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紫電改クラウドファンディングの実施結果について

ページID:0122642 更新日:2025年9月11日 印刷ページ表示

【記者発表】

 日時:令和7年9月9日(火曜日)13時32分~13時43分

 場所:知事会議室

 

【記者発表資料】紫電改クラウドファンディングの実施結果について [PDFファイル/159KB]

 

(NHK(幹事社))

 続いて県から発表事項が3件あると聞いています。まず、紫電改クラウドファンディングの実施結果について、知事から発表いただきます。

 

(知事)

 7月1日から9月の5日まで、2カ月ちょっとの期間、紫電改クラウドファンディングを実施いたしましたけれども、その結果を報告させていただきます。

本クラウドファンディングでは、全国の47都道府県の方々にお気持ちをお寄せいただきました。総計で、3109名の皆さんでございます。総額で言いますと、8104万円という予想以上に、はるかに想定を上回るご寄付をお寄せいただきました。現在、申し込みのあった寄付のうち一部は支払い手続き中でございますので、最終的な結果は、9月12日に確定する予定でありますけれども、これまで、これほど多くのお気持ち、そしてまたそれぞれにメッセージを添えていただいております。その価値というものを受け止めていただいた全ての皆さんに、まずもって、何よりも県を代表してお礼を申し上げたいと思います。どうも本当にありがとうございました。

このクラウドファンディングは、紫電改を知ってもらうことで、戦争の悲惨さ、その記憶や歴史の教訓、平和の尊さ、こうしたことを全国の方々と共有して、未来につなげるきっかけにしたいという思いを込めて、紫電改を未来へ引き継ぐプロジェクトとしてスタートさせました。皆さま方の紫電改の保存、そして次世代への継承を願う思いは、本当に私の個人的にも想像をはるかに超えるものであったと実感しておりまして、開始からわずか3日目の7月3日には、第一目標である1千万円を超え、また、半ば過ぎた8月10日にはネクストゴールの3800万円を達成。もともとここまでを目標にしていたんですけれども、1カ月を残す段階で達成しましたので、さらにサードゴール5700万円を設定いたしました。こちらも、8月29日の時点で5700万円を超えることとなりました。

クラウドファンディングの詳細については、配布資料のとおりでありますけれども、少し説明させていただきます。寄付については、先ほど申し上げましたように、全国47全ての都道府県の皆さまからご支援を寄せいただいておりまして、コース別で見ますと、紫電改ステッカーを返礼品とする5千円コース、またオリジナルピンズ付きの1万円コースにはいずれも千件をはるかに超える寄付をお寄せいただいていおります。さらに紫電改オリジナル模型付き100万円コースには10件を超える方が寄付されるなど、100万円以上のコースには合計で19件のお気持ちが寄せられています。

また、ご寄付に際して、それぞれ本当にきめ細かく、珍しいのですがメッセージを添えていただいております。「今の平和への感謝と追悼の思い」また「戦争の歴史を映す唯一の日本国内では一機のみ、その実機への願い」、さらに「世代を超えた学びと体験の場としての今後の期待」こうした内容が一つ一つ送ってきていただきまして、今後の取り組みを進める上で、こうしたメッセージも大きな原動力になるのではなかろうかと感じています。

なお、クラウドファンディング開始以降の7月、8月の紫電改展示館の来館者数は、昨年度比で約1.9倍の10500人余りに達しておりまして、多くの方に紫電改を直接ご覧いただき、その歴史やまつわる人々の平和への思いに触れていただくことにつながっております。後世に向けて、紫電改を引き継ぐ取り組みの新たな1歩になったと思います。

皆さま方からいただいたご寄付は、紫電改展示館のリニューアル事業に当たりまして、使い道は、事前にお知らせしたように限定をしております。建物自体は県の事業で行ってまいりますけれども、機体の補強それからクレーンによる機体の移設作業の成功に向けて、まずは、何よりも役立てていきたいと思います。それだけでなく、プラスのお気持ちを寄せていただきましたので、その分については、貴重な資料、そして記録のデジタルアーカイブ化、また、紫電改の3D化に活用するほか、より多く学びを得られるよう、オーディオガイドの導入など、展示内容の一層の充実に向けて活用をさせていただきたいと考えております。

改めて、紫電改の保存と平和への願いに共感し、温かいご支援とメッセージをお寄せいただいた皆さん、そして、このクラウドファンディング、本当に、この依頼したところがやっているクラウドファンディングでは断トツの第1位の気持ちが寄せられていることとなりました。その意義を理解していただいた皆さん一人一人に対して改めて感謝を申し上げます。必ず、しっかりとした新展示館に結びつけて次なる時代へバトンタッチしていきたいと思います。以上です。

 

(NHK(幹事社))

ただ今の発表事項に関しまして質問のある社はお願いします。

 

(NHK)

 すみません、NHKでございます。重複する形で恐縮なんですけども、47都道府県から寄付があったというところで、この方々のどういう期待や思いがあったと受け止めていらっしゃいますでしょうか。

 

(知事)

 そうですね、クラウドファンディングというのは、この機体の移設が並大抵ではないということが分かった時点で多くの人の協力が得られるだけでなく、その存在を多くの方々に知っていただく機会になるのではないかなということで、クラウドファンディングをやってみたいということを原課の方に私の方からお話をさせていただきました。当初、原課でもどうしたらいいのだろうかといういろいろな議論をしてもらったんですけれども、クラウドファンディングというのは、単に会社に依頼して出しても、そう集まるものでは無いと思います。やはりそこには、クラファンで実施する事業の物語というもの、それから多くの方々、特にこれはマーケティングも同じなんですけれども関心の一番ありそうなところにどうメッセージを伝えていくのかということ、ある意味では戦略ですね、そういったものをしっかり組み立てなければ、クラファンというのは集まらないと思っています。その方向性だけ共有して県の担当関係職員もいろいろな知恵を絞って走り回ってくれたと思います。その結果がやはり後半にピンポイントでもありながらも後半にいって、そこがまた輪を広げていくという効果が出てきたので、47都道府県全てからご寄付を寄せていただいたというのは、まさに知恵の結集が実ったのではなかろうかというふうに思っています。一番大事なことは、使い道も明確にしていますし、透明度の高いクラファン事業になっていますから、そのあたりも安心してご寄付いただいたということにつながったのではなかろうかと思いますけれども、やはりメッセージを読む限り絶対に実機の価値を残して欲しいという強い思いと語り部が少なくなっていく中で、この戦争遺産というものが語り部までにはいかないかもしれないけれども、それを通じて平和そして戦争の悲惨さを伝える大きなメッセージになるということ、その価値を後世に残して欲しいというメッセージが一番多く寄せられてたと思いますので、しっかりと受け止めたいと思っています。

 

(NHK)

 ありがとうございます。新しい展示施設は来年度中の完成かと思うんですけども、改めてどういった施設にしていかれるおつもりかというところ、いかがでしょうか。

 

(知事)

 既になんていうんですかね、完成予想図もクラファン事業募集の中に挿入してご紹介しているんですけれども、本当に久良湾を望む場所、全面がガラスになってますので、ちょっと今まで以上に広大な空間の中、広さはそんなに変わらないんですけれども、見やすい場所に隣になりますけれど移設されることになります。ただ、本当にこの分析を行っていただいたメーカーの皆さんのアドバイス、これ本当にしっかりとしたプロの技術者の細やかなチェックをしていただきましたので、無事にかなり慎重な作業が必要になってくると思いますから、本当に無事に移設できるように、しっかりと担当者頑張ってくれると思いますので、これ民間の企業の皆さんにも参加していただきますけれども、関係する皆が使命感を持ってですね、臨んでいきたいと思っております。

 

(NHK)

 ありがとうございます。

 

(NHK(幹事社))

他、ご質問いかがでしょうか。

 

 

※議事録については、読みやすさや分かりやすさを考慮し、発言の趣旨等を損なわない程度に整理しております。

 

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