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令和6年度愛媛県海洋プラスチックごみ実態把握調査の結果をお知らせします

ページID:0108389 更新日:2025年5月19日 印刷ページ表示

 愛媛県では、海洋プラスチックごみの効果的な削減につなげていくため、令和6年度実施した、マイクロプラスチックを含む漂着ごみ・漂流ごみの調査及び固定カメラによる漂着ごみ変動調査の結果をとりまとめましたので、お知らせします。

調査結果の概要

愛媛県海洋プラスチックごみ実態把握調査

1.調査地点

 

地域

漂着ごみ調査

漂着ごみ変動調査

漂流ごみ調査 マイクロプラスチック調査

中予

    伊予灘北部 沿岸:伊予灘北部

南予

伊方越鯛ノ浦海岸(伊方町)

船越海岸(愛南町)

 

伊方越鯛ノ浦海岸(伊方町)

船越海岸(愛南町)

宇和海中部

海岸:伊方越鯛ノ浦海岸(伊方町)、船越海岸(愛南町)

沿岸:宇和海中部

2.漂着ごみ調査結果

ア 漂着ごみの量
 ・両地点とも個数・重量・容量のすべてで、「プラスチック類」が最も高い割合を占めていた。

イ プラスチックの種類
 ・個数:伊方越鯛ノ浦海岸では「海域由来」が最も高い割合を占め、船越海岸では「海域由来」と「容器包装」が同程度であった。また、両地点ともに「海域由来」では「カキ養殖用パイプ(長さ10~20cm)」が最も高い割合を占め、カキパイプが多いという点で過年度結果と同様の結果であった。​

 ・重量:両地点とも「海域由来」が最も高い割合を占めた。また、両地点ともに「海域由来」では「カキ養殖用パイプ(長さ10~20cm)」が最も高い割合を占め、重量においてもカキパイプが多いという点で過年度結果と同様の結果であった。​​
 ・容量:伊方越鯛ノ浦海岸では「その他」が最も高い割合を占めており、船越海岸では「海域由来」が最も高い割合を占めていた。伊方越鯛ノ浦海岸の「その他」では「発泡スチロールの破片」と「硬質プラスチック破片」が多く、船越海岸の「海域由来」では「浮子(ブイ)」と「ロープ、ひも」が多かった。​

ウ 言語表記
 
・伊方越鯛ノ浦海岸では、「ペットボトル」「ペットボトルのキャップ」において「日本語以外」のものを確認。​

 ・船越海岸では、「ペットボトル」「ペットボトルのキャップ」「漁業用の浮子」全てにおいて「日本語以外」のものを確認。

3.漂着ごみ変動調査結果

  • 漂着ごみ調査時(10 月)よりも漂着ごみ変動調査終了時(1 月)の方が漂着ごみの量が多くなった。このまま漂着ごみの再漂流がなければ、次年度は今年度よりも漂着ごみの量が多くなる可能性がある。
  • 調査期間中、伊方越鯛ノ浦海岸に漂着したごみは、流木等の自然由来のものが多かった。船越海岸に漂着したごみは、漁業活動由来のブイが多かった。

4.漂流ごみ調査結果

  • 人工ごみの個数は伊予灘北部より宇和海中部の方が多い結果となった。
  • ​​宇和海中部における「発泡スチロール」の個数密度が非常に高かった。調査海域周辺で盛んな養殖業の養殖筏に使用する発泡スチロール製のブイが砕けて漂流していた可能性が考えられる​。

​5.マイクロプラスチック調査結果​

  • 海岸部:船越海岸より伊方越鯛ノ浦海岸の方が多い結果となった。両地点ともに「プラスチック破片」の割合が最も高かった。
  • 沿岸部:伊予灘北部より宇和海中部の方が多い結果となった。両地点ともに「プラスチック破片」の割合が高く、次いで「発泡スチロール」の割合が高かった。

報告書(概要)

概要版 [PDFファイル/4.04MB]

 

報告書(全体)

 

令和6年度愛媛県海洋プラスチックごみ実態把握調査

 

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