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令和6年度瀬戸内オーシャンズX事業追跡調査の結果をお知らせします
愛媛県では、瀬戸内4県(本県、岡山県、広島県、香川県)及び(公財)日本財団と協力協定を締結し、「瀬戸内オーシャンズX」として、瀬戸内海における包括的海洋ごみ対策に取り組んでいます。令和6年度に瀬戸内オーシャンズX事業で漂着ごみを回収した南予地域の立入困難海岸(35地点)について、その後(12~3月)の海洋ごみ漂着状況を調査し、結果をとりまとめましたので、お知らせします。
調査結果の概要
1.調査地点(追跡調査35地点、変動調査3地点)
地区 |
漂着ごみ追跡調査 |
漂着ごみ変動調査 |
---|---|---|
由良半島 |
9地点 | 2地点 |
蔣渕半島 |
3地点 | |
日振島 |
11地点 | 1地点 |
御五神島・竹ヶ島 | 5地点 | |
戸島 | 6地点 | |
奥浦 | 1地点 |
2.漂着ごみ追跡調査結果
- 追跡調査における漂着ごみの容量は、地域別にみると、由良半島、御五神島・竹ヶ島、戸島で多く、蔣渕半島で少なかった。
- 地区毎の漂着ごみの経時変化をみると、由良半島、日振島、戸島では漂着ごみがやや減少し、その他の地域は概ね横ばいであった。季節風による冬季の再漂着を想定していたが、全ての海岸で明らかな増加は確認できなかった。
3.漂着ごみ変動調査結果
- 由良半島の「4a1」では、容量に緩やかな上昇傾向がみられた。漂着ごみを種類別にみると、全調査日において「丸ブイ」が最も多く、割合は87~92%であった。
- 由良半島の「4a2」では、容量は、一時的な増加を除くと概ね横ばいであった。漂着ごみを種類別にみると、「丸ブイ」及び「フロート類」を合計した漁具由来の漂着ごみが多く、割合は50~70%であった。
- 日振島の「4u2」では、漂着ごみの容量は概ね横ばいであり、海岸清掃による減少を除くと、期間中の変動はみられなかった。漂着ごみを種類別にみると、「散乱ごみ」を除くと清掃前は「その他のごみ」が54~67%で最も多く、清掃後は「木材」が100%で最も多かった。
報告書(概要)
報告書(全体)
・資料1-1 追跡調査オルソ画像 [PDFファイル/9.07MB]
・資料1-2 追跡調査オルソ画像 [PDFファイル/13MB]
・資料2 追跡調査ごみ抽出画像 [PDFファイル/11.23MB]
・資料3-1 変動調査撮影画像及びごみ抽出結果 [PDFファイル/13.81MB]
・資料3-2 変動調査撮影画像及びごみ抽出結果 [PDFファイル/18.54MB]