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伊方発電所の異常通報連絡(令和5年5月分)及び異常の原因と対策について

ページID:0046176 更新日:2023年6月12日 印刷ページ表示

異常時通報連絡の公表文(様式1-2)

伊方発電所から通報連絡のあった異常について(令和5年5月分)

令和5年6月12日
原子力安全対策推進監
電話番号089-912-2352

1_令和5年5月に、安全協定に基づき四国電力株式会社から県へ通報連絡があった異常は次のとおりですので、お知らせします。

通報連絡の概要
県の公表区分
C
異常事項
スチームコンバータの不具合(3号機)<外部リンク>
発生年月日
令和5年5月1日
概要
伊方発電所3号機は第16回定期事業者検査中のところ、スチームコンバータの加熱管の非破壊検査を実施した結果、加熱管の広範囲に減肉を確認し、当該設備が必要な能力を有しないと判断した。
本事象による環境への放射能の影響はない。
今後の対応を検討した結果、スチームコンバータの修理に期間を要することから、本定期事業者検査後のプラント運転においては、スチームコンバータを使用せず、補助ボイラ(予備を含め2台)により、補助蒸気を供給することとした。
当該スチームコンバータの加熱管については、次回の定期事業者検査において取替えを計画する。
引き続き、詳細を調査する。
管理区域該当
国への報告
×
備考
今回公表
通報連絡の概要
県の公表区分
C
異常事項
モニタリングポスト等の指示上昇(共用)<外部リンク>
発生年月日
令和5年5月7日
概要

伊方発電所敷地境界に設置している野外モニタの指示値が上昇し、中央制御室に「10分平均注意」を示す信号が発信した。
その後、以下の調査結果より、降雨による自然変動と判断した。

  • 信号発信時、発電所からの放射性気体廃棄物の放出実績はなく、排気筒のモニタ指示値にも異常は認められなかった。
  • また、5月8日0時0分に全ての野外モニタにおいて指示値は設定値を下回った。
  • 当該野外モニタのデータ解析を実施した結果、自然放射性核種による上昇は見られたが、人工放射性核種による特異な上昇は見られなかった。
  • 22時50分に信号が発信した際、発電所では他の異常事象は発生しておらず、発電所周辺における降雨により他の野外モニタも同様に上昇している。

本事象における野外モニタの最大10分平均指示値は以下のとおりである。
モニタリングステーション 69 nGy/h
モニタリングポストNo.1 65 nGy/h
モニタリングポストNo.2 73 nGy/h
モニタリングポストNo.3 66 nGy/h
モニタリングポストNo.4 70 nGy/h
本事象によるプラントの運転への影響及び環境への放射能の影響はない。

管理区域該当
国への報告
×
備考
今回公表
通報連絡の概要
県の公表区分
C
異常事項
グランド蒸気復水器排気ファンの不具合(3号機)<外部リンク>
発生年月日
令和5年5月13日
概要

伊方発電所3号機は第16回定期事業者検査中のところ、グランド蒸気復水器排気ファン3A及び3Bが運転できないことから、保修員が確認し、詳細な点検が必要と判断した。
本事象によるプラントへの影響はなく、環境への放射能の影響はない。
原因を調査した結果、本定期事業者検査において取り替えたグランド蒸気復水器排気ファン3A及び3Bの電源ユニットの保護装置が原因であると推定したことから、新しい保護装置に取り替えた。
その後、グランド蒸気復水器排気ファン3A及び3Bを起動し、運転に問題ないことを確認したことから、正常状態に復帰した。
今後、詳細調査を実施する。

管理区域該当
国への報告
×
備考
今回公表
通報連絡の概要
県の公表区分
C
異常事項
地震の観測(1、2、3号機)<外部リンク>
発生年月日
令和5年5月19日
概要

伊方発電所において以下のとおり地震を感知した。

  • 1号機:9ガル
  • 2号機:7ガル
  • 3号機:9ガル

伊方発電所1、2、3号機に異常はない。(中央制御室でプラントパラメータを確認)
念のため、巡視点検を実施し、設備に異常のないことを確認した。
この地震による環境への放射能の影響はない。

管理区域該当
国への報告
×
備考
今回公表
通報連絡の概要
県の公表区分
B
異常事項
<外部リンク>制御棒クラスタ駆動装置空調系統への養生袋の吸い込み(3号機)<外部リンク>
発生年月日
令和5年5月19日
概要

伊方発電所3号機は第16回定期事業者検査中のところ、1次冷却材系統の耐圧・漏えい検査において、制御棒クラスタ駆動装置空調系統の点検口を開けた際に、当該空調系統に養生袋が吸い込まれたことを確認した。
そのため、養生袋の回収作業が必要と判断し、当該検査を中止した。
本事象による環境への放射能の影響はない。
その後、1次冷却材系統の降温・降圧を行い、制御棒クラスタ駆動装置冷却ファンを停止し、吸い込まれた養生袋を回収して、当該空調系統に異常がないことを確認した。
なお、その間、制御棒クラスタ駆動装置は使用しておらず、制御棒は全挿入状態を維持しており、プラントの安全性に影響はなかった。

管理区域該当
国への報告
×
備考
速報済
通報連絡の概要
県の公表区分
C
異常事項
発電機用窒素ガス封入装置からの窒素ガス漏えい(3号機)<外部リンク>
発生年月日
令和5年5月26日
概要

伊方発電所3号機は第16回定期事業者検査中のところ、発電機用の窒素ガス封入ラインにて、窒素ガスの漏えいを確認し、詳細な点検が必要と判断した。漏えいについては、弁を閉止し、停止した。
本事象による環境への放射能の影響はない。
点検した結果、本定期事業者検査で取り替えた発電機用窒素ガス封入装置の配管接続部のOリングが適正に装着されていないことを確認したことから、当該Oリングを新品に交換した。
その後、漏れがないことを確認し、正常状態に復帰した。
今後詳細を調査する。

管理区域該当
国への報告
×
備考
今回公表

​2_外部への放射能漏れや周辺環境放射線への影響はありませんでした。

原因と対策の報告の公表文

伊方発電所から通報連絡のあった異常に係る原因と対策の報告について

令和5年6月12日
原子力安全対策推進監
電話番号089-912-2352

今回、四国電力(株)から、伊方発電所の異常の原因と対策の報告はありませんでした。

令和5年3月15日に発生した「燃料検査ピットにおける水中テレビカメラの不具合」」、令和5年5月1日に発生した「スチームコンバータの不具合」、令和5年5月13日に発生した「グランド蒸気復水器排気ファンの不具合」、令和5年5月19日に発生した「制御棒クラスタ駆動装置空調系統への養生袋の吸い込み」及び令和5年5月26日に発生した「発電機用窒素ガス封入装置からの窒素ガス漏えい」については、現在、四国電力株式会社において調査中であり、「伊方原子力発電所異常時通報連絡公表要領」に基づき、原因と対策の報告書を受理後、来月以降に公表します。

 

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