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更新日:2019年1月15日

(仮称)八幡浜ウィンドファーム

手続状況

配慮書

対象事業の区分

風力発電所の設置の工事

事業名称

(仮称)八幡浜ウィンドファーム

事業規模

総出力 48,000kw程度(15基)

事業実施想定区域

八幡浜市

関係地域

八幡浜市、大洲市

事業者

株式会社ガイアパワー

公告・縦覧日

  • 配慮書公告・縦覧 平成30年9月18日から平成30年10月18日まで
  • 方法書公告・縦覧
  • 準備書公告・縦覧
  • 評価書公告・縦覧

知事意見

配慮書

愛媛県は(仮称)八幡浜ウィンドファームに係る計画段階環境配慮書について、発電所主務省令及び愛媛県環境影響評価条例に基づき、株式会社ガイアパワーに対し、平成30年12月5日付けで知事意見を提出した。

知事意見

「発電所の設置又は変更の工事の事業に係る計画段階配慮事項の選定並びに当該計画段階配慮事項に係る調査、予測及び評価の手法に関する指針、環境影響評価の項目並びに当該項目に係る調査、予測及び評価を合理的に行うための手法を選定するための指針並びに環境の保全のための措置に関する指針等を定める省令(平成10年6月12日通商産業省令第54号)」第14条第3項及び「愛媛県環境影響評価条例(平成11年3月19日条例第1号)」第44条第1項の規定により、別紙のとおり標記配慮書に対する意見を提出します。

別紙

第1 総括事項

事業実施想定区域周辺には複数の住居が存在していることから、事業の実施に伴う騒音・超低周波音、風車の影等による生活環境への影響が懸念される。

また、同区域及びその周辺においては、希少な動植物が多数生息しているとともに、希少鳥類の主要な渡りのルートに含まれる可能性がある他、同区域周辺には金山出石寺鳥獣保護区が存在している等、本事業の実施による動植物に対する影響が懸念される。

さらに、同区域の大半は森林法(昭和26年法律第249号)に基づく保安林に指定されており、周辺には砂防法(明治30年法律第29号)に基づく砂防指定地等が存在することから、土地改変に伴う土砂流出等が強く懸念される。

加えて、同区域周辺では官民一体となって世界農業遺産認定に向けた取り組みが進められているとともに、瀬戸内海国立公園に属する名勝地である金山出石寺からの眺望が大きく改変されるおそれがある等、事業実施に伴う景観に対する影響が懸念される。

これらを踏まえ、以下に示す措置を適切に講じても、環境影響を確実に回避又は低減できない場合は、事業実施想定区域の変更や事業規模の縮小等、抜本的な事業計画の見直しを行うこと。

第2 個別事項

1 地元との相互理解及び情報公開

(1) 環境影響評価手続きを進めるに当たっては、ホームページ等による積極的なデータ開示に努めるとともに、客観性のあるデータを用いて分かりやすく丁寧な説明を行うことにより、地元自治体や地域住民等の十分な理解を得ること。また、地域住民からの要望や苦情等に対しては誠意を持って対応し、住民不安の解消に努めること。

(2) 環境影響評価図書について、縦覧期間が終了した後も「環境影響図書の公開について」(平成30年3月30日付け環政評発第1803305号)に基づき、積極的に公開するとともに、自社ホームページ上で事業の概要を公表すること。なお、ホームページ作成に当たっては各種OSやブラウザでの動作確認を十分に行い、利用者の利便性の向上を図ること。

2 騒音・超低周波音

以下の検討を行い、方法書以降の手続きにおいて、その検討過程及び結果を科学的根拠に基づいて説明すること。

(1) 発電機の基数及び単機出力並びに配置によっては、施設稼働に伴う騒音・超低周波音による周辺住居等への影響が異なる可能性があることから、この影響を確実に回避又は十分に低減できるよう配慮すること。

(2) 調査、予測及び評価は、「風力発電施設から発生する騒音等測定マニュアル」(平成29年5月、環境省)や国内外の最新の知見に基づくとともに専門家の助言も得て、適切に実施すること。なお、調査地点は、事業実施周辺地域の地形等を踏まえたうえで、直近住居はもとより、学校や病院等の特に配慮が必要な地点、及び複数の発電機による複合影響が想定される地点を適切に選定すること。

3 土地改変及び水環境

事業実施想定区域周辺には多数の住居が立地しているとともに、複数の水道水源や重要な観光資源である平家谷自然公園が存在している。

一方で、同区域一帯は脆弱な岩質であり、大半が土砂流出防備保安林に指定されている他、近世・近代に行われた銅の採掘跡地が含まれる可能性があるため、事業の実施により土地改変が行われた場合、みずみちの変化や森林機能の低下による土砂の流出や濁水の発生等による生活環境や農業、漁業等への影響が強く懸念される。

これらを踏まえ、原則、保安林の範囲を避けた事業計画とすることは当然のこととして、地質の状況、及び沢筋等の水の流れを的確に調査・把握し、環境影響を確実に回避又は十分に低減する計画としなければならい。

このため、方法書以降の手続きにおいて、適切に調査、予測及び評価を行い、その結果を踏まえた環境影響の回避又は低減に係る措置を科学的根拠に基づいて説明すること。

4 風車の影

事業実施想定区域周辺には多数の住居等が存在するため、発電機の配置等の検討に当たっては、風車の影の影響を回避、低減できるよう配慮し、その検討過程及び結果を方法書以降の手続きにおいて示すこと。

5 動植物

(1) 事業実施想定区域及びその周辺には、希少な動植物が多数生息していることから、工事用道路の設置や発電機の配置等の検討に当たっては、土地改変等による動植物への影響を回避、低減できるよう配慮し、その検討経緯及び結果を方法書以降の手続きにおいて示すこと。

(2) 同区域及びその周辺は猛禽類等、希少鳥類の渡りルートに含まれている可能性があるため、既存資料や専門家からの意見聴取等をもとに、調査、予測及び評価の手法を適切に選定し、その結果を方法書に記載すること。

(3) 同区域周辺に位置する金山出石寺鳥獣保護区は貴重な鳥類の生息・繁殖地であることから、事業実施による影響を適切に調査、予測及び評価し、その結果を踏まえた環境保全措置を適切に講じること。

6 景観

以下の検討を行い、方法書以降の手続きにおいてフォトモンタージュを用いてその過程を示すこと。また、検討に当たっては複数案を検討するとともに、地域住民や関係機関等からの意見を聴取し、計画に反映させること。

(1) 事業実施想定区域周辺には多数の住居等が存在していることから、近景の調査地点として直近住居又はその周辺を選定するとともに、周辺住居等から圧迫感を受けない発電機の配置とすること。

(2) 同区域周辺では官民一体となって世界農業遺産認定に向けた取り組みが進められており、宇和海側の段々畑の壮大な景観は保全すべき重要な財産であることから、これらに対する影響を確実に回避できる発電機の配置とすること。

(3) 同区域の東側に位置する出石山の山頂一帯は、瀬戸内海国立公園の一部に指定されており、頂上にある金山出石寺は、国内外から観光客が訪れる名勝地であるとともに、四国連山が一望できる重要な眺望点であることから、本事業実施による景観の改変を回避・低減できる発電機の配置とすること。

7 文化財

(1) 事業実施想定区域一帯は近世・近代において、銅の採掘が行われていたことから、保存すべき重要な遺構が存在する可能性が高いため、専門家等からの助言を得るとともに、八幡浜市教育委員会と協議して、十分な現地調査を実施し、その結果を踏まえた事業計画とすること。なお、発電機の配置等の検討に当たっては、同教育委員会と協議すること。

(2) 送電線の埋設の可能性がある道路区域は、八幡浜市指定の天然記念物である「平家谷自然林」や周知の埋蔵文化財包蔵地「宮内両家遺跡」(八幡浜市)に該当し、既存道路の拡幅の可能性のある道路区域は八幡浜市指定の天然記念物の「客神社の社叢」が隣接しているため、八幡浜市教育委員会との事前協議を行うこと。

その他の範囲については国・県・市指定の文化財や周知の埋蔵文化財包蔵地に該当しないが、事業実施中に新たに文化財を発見した場合には、同教育委員会と協議し、適切に対応すること。

環境大臣意見

配慮書

環境省は、平成30年11月30日、愛媛県で計画されている「(仮称)八幡浜ウィンドファーム計画段階環境配慮書」(株式会社ガイアパワー)に対する環境大臣意見を経済産業大臣に提出した。

本事業は、愛媛県八幡浜市において、最大で総出力48,000kWの風力発電所を設置する事業である。意見内容は別添(外部サイトへリンク)のとおり。

経済産業大臣意見

配慮書

本日(平成30年12月6日)、環境影響評価法第3条の6の規定に基づき、「(仮称)八幡浜ウィンドファーム計画段階環境配慮書」について、株式会社ガイアパワーに対し、環境の保全の見地からの意見を述べた。意見内容は別紙(PDF:86KB)のとおり。

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お問い合わせ

県民環境部環境政策課

〒790-8570 松山市一番町4-4-2 

電話番号:089-912-2347

ファックス番号:089-912-2344

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