ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 組織でさがす > 保健福祉部 健康衛生局 > 健康増進課 > 愛媛のハート、まもりたいけん

本文

愛媛のハート、まもりたいけん

ページID:0128231 更新日:2025年11月17日 印刷ページ表示

愛媛県は心臓の病気によって苦しむ人が多いことを知っていますか?

 心臓の病気には、「心筋梗塞」や「心不全」などの様々な病気がありますが、その発症には生活習慣が関係している病気が多くあります。                

 〇心筋梗塞:心臓の血管が詰まり、血液が流れなくなることで心臓の細胞が壊れてしまう病気です。心臓の血管が一瞬で詰まると、突然死することもあります。

 〇心不全:心臓のポンプの働きが悪くなり、血液を体中に送れなくなってしまう状態です。足のむくみや、息切れなどの様々な症状を起こします。          

 

愛媛県の心疾患死亡率

 塩分

心臓を悪くするリスクファクター ~主な原因をチェック!~

◆高血圧◆


 血圧とは、血液が動脈を流れる際に血管の内側にかかる圧力のことです。よく、血圧の”上”とか”下”という言い方をしますが、上は心臓が収縮して血液を送り出したときの「収縮期血圧(最高血圧)」のことで、下は心臓が拡張したときの「拡張期血圧(最低血圧)」のことです。収縮期血圧が140Mmhg以上、拡張期血圧が90Mmhg以上のとき、高血圧と診断されます。

  高血圧を予防するには?

 高血圧症の予防に欠かせないのは、食塩摂取量の制限です。食塩摂取の目標は、「健康日本21(第三次)」の目標値では7g未満、「日本人の食事摂取基準(2025年版)」の目標量では、成人男性で7.5g未満、成人女性で6.5g未満とされています。

 愛媛県民は塩分を摂りすぎています!

塩分

◆喫煙◆


 たばこの最大の問題は動脈硬化を促進することです。心臓や首、脳、手足などの血管の硬化は、喫煙者の方が非喫煙者より強いことがわかっています。さらに喫煙が心筋梗塞など虚血性心臓病の重大な危険因子の一つであることは、よく知られています。

 忘れてはならないのは、喫煙はたばこを吸わない周りの人へも悪影響を与えることです。喫煙者の家族にも間接喫煙(受動喫煙)によって循環器病やがんになるリスクが高いことが知られています。

 禁煙がもたらす循環器疾患に対する効果

 禁煙の効果は、脳卒中や心筋梗塞などの循環器疾患では比較的早く現れます。例えば女性の心筋梗塞による死亡率は、喫煙者が非喫煙者より4.5倍に及ぶことが明らかになっています。しかし禁煙すれば、危険性が急速に下がることが知られています。心筋梗塞をはじめとする循環器疾患では、肺がんに比べ早く危険性が改善します。

 

◆脂質異常症◆


 血液中の脂質の値が基準値から外れた状態を、脂質異常症と言います。Ldlコレステロール、Hdlコレステロール、トリグリセライドのうち、メタボリックシンドロームの診断基準に用いられる脂質の指標は、Hdlコレステロールとトリグリセライドです。しかし、Ldlコレステロールは単独でも強力に動脈硬化を進行させるため、メタボリックシンドロームの有無に関係なく、Ldlコレステロールの値にも注意する必要があります。

 脂質異常を予防するには?

 運動不足で体力、とくに持久力が低下している人ほど、動脈硬化が進みやすく、がんを含めあらゆる死亡率が高いことも分かっています。食事療法と合わせ、脂質異常症治療の基本となりますので継続して行うことが肝心です。最適な運動は有酸素運動です。1日30分程度(1週間合計180分以上)、毎日行うのが理想的です。
 運動の強さは、心拍数110~120/分程度を目安に、ちょっときついけど続けられる、と感じる程度。くれぐれも無理は禁物です。

 理想的な有酸素運動

 散歩、ウォーキング、軽いジョギング、エアロバイク、水中歩行、サイクリング、アクアビクス、水泳などの有酸素運動は、15分以上続けると効率よく脂肪が燃えだすため、1回15分以上行うのが望ましいです。
日常生活で、運動をする時間をつくるのが、難しい方もおられますね。その場合は、現在の生活パターンを変えずにできる運動が一番現実的です。
たとえば、通勤時に「バス停一つ分歩く」「自転車で行くのを徒歩にする」「エレベーターやエスカレーターを使わず、階段を使ってみる」などです。雨の日は無理をせず、最低週3回以上を目標にするのが、続けやすいポイントかもしれません。

 運動の注意点

 現在、治療中の病気がある場合は、主治医にどのような運動療法が可能かを確かめてください。治療中の病気が不安定な場合、運動を控えねばならないこともあります。くれぐれも無理をしないように。

 

◆糖尿病◆


 糖尿病は、インスリンが十分に働かないために、血液中を流れるブドウ糖という糖(血糖)が増えてしまう病気です。インスリンは膵臓から出るホルモンであり、血糖を一定の範囲におさめる働きを担っています。

 糖尿病を予防するには?

  • 食事は腹八分目
  • 野菜を積極的に摂取する
  • 散歩などの運動を少しずつでも始める
  • 体重を5~10%減らす
  • 禁煙する
  • 健康状態の確認のため健診を受ける
  • ストレスと上手に付き合う

これらの取組みは、脳梗塞や心筋梗塞などの病気のリスクを減らすことにもつながります。

循環器内科、かかりつけの先生に相談を!毎年健康診断を受けましょう!

 心不全の初期には、階段を上る時に息が切れる、歩行時に同年代の人についていけない、脚がむくむといった症状が現れます。
 高血圧や糖尿病などの、心不全のリスクとなる病気をお持ちの方は、「心臓からのSosを見逃してはいないか」そんな気持ちで、ご自分の症状を振り返ってみることが大切です。​

受信しよう

循環器疾患に関する啓発資材や情報サイト​

 ★減塩推進ポータルサイトはこちらからご確認ください<外部リンク>

 ★愛媛県における循環器病対策のページはこちらからご確認ください

Adobe Reader<外部リンク>
PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)

AIが質問にお答えします<外部リンク>