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更新日:2019年7月10日
令和元年7月10日
原子力安全対策推進監
(内線2352)
1_令和元年6月に、安全協定に基づき四国電力(株)から県へ通報連絡があった異常は次のとおりですので、お知らせします。
県の公表区分 |
異常事項 |
通報 連絡 年月日 |
概要 |
管理 区域 該当 |
国へ の 報告 |
備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
C |
元年 6月 18日 |
屋外の総合浄化槽の排水貯槽において、排水が溢れ出ていることを社員が確認した。 |
外 | × |
今回公表 |
|
C |
元年 6月 18日 |
伊方発電所3号機は通常運転中のところ、中央制御室において主タービン油系統の異常を示す信号が発信した。現地確認したところ、タービン建屋地下1階の油清浄器ガス抽出機が停止していることを確認した。 油の漏えい等はない。 油清浄器ガス抽出機はタービンの軸受潤滑油の清浄装置のうち、油清浄器内に発生する水蒸気等を排出するために設置しているもので、油清浄器ガス抽出機が停止していても直ちに油の清浄度に影響はなく、プラントの運転に影響はない。 当該油清浄器ガス抽出機の分解点検の結果、軸シールの摩耗とベアリング内のグリスの減少が確認されたため、軸シールとベアリングの取り替えを実施した。 その後、油清浄器ガス抽出機を起動し、運転に異常の無いことを確認し、通常状態へ復旧した。 本事象による環境への影響はない。 |
外 |
× |
今回公表 |
|
C |
元年 6月 29日 |
1,2号機の純水装置にて、保修員が配管フランジ部から、再生用水(脱塩水)が漏えいしていることを確認した。 このため、漏えい箇所を隔離し、漏えいは停止した。 漏えいした水は純水装置外へは漏れ出ていない。 現場調査を実施した結果、配管フランジ部のガスケットが損傷していることを確認したため、ガスケットの取り替えを実施した。 その後、当該部に通水して漏れが無いことを確認し、通常状態へ復旧した。 なお、漏えいした再生用水の量は、約200リットルと推定した。漏えいした水はふき取りを実施した。 本事象による環境への放射能への影響はない。 |
外 |
× |
今回公表 |
|
C |
元年 6月 30日 |
伊方発電所敷地境界に設置している野外モニタの指示値が上昇し、中央制御室に「10分平均注意」を示す信号が発信した。 ・信号発信時、発電所からの放射性気体廃棄物の放出実績はなく、排気筒のモニタ指示値にも異常は認められていない。 ・信号が発信した際、発電所では他の異常事象は発生していなかった。 ・発電所周辺における降雨により他の野外モニタも同様に上昇している。 ことから、降雨による自然変動と判断した。 本事象における最大10分平均指示値は以下のとおりであった(単位nGy/h)。 モニタリングステーション_66 モニタリングポストNo.1_69 モニタリングポストNo.2_72 モニタリングポストNo.3_69 モニタリングポストNo.4_72 本事象によるプラントの運転への影響及び環境への放射能の影響はない。 |
外 |
× |
今回公表 |
2_外部への放射能漏れや周辺環境放射線への影響はありませんでした。
令和元年7月10日
原子力安全対策推進監
(内線2352)
今回、四国電力(株)から異常の原因及び対策に係る報告はありませんでした。
令和元年6月18日に発生した「総合浄化槽排水貯槽からの水漏れ」、「主タービン油系統油清浄器ガス抽出機の不具合」及び同年6月29日に発生した「純水装置の配管フランジ部からの水漏れ」については、現在、四国電力(株)において調査中であり、「伊方原子力発電所異常時通報連絡公表要領」に基づき、原因と対策の報告書を受理後、来月以降に公表します。
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