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太陽光パネルの長寿命化、3R(減量、再使用、再資源化)について
太陽光発電システムとは
太陽の光から電力を生み出すシステムのことです。
主に太陽電池モジュール(太陽光パネル)、パワーコンディショナー、配線から構成され、これを分電盤に繋いで発電電力を供給します。
使用済み太陽光パネルに関する課題
太陽光発電システムについては、2012年に固定価格買取制度(FIT制度)が開始され、導入量が急増しました。これに伴い、2030年代にはFIT制度の買取期間が終了した使用済み太陽電池モジュール(太陽光パネル)の排出が本格化することが見込まれています。
環境省の推計では、全国で年間最大50万トンもの太陽光パネルが排出されると見込まれており、それらの減量(リデュース)、再使用(リユース)、再資源化(リサイクル)を行うための準備や取組が必要とされています。
太陽光発電システムの維持管理について
太陽光パネルを長く使い、廃棄物を減量(リデュース)し、又は後述する再使用(リユース)に繋げていくためには、太陽光発電システムの定期点検やメンテナンスが必要です。
特に高圧(50kW以上)の太陽光発電設備は、電気事業法第39条によって、年2回以上の定期点検が義務付けられています。また、50kW未満の設備についてもFIT制度を利用している場合、定期点検が義務付けられています。
定期点検やメンテナンスは、火災や倒壊を防ぐ安全性の確保や、太陽光パネルの汚れや経年劣化による発電量の低下等の防止にも繋がります。安全に、効率良く発電を行うためにも、定期点検等の実施を検討してみてください。
リユース(再使用)について
太陽光パネルの延命や資源の有効利用の手段の一つとして、リユース(再使用)の推進が期待されています。環境省では、適切なリユースを促進するために、ガイドラインを策定しています。
太陽電池モジュールの適切なリユース促進ガイドライン(環境省)<外部リンク>
リサイクル(再資源化)について
使用を終え、リユース(再使用)もできない太陽光パネルは、可能な限りリサイクル(再資源化)されることが望まれます。
リサイクルする際には、使用済太陽光パネルのリサイクル技術について留意するとともに、リサイクル時における安全管理や廃棄物処理法等関連法規を遵守する必要があります。環境省では、適切なリサイクルを促進するためにガイドラインを策定しています。
太陽光発電設備のリサイクル等の推進に向けたガイドライン(第三版)(環境省)<外部リンク>










 
	