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主な農業の紹介
果樹
1.温州みかん
明治28年頃、八幡浜市に苗木が導入され、7戸の農家で栽培が始められたと伝えられている。現在は、宮川早生と南柑20号が主体である。
また、温州みかんの越冬栽培やネット掛け栽培も最近増加しています。温室みかんや越冬有袋みかんを含めると4月から翌年の2月にかけて長期間市場出荷が行われています。
ほとんどの柑橘園地で多目的スプリンクラー施設が整備されています。農薬散布や灌水作業の省力化、軽労働化を図っています。
2.不知火
愛媛県は熊本県に次いで全国第2位の生産量を誇り、管内の不知火は、県内生産の約5割を占める大きな産地となっています。
平成23年産の栽培面積は303ヘクタールで3856tの生産量を上げています。1月から4月にかけて出荷が行われ、食味の良い果実が生産されています。
3.清見
昭和56年、甘夏柑にかわる品種として伊方町三崎地区に導入され、現在八幡浜市、伊方町において391ヘクタールで栽培されています。
4.甘平(かんぺい)
愛媛県が育成したオリジナルの新品種で「西之香」×「ポンカン」を交配させて誕生しました。果実は扁平でシャキッとした食感が特徴の果実です。
管内では新たな特産かんきつとして産地化が進められ、現在約40ヘクタールで栽培さています。
5.富士柿
八幡浜市国木・牛名地区を中心に栽培され、八幡浜市の特産品として産地化され、現在60ヘクタール栽培されています。
「富士柿」は蜂屋系の枝変わりで昭和初期に八幡浜市国木で発見・育種された品種で他品種に比べると大果、また富士山に似ていることから富士柿と命名された渋柿で、地区内で共同脱渋し、出荷されています。