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「JR松山駅付近連続立体交差事業等の完了見込みについて」記者発表の要旨について

ページID:0112019 更新日:2025年5月26日 印刷ページ表示
【記者発表】
日時:令和7年5月21日(水曜日)11時24分~11時35分、12時02分~12時05分
場所:知事会議室

【記者発表資料】

(南海放送(幹事社))
続いて、JR松山駅付近連続立体交差事業等の完了見込みについてです。
それでは知事お願いします。

(知事)
さまざまな事業を展開するにあたって、事業規模であるとかビジョンであるとか、あるいは事業費であるとか、それから完了時期であるとか、これを事前に示していくということは極めて重要な視点だと思っています。
特に大きな事業の場合は、その傾向はさらに高まるのではないかと思いますが、このJR松山駅付近の連続立体交差事業については、もうキックオフは平成11年ぐらいだったと思います。まあ、そこから構想が練られて、どの自治体あるいは事業者が、どういう役割分担でやるかというのが取り決められた上で十数年の月日が流れました。
県の立場というのは、連続立体交差事業を請け負うということで、当時から松山市が区画整理事業、まちづくりを担っていくというような役割分担をお互い取り決めた上で、これらの事業が進められてきました。
今般、関係者等との調整が全てつきましたので、県の実施するあと二つの事業の完成について、時期的な目処が立ちましたので発表させていただきます。
JRの連続立体交差事業では、昨年9月に高架化が完了して、新駅舎が開業をいたしました。現在、JR四国を通じて旧駅舎や、ホーム、軌道、レールですね、これのJR関連施設の撤去を進めていますけれども、こちらの作業は今年度内に完了する見込みとなりました。今年度中に完了でございます。
それからもう一つ県が担っているのが、松山駅西口南江戸線の街路事業でございます。あの向こう側に行って、その街路ですね。
こちらの方については、当初の計画でこの街路に路面電車を敷き詰めて延伸させるという、これは、松山市と伊予鉄道が行うことになっていますけれども、この軌道敷を含む用地買収は県が担うことになっていましたので、用地買収が全て昨年度までに完了をしております。
現在は、宮前川を渡る橋梁や、それから無電柱化にかかる工事などを県の方で進めておりまして、こちらの方の事業については、来年の夏に完成する見込みとなりました。来年の夏をもって、県として進めてきた工事は全て完了することとなります。
次に、今後の駅周辺整備の主体は松山市になりますけれども、松山市では、現在バスタや、アリーナや商業施設等、検討をする段階と聞いております。交通結節点としての機能強化や、利用者の視点に立った駅前周辺整備の具体案は、まだ示されていないという状況ではないかと思いますので、旧駅舎等を撤去した後に、閑散とした空き地になったままでは、この連続立体交差事業が生かされいないのではないかと危惧をしております。陸の玄関口として機能を発揮していただけるように、ぜひこれを活用したまちづくりを進めていただきたいと思います。
このため、松山市に対しては、商業施設等の検討と並行して、JR連立事業の立ち上げ時に県と市で合意の上、役割分担した路面電車の引き込み、それから延伸、その他に地下横断歩道を含めた駅周辺のバリアフリー化など、交通結節機能の強化について利用者の視点に立って、暫定施工を含めてスピード感を持って取り組んでいただきたいと思います。これらを含めた駅周辺開発の全体のビジョン、それからスケジュール等々、ぜひ1日も早く決定していただけたらというふうに願っています。
県としては、JR松山駅の周辺整備について、引き続きJR連立事業の立ち上げの際の役割分担に基づいて、関係者とも連携しながらしっかりと進めていく必要があると考えておりまして、松山駅まち会議や必要な協議の場において、引き続き、意見、また助言をさせていただくなど働きかけていくことで、1日も早く県都の陸の玄関口にふさわしいにぎわいと活力のある松山駅となることを願っているところでございます。以上です。

(南海放送(幹事社))
ただいまの発表につきまして、質問のある社はお願いします。

(愛媛新聞社)
すいません、愛媛新聞です。お願いします。
すいません、まず1点目なんですけれども、駅の松山駅西口南江戸線の整備に関連して、現状の目標としては令和8年の3月頃の完了目標を掲げていたかと思うんですけれども、それから5ヶ月か6ヶ月か半年ぐらい経って、夏頃にずれた理由というのを教えていただきたいんですけれども。

(土木部長)
用地買収とか、関係者の地下埋設物の移設ですとか、無電柱化とかの工事もございましたので、そういったことを進めながらということでございます。

(知事)
大事なことは計画で、事業費であるとか、ビジョンであるとか、時期であるとか発表しますけれども、当然、この立体事業も本当はもっと早くというのが当初の計画でしたが、いろいろな工事の問題であるとか、設計のミスであるとか、いろいろな課題が浮上しました。だから大事なことは、その都度計画が変更になった場合は速やかに公表するということが大事ではないかなというふうに思っています。

(愛媛新聞社)
すいません、関連してなんですけれども、最終的に連続立体交差事業で県が事業として支払う総事業費というのはいくらぐらいになりそうなのでしょうか。

(土木部長)
今現時点では607億円で整備を進めております。

(愛媛新聞社)
すいません、何度も申し訳ありません。愛媛新聞です。
先程、知事もおっしゃってましたけれども、最終的に愛媛県が担う予定の事業はこれで完了するんだと思うんですけれども、先ほどもお話ありましたけれども、その後もまちづくりについてというところを、松山市だったりJR四国さんだったり関係者いらっしゃると思うんですけれども、どのように進めていただきたいなと、改めて教えていただきたいのですが。

(知事)
そうですね、願わくば連続立体交差事業と並行して区画整理事業が進み、同時期に完成するのが理想ではなかったかな、というふうには思います。でも、もうそれはもう今更ということなので、ここから県の担う事業全部完了してしまいますので、ともかくこれを生かしてもらいたいという観点に立った場合、松山市のビジョン、そして事業実施等々も1日も早く進めていただきたいなというふうに願っています。

(愛媛新聞社)
すいません、関連してなんですけれども、既にJR松山駅自体は完成をしていて、もうテナントも入ってるとは思うんですけれども、開業から9ヶ月ぐらい経ってですね、なかなかテナントの方も厳しいという状況にあるのかなと思うんですが、そのあたり何かその県としてですね、お話が入っていたりだとか、そこへのフォローみたいなことお考えがあれば。

(知事)
はい、これについてはですね、当初順調だったんですけれど、記者会見でも申し上げたのですが、この周辺の状況は仕方がないにしても、こうなっていくよというのがはっきり見えないと、やっぱり人がなかなかにぎわう空間になっていかないのではないかなということを危惧しています。
今あれから9ヶ月経って、僕は厳しいのではないかなというふうに思いますので、まちづくりにも関わってくるので、県がいろいろなことはやれることではないのですけれども、例えばですね、おそらくこれ今から検討しても、この周辺が埋まっていくのは何年も先だと思います。
ですよね、事業の工事やなんかもやっていかないといけないので。そうするとですね、それまでの間、どうにぎわいを作るかというのはアイデアがいろいろあると思うんですね。この空間を利用してこんなことをすればにぎわいを作り出せるのではないかなというふうな、暫定的な、期間限定の仕掛けなんかもありかなという感じはします。
だからそういったことも含めて松山市で検討していただいたらいいのではないかなというふうに思っています。
もうこれは私個人の意見ですけれども、これはもう最終的には市が決めることだと思います。

(南海放送(幹事社))
他によろしいでしょうか。

(愛媛新聞社)
先ほど松山市の方でバスタやアリーナ、あるいは商業施設、この辺りの計画の検討を進めている段階だとは思うんですけど、実際、どれぐらいまでの時期に、より具体化したものを、県民や市民の方に示していただきたいというふうに知事は思っているんでしょうか。

(知事)
いや、これはそれぞれの自治体が、まちづくりが計画していきますので、県がどうのこうのというものではないと思いますけれども、たださっきも申し上げたように事業を進めるにあたってはやっぱり計画、それから予算面での事業規模、それから完成時期はできるだけ早く、一刻も早く出せる状況になったらいいのではないかなというふうに思います、はい。

(愛媛新聞社)
分かりました、ありがとうございます。

(南海放送(幹事社))
他によろしいでしょうか。

(愛媛新聞社)
愛媛新聞社です。すいません、先ほどの松山駅付近連続立体交差事業の話にちょっと戻りたいのですが、先ほどの発表の中で、松山駅西口南江戸線が来年の夏に完成するという発表だったですが、この道路については中央部に路面電車の延伸が計画されていると思います。
県は、それを踏まえて用地買収をして整備をされたわけですけれども、来年の夏に完成となりますと、その路面電車の整備がどうなるかどうかによっても最終的な工事の仕方が変わってくるのではないかと思うのですが、現在、松山市と伊予鉄の間で、路面電車の延伸についてどうするかという協議がなされるべきだとは思っているんですけども、その点については県の方にどのような返答なり、あるいは県の方がどのようにその協議についての促し方をされているのでしょうか。

(知事)
これですね、あの、元々のあの時の国の承認をもらわないと事業が進められなかったんですが、なかなかこの松山駅の連続立体交差というのは国もどうなのかねというのがスタートだったんですね。
そのときに高架下を、JRの下を私鉄がクロスするというのは全国で初めての計画なんです。そのプランを見て、これは非常に新しい試みだというので、これがきっかけになって国の承認になったという経緯があるんです。
ですから、それはもう松山市も、私も当時いましたから、しっかりと記録に残っていると思いますので、これはしっかりやっていく必要があると思うのですが、ここから先、松山市と伊予鉄道さんがどういう話をこの10年やってるのかってのは分かりません。
あの、ただそういう役割分担と決まりごとのもとに進めてきたということを受け止めて、議論を進めていただきたいなというふうに思います。
そのために、県の方で買収等、土地の買収と側面の整備、これを担いましょうということでお約束してましたので、これが来年完成してしまいますから、じゃあ、それを生かせないのかということを危惧しています。
この問題が片付かないとですね、そもそもJRの鉄道立体交差の最大の目的というのは、東西で分断されている状況の解消でした。この路線の開設によって、高架の下を道が抜けられますから、本当にその分断が解消されるということで計画が成り立っていますので、いまだに下を潜らないといけないという状況から脱出するためにも、どうするのかというのを早く進めていただきたいなというふうに思っています。

(愛媛新聞社)
あの、すいません、県の道路工事の作業場をいつまでに、この路面延伸をどうするかというような回答的なものが必要になったりはするのでしょうか。

(知事)
あの、これはもう松山市で決めることなので、口出しはできないんですけれども、一応、あの早く進めてほしいということに関しては、これ県でこれだけ事業終わりますから一刻も早くやってほしいのは文書で先日松山市に申し入れさせていただきました。

(愛媛新聞社)
ありがとうございます。

(南海放送(幹事社))
時間も迫っておりますが、他にいかがでしょうか。
 それでは以上で終わります。
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