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令和元年度大洲市・内子町の農業・農村の動き

ページID:0001813 更新日:2022年1月12日 印刷ページ表示

記事一覧(本文は下にあります)

  • 2年1月15日 新しい特産品のお披露目間近
  • 元年12月19日 ぶどう産地力向上検討会および冷蔵シャインマスカット食味評価
  • 元年12月10日 経営の早期安定化を目指して
  • 元年12月8日 イノシシ被害対策マップ作成
  • 元年12月3日 次代の就農者確保に向けて
  • 元年11月8日 やられても あきらめないで やり返す
  • 元年10月24日 「さくらひめ」ブランド化に向け、出荷規格確認!
  • 元年10月15日 シャインマスカット冷蔵試験について
  • 元年9月25日 新規就農者を対象に農業基礎研修会を開催
  • 元年8月1日 第2回ぶどう産地力向上検討会の実施
  • 元年7月25日 ピオーネの着色促進にキュアリング処理の効果を確認
  • 元年7月9~12日 県下最大のクリ産地維持に向けて役員視察研修を実施
  • 元年6月7日 キウイフルーツかいよう病拡散防止に向けて
  • 元年6月7日 大洲・内子地区一次産業女子グループ『ぷらいまりぃ』が異業種勉強会
  • 元年5月24日 鳥獣害対策も「自助」「共助」「公助」
  • 元年5月17日 ぶどう産地力向上に向け活動開始
  • 元年5月8日 大洲野菜の魅力を小学生へ

記事本文

2年1月15日 新しい特産品のお披露目間近

 大洲農業指導班は、関係機関と連携し、大洲市肱川町で地域活性化に取り組む「肱川プロジェクト」(平成30年3月設立)の地域特産品開発の支援をしている。

 1月15日、同プロジェクトが市事業を活用し開発を進めている特産のトマトを使ったチーズケーキの来年度販売を目指し、価格設定や販売形態等について協議した。

 販売に先立ち、ケーブルテレビで商品が紹介されることとなっており、開発に携わったメンバーの意欲がより高まった。

 指導班では、同プロジェクトが取り組む新たな加工品開発の支援を行う。

元年12月19日 ぶどう産地力向上検討会および冷蔵シャインマスカット食味評価

食味評価

 大洲農業指導班は12月19日、地方局予算事業「ぶどう産地力向上促進事業」の第3回ぶどう産地力向上検討会を開催し、今年の実証結果報告や、管内で問題になっているシャインマスカットの開花異常について情報を共有した。

 また、シャインマスカットの冬季出荷技術の試験では、収穫時期別(9月、10月)、フレッシュホルダー(FH、給水器)や果実袋、ビニル袋の有無で分けた果実を試食。

 貯蔵果実の見た目(果軸の状態、粒の色や張り)や品質(糖度、食感)をアンケート形式で評価し、FHによる鮮度保持効果を再確認した。

 JA愛媛たいきは、冷蔵シャインマスカットを16日と20日に出荷し、市場、小売店ともに好評で出荷量の増加を要請された。

 2年間で得た成果は、マニュアルを作成し生産者及び関係機関に配布する予定。

元年12月10日 経営の早期安定化を目指して

機械安全使用

 大洲農業指導班は12月10日、就農3年以内の農業者の早期経営安定に向けた「大洲喜多地区農業基礎研修会(第3回)」(以下、基礎研修会)を開催。

 研修会では、「やさしい土づくり」と題して、愛媛大学農学部上野秀人教授より講義していただくとともに、大洲市認定農業者の藤本浩志氏から、現場で役に立つ小型農業機械のメンテナンス方法や管理のポイントについて実際に機械を使って研修を行った。

 参加者からは、上野教授の講義後、「土壌はどのように改善するのが良いのか」「地力を上げるためには、どんな方法があるのか」などの質問が出された。

 研修会終了後には、「土づくりの目的や土壌分析方法等改めて理解することができた」「忙しくて、手間を惜しむメンテナンスについて、より実践的な管理を聞くことができてよかった」などの意見が聞かれた。

元年12月8日 イノシシ被害対策マップ作成

鳥獣管理専門員

 大洲農業指導班は12月8日、内子町大瀬上日ノ地地区住民24人と、地区の鳥獣被害対策マップを作成した。

 被害の実態を見える化するため、地域の航空写真に、農作物被害の場所やイノシシの出没場所、防護柵や罠の設置場所、耕作放棄地などの情報を記入した。

 地域の様子が一目で分かり、イノシシの行動ルートや耕作放棄地が明らかになり、農作物被害だけでなく、住民の生活にも支障が出てくる可能性も理解された。

 同指導班の鳥獣管理専門員は「鳥獣被害を受ける原因は必ずあるので、その原因を見極めることが大事。地域のみんなで話合い、対策を取ることが重要」と強調し、参加者からは、今後地域でイノシシ対策について話合い、地域全体で被害の軽減を図りたいとの意見が出された。

元年12月3日 次代の就農者確保に向けて

青年農業者

 大洲農業指導班は12月3日、大洲農業高校の生徒を対象に職業としての農業への理解を深めるため、管内で先進的な農業に取り組む青年農業者2名を訪問する就農促進研修を実施した。

 本研修は、昨年度、大洲農業高校から県立農業大学校に進学した学生が1名と平年より少なく、生徒の「就農」に対する意識の薄れを感じたことから、地元農業を身近に知ってもらい、卒業後の進路の一つとして「就農」を考えてもらうことを目的に実施。

 当日は、研修を希望した生徒26名が参加。青年農業者から自身の経営について説明があり、その後、機械や施設、ほ場を見学し、加工品の試食会も実施。

 参加した生徒からは「なぜ加工品開発に取り組んだのですか」など数多くの質問があがり、盛んに交流が行われた。

 青年農業者からは「一消費者である生徒と商品に関する意見交換ができ良かった」との意見が聞かれた。

 同指導班は、来年度以降も大洲農業高校と連携して、本研修会を継続的に開催し農業の理解促進と就農者の確保に努めていく。

元年11月8日 やられても あきらめないで やり返す

講演

 大洲農業指導班は11月8日、より効果的・効率的な鳥獣害対策を実施することを目的とし開催された大洲市有害鳥獣対策研修会で、農作物野生鳥獣被害対策アドバイザーの阿部豪氏とともに講師を務めた。

 研修会は、座学と現地研修の2部構成で実施。猟友会、関係者合わせて70人が参加。

 指導班は「センサーカメラが捉えた鳥獣の行動及びその対策」と題し、センサーカメラ映像をもとに有害鳥獣の行動や対策のポイントをわかりやすく説明した。

 現地研修では、大洲市が設置している箱わなを用い、餌付けのポイントなどを阿部氏が説明。

 参加した猟友会員からは「今すぐ実践できる内容。早速試してみたい。」と好評であった。

元年10月24日 「さくらひめ」ブランド化に向け、出荷規格確認!

生育状況規格確認

 大洲農業指導班は10月24日、JAえひめ中央小田営農支援センター、小田深山地区の生産者に対し、「さくらひめ」の出荷調整方法について指導を実施。

 これは、花き研究指導室で開催した「さくらひめステップアップミーティング」における、出荷規格目合わせ会の結果を受け実施したもの。

 下枝と下葉の処理、草丈の揃え方など、購買者にアピールできる荷姿が市場評価につながることを周知し、出荷調整方法を見直した。

 内子町小田深山の「さくらひめ」は10月24日から出荷が始まっており、高品質さくらひめの生産に向け、適切な栽培管理・出荷調整の徹底を図り、さくらひめブランドの向上を図る。

元年10月15日 シャインマスカット冷蔵試験について

フレッシュホルダー装着冷蔵前果実

 大洲農業指導班は10月15日、今年度2回目のシャインマスカットの貯蔵試験を開始(1回目は9月18日に実施済み)。

 フレッシュホルダーは補水の手間を減らすため、去年よりも長いものを採用した。

 12月中旬に開催予定の「ぶどう産地力向上促進事業」第3回検討会において、貯蔵したシャインマスカットの外観および品質を調査するとともに、試食も行う。

 検討結果を基に、シャインマスカットの貯蔵マニュアルを作成する予定。

 市場性調査についてはJA愛媛たいきと連携し、12月中旬にクリスマス向けの販売を予定。

元年9月25日 新規就農者を対象に農業基礎研修会を開催

研修会

 大洲農業指導班では就農して間もない農業者(1~3年目)を対象に、農業基礎研修会を開催する。

 年間4回開催を計画しており、第一回目は9月25日に青年農業者、関係機関職員10人が参加して、二村建臣税理士を講師に招き「自己経営の把握に必要な簿記記帳の基礎」の内容にて研修会を行った。

 参加者からは、普段記帳するうえでの小さな疑問から専従者給与まで幅広く質問があがった。

 次回は、10月16日に実践的な記帳・経営分析について研修を行う予定。

元年8月1日 第2回ぶどう産地力向上検討会の実施

状況確認効果確認

 8月1日、地方局予算事業「ぶどう産地力向上促進事業」の第2回検討会を現地2か所(内子町川登および江子)で開催。

 生産者代表や関係機関職員ら22名が出席し、剥皮やキュアリング処理によるピオーネの着色状況を確認。

 また、管内で問題になっているシャインマスカット開花異常について、調査・簡易試験結果を報告し、意見交換を実施。

 今後、シャインマスカットのマルチ被覆による高品質生産実証や果実袋の色の影響調査と長期貯蔵実証を行い、12月中旬の第3回検討会にて結果を報告予定。

元年7月25日 ピオーネの着色促進にキュアリング処理の効果を確認

キュアリングキュアリングありなし

 大洲農業指導班は、地方局予算事業「ぶどう産地力向上促進事業」において、ぶどうの品質向上を図るための実証ほを設置。

 今年度は、ピオーネの着色促進を図る目的で、剥皮のほかにキュアリング処理(樹皮部から木質部まで環状に鋏を入れ、水の流れは遮断せずに師管部を切り離し、光合成生成物の果実への転流量を増やして着色を促進させる処理)を実施。

 キュアリング処理は、剥皮処理に比べ樹勢衰弱のリスクが低く、剥皮と同等の着色促進効果が確認できた。

元年7月9~12日 県下最大のクリ産地維持に向けて役員視察研修を実施

クリ低樹高栽培クリ実演

 大洲農業指導班では、大洲クリ部会と連携しクリの低樹高・超低樹高栽培を推進するため、7月9~12日、岐阜県と大阪府にて役員視察研修を実施。

 岐阜県では、東美濃栗振興協議会の取組、恵那農林事務所での産地拡大プロジェクトの取組、低樹高栽培技術について視察し、高齢者や女性でも管理がしやすい「低樹高・超低樹高栽培技術」が確立されていることやクリを扱う菓子業者が多いことから販路も確保されており、新規栽培者も多いことなど、今後、産地維持拡大を目指す大洲地域の参加者は大きな刺激を受けた。

 参加者からは、低樹高栽培園の管理等について質問が多くあり、産地化に向けた課題を共有する研修となった。

元年6月7日 キウイフルーツかいよう病拡散防止に向けて

 大洲農業指導班は6月7日、JA愛媛たいきキウイフルーツかいよう病拡散防止対策協議会に出席し、今年度の発生状況の報告と今後の対応について協議。

 指導班から、5月10~24日に実施した菅内全園調査(450園地)結果と、今後の感染防止に向けた対策について説明した。

 今年度は、雨が少なかったことからかいよう病の発生は少なかったため、生産者間で防除に対する気の緩みが出てくることが心配されており、引き続き、関係機関と連携し拡大防止に向け、現場活動を徹底していくことを申し合わせた。

元年6月7日 大洲・内子地区一次産業女子グループ『ぷらいまりぃ』が異業種勉強会

ぷらいまりぃ

 大洲農業指導班は6月7日、大洲市の古民家を利用した民宿施設「OZHOUSE」で異業種勉強会を開催した。

 大洲・内子地区一次産業女子グループ『ぷらいまりぃ』が、「お城下マルシェ」に出店した際につながりのできた、異業種の方と交流することで視野を広げようと企画したもので、企業や民宿経営者、西条市や八幡浜市の一次産業女子メンバーや大学生など24人が参加した。

 当日は、ぷらいまりぃの活動紹介と各メンバーの経営内容や活動目標などを発表したあと、「OZHOUSE」の安永沙羅ジューストー氏から古民家活用による民泊運営についての話を聞き、「お互い刺激しあう良い機会となった」、「新しい出逢いや繋がりがきっかけで、販路拡大につながればうれしい」との感想が聞かれた。

元年5月24日 鳥獣害対策も「自助」「共助」「公助」

 大洲農業指導班は5月24日、「道の駅」清流の里ひじかわ野菜等出荷組合総会で、「みんなの力で鳥獣害対策」と題して講演会を実施。

 鳥獣管理専門員として認定されるまでの活動で得られた有害鳥獣の行動や対策のポイントを、動画を交えてわかりやすく説明し、他人事ではなく一人一人が意識して対策に取組むことが重要と強調した。

 今年度、大洲市肱川町小藪地区をモデル集落として、鳥獣被害軽減に取組む計画。

元年5月17日 ぶどう産地力向上に向け活動開始

ぶどう検討会1

 大洲農業指導班は5月17日、JA愛媛たいき内子支所にて地方局予算事業「ぶどう産地力向上促進事業」の第1回検討会を開催し、昨年度の実証結果の報告と今年度の実証計画の検討を実施した。

 昨年度のピオーネの着色促進実証では環状剥皮の効果が認められ、シャインマスカットの果実袋の比較では茶色袋で果皮障害が多く、冬季出荷に向けた低温貯蔵実証では、フレッシュホルダーと果実袋の組み合わせが品質保持効果が高いことを報告。

 たいき農協から年末の試験販売において、販売単価がハウス栽培ものを上回ったことやシャインマスカットの一部園地での開花異常の報告があった。

 今年度は、昨年の実証での問題点を解決するための再実証と、新たに植物調節剤による肥大促進実証、さらに、果樹研究センターと連携しシャインマスカットの開花異常の原因究明を行い、その結果をもとに栽培マニュアルを作成し、ぶどう栽培技術と産地力の向上を図る。

元年5月8日 大洲野菜の魅力を小学生へ

大洲野菜

 大洲農業指導班は5月8日、大洲市南久米で農業を営む松本典子氏と、大洲市青年農業者協議会と共同で、大洲小学校2年生に野菜の植え付けを指導した。

 植木鉢にミニトマトを、学校の花壇にピーマンやきゅうり、落花生を植え付けた。

 水やりや肥料のタイミングなど栽培管理に対する質問について、丁寧に説明を行った。

 今後も食育活動を継続し、秋冬野菜の植え付けや野菜を使った調理実習などを行い、農業や食について考える機会を提供する。

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