれは何とか愛媛県に持ってきたいというふうに願っていたので働きかけを開始したところ、本当に幸いに第1号でですね、その趣旨を認められて譲渡を決めていただいたことに感謝したいと思っています。今度はこれをわれわれがどう活用するかで、万博のレガシーが愛媛県でも引き継がれていくことになるのではなかろうかと思っています。

 

(日本経済新聞社(幹事社))

 各社さん、他によろしいでしょうか。
 

※議事録については、読みやすさや分かりやすさを考慮し、発言の趣旨等を損なわない程度に整理しております。

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