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令和3年度「第4回高校生による歴史文化PRグランプリの開催結果」について
令和4年2月11日(金・祝)に、標記グランプリを開催しました。
【YouTube】<外部リンク>(←開催の模様はこちらからご覧ください!)
東予地域の高校生と愛媛大学社会共創学部井口梓研究室がタッグを組み、それぞれの地域の歴史文化資源を調査研究し作成したデジタルポスターについて、その過程で再発見した魅力や自分たちの思いを熱く発表しました、
出場校一覧(発表順)
審査結果
最優秀賞
新居浜南高等学校(チーム名)新居浜南高等学校
(発表テーマ)「別子銅山について」
優秀賞
弓削高等学校(チーム名)Y.M.C.T.(弓削の魅力調査隊)
(発表テーマ)「雨乞(年中行事)」
今回作成したデジタルポスター
このデジタルポスターは、「えひめ瀬戸内Linkプロジェクト」活動の一環として、東予地域の高校生と愛媛大学社会共創学部井口研究室の学生がタッグを組み、東予地域の歴史文化資源を題材に、令和3年8月からフィールドワークやワークショップを重ねて作成したポスターです。
高校生と大学生が、若者ならではの視点で切り取った歴史文化資源の魅力をぜひご覧ください。
※本活動は、愛媛大学社会共創学部井口准教授にご指導いただき実施しました。
ご協力ありがとうございました。
↠「えひめ瀬戸内Linkプロジェクト」について<外部リンク>
川之江高等学校×愛媛大学社会共創学部井口梓研究室
(チーム名)真鍋家住宅を広める会
(発表テーマ)先人の知恵で守られた平家伝説の残る真鍋家住宅とは<外部リンク>
【審査員講評(抜粋)】
発表に間取りの平面図を取り入れるなどの工夫でわかりやすかった。
実際に足を運んで感じた雰囲気(いぶされた囲炉裏の香りなど)が表現に表れており、自分も行ったような気分になった。
真鍋家の魅力を伝えるために紙芝居調の物語で伝えやすく工夫されており、様々な世代に伝わるものとなっていた。
家屋が語る先人の知恵や、切山全体が伝えてきた伝統がよくわかった。
400年存在し続けている真鍋家住宅は、現在真鍋氏兄弟によって受け継がれているが、400年の次の1年は皆に繋がっていくのだと感じた。
弓削高等学校×愛媛大学社会共創学部井口梓研究室
(チーム名)Y.M.C.T.(弓削の魅力調査隊)
(発表テーマ)雨乞(年中行事)<外部リンク>
【審査員講評(抜粋)】
美しくわかりやすいパワーポイントに、雨乞い踊りの掛け声や躍動感が表現されていた。
井戸の上のネギなど、暮らしに溶け込んだ歴史文化資源を捉えた視点がすばらしい。
弓削の塩田や東寺の荘園で有名な弓削島から、あえて雨乞いをテーマにした着眼点がユニークだった。
もう少し掘り下げてほしかったが、着眼点が現代的で面白かった。
人が連なって練り歩き、龍神様にお参りに行くという雨乞いの歌詞の内容が、すべて発表に表現されていた。
今治北高等学校 大三島分校×愛媛大学社会共創学部井口梓研究室
(チーム名)大三島分校 島デザイン部
(発表テーマ)大三島の地域文化遺産「大見神楽」の継承と魅力発信<外部リンク>
【審査員講評(抜粋)】
なぜ取り組んだか、何を考えて活動したかというイントロダクションから、得られたもの・結論・課題と繋がる構成がロジスティックで感心した。
地域の人々が、歌や衣服、様々な資料を大切に繋いできたことがよくわかった。
聞き取り調査の際、舞手の方にいただいたご神託が書かれた紙が読めなかったので現代語訳してみた、という行動が素晴らしい。
神楽の音が欲しかったが、コロナで見られなかったのが残念。
今後の課題解決に向けた提言もよかった。
新居浜南高等学校×愛媛大学社会共創学部井口梓研究室
(チーム名)新居浜南高等学校
(発表テーマ)別子銅山について<外部リンク>
【審査員講評(抜粋)】
大学、地域の人々との取り組みの背景を丁寧に振り返っており、雰囲気がよくわかった。
SDGsとからめて「世界遺産への道」としての発表がドラマティックだった。
持続可能な社会をゴールとするSDGsの中で、別子銅山をどのような立ち位置で見ればよいのか、何を学ぶべきかも考えてみてほしい。
有名な観光地でもある別子銅山についてのパンフレットなどが沢山ある中、今まで着目されてない素材に着目した挑戦的な発表だった。
遺産の中で今の人々が暮らしているシーンを切り取ったもので、遺産が今なお生きていることが感じられた。
西条農業高等学校×愛媛大学社会共創学部井口梓研究室
(チーム名)Team Sss
(発表テーマ)西条市の「うちぬき」の歴史・重要性を発信(外部サイトへリンク)<外部リンク>
【審査員講評(抜粋)】
西条最大のキャラである水に関して西条農業高校が取り組んだこと自体が素晴らしい。
市の行政や、企業の方々のネットワークなど、人が沢山関わるテーマに対して正面から取り組んだ姿勢が伝わってきた。
暮らしのなかに点在するうちぬきという資源を観光と結び付け、打ち抜きを巡るツアー商品とするのはとても理想的だと感じた。
他に活動している地域の人々とも連携してぜひ商品化してほしい。
歴史や産業、景観に関わる水は、移住を積極的に誘致する西条にとって重要な資源であり、まちづくりの構想とも繋げて発表したのがすばらしい。
各ポスターをクリックすると大きいサイズの画像が表示されます。
審査員
- 東予歴史文化資源活用市町連携協議会 会長 藤田 敏樹
- 愛媛大学社会共創学部 准教授 井口 梓
- 近代化遺産活用アドバイザー 岡崎 直司
- Saijo Gallery 株式会社 代表取締役 徳永 有加
- 岡山理科大学獣医学部 学部長 吉川 泰弘
愛媛大学社会共創学部 井口研究室による研究発表
「えひめ瀬戸内Linkプロジェクト」の中で、東予地域の高校生とタッグを組み活動した愛媛大学社会共創学部井口研究室の皆さんにも研究発表をしていただきました。
発表の様子はこちらからご覧ください!<外部リンク>
当協議会公式SNS
当協議会では、Facebook、Instagramにて東予の歴史文化資源や協議会事業について情報発信を行っております。ぜひご覧ください。
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