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全国育樹祭開催結果について

ページID:0006967 更新日:2020年5月8日 印刷ページ表示

去る10月25日(土曜日)~27日(月曜日)、皇太子殿下のご臨席を仰ぎ、愛媛県武道館(松山市市坪西町)を主会場として、第32回全国育樹祭が、「育てよう 緑あふれる 日本の未来」をテーマに、県内外から23,000名の参加を得て開催されました。

お手入れ行事

10月25日(土曜日)、翌日の式典に先立ち、松山市郊外の久谷ふれあい林(松山市久谷町)において、皇太子殿下による「お手入れ」が行われました。

お手入れされた6本の「スギ」の木は、昭和41年に開催された全国植樹祭の際に昭和天皇・皇后がお手植えされたもので、今年で43年生になります。

会場に到着された殿下は、加戸知事から植樹祭の様子やお手植えスギの生育状況などの説明を受けた後、「森林土壌生成促進材」を散布され、丁寧に鍬で均されました。

また、殿下は「お手入れ」の介添えを行った地元高校生、緑の少年団に「普段はどんな活動をしていますか?」と尋ねられていました。

加戸知事から説明を受けられる皇太子殿下の画像
加戸知事から説明を受けられる皇太子殿下

お手入れされる皇太子殿下の画像
お手入れされる皇太子殿下

懇談会

お手入れ行事と同日、大和屋本店において、大会関係者による全国育樹祭懇談会が開催されました。

大会会長のあいさつ、加戸知事による乾杯の後、和やかな雰囲気の中、皇太子殿下と出席者の懇談が行われました。

会場の様子の画像1
会場の様子

皇太子殿下と加戸知事(手前は山下泰裕愛媛県武道館名誉館長)の画像
皇太子殿下と加戸知事(手前は山下泰裕愛媛県武道館名誉館長)

式典行事

翌10月26日(日曜日)には、大会史上初めて、屋内施設で式典行事(参加者3,300名)が執り行われました。

会場の「愛媛県武道館」は、県産材をふんだんに利用して建設された全国有数の木造施設です。

式典は、国土緑化推進機構の谷副理事長の開会の言葉に続き、伊予市立郡中小学校「鼓隊」の先導で、県内94団の緑の少年団が入場。続いて江田大会会長、加戸愛媛県知事、清家愛媛県議会議長があいさつを行い、皇太子殿下がお言葉を述べられました。

続いて、「全国緑の少年団活動発表大会」入賞団体や「全国育樹活動コンクール」入賞者、愛媛県緑化等功労者等の表彰が行われ、愛媛県内の緑の少年団等が育てた苗木が石破農林水産大臣の手によって全国の緑の少年団に贈呈されました。

次に、県内緑の少年団の代表である、東温市立西谷小学校「西谷緑の少年隊」による心温まる活動発表が行われました。

三旗入場の画像
三旗入場

緑の少年団入場行進の画像
緑の少年団入場行進

皇太子殿下のおことばの画像
皇太子殿下のおことば

西谷緑の少年隊 活動発表の画像
西谷緑の少年隊 活動発表

メインテーマアトラクションでは、四季の移ろいをモチーフに、本大会の基本コンセプト「循環」を、県内小中高生によるダンス隊と合唱隊及び吹奏楽隊のコラボレーションによる、表現ダンス「美しい森林(もり)生命(いのち)のめぐりと輝き」として上演し、愛媛県出身のテノール歌手秋川雅史さんの「千の風になって」の熱唱も加わり、会場の参加者を魅了しました。

その後、林業後継者、森林ボランティア、緑の少年団の代表が「誓いの言葉」を述べました。そして、佐々木国土緑化推進機構理事長による大会宣言の後、次期開催県を代表して金子長崎県知事があいさつをし、中村松山市長の閉会の言葉で式典は終了しました。

メインテーマアトラクションの画像
メインテーマアトラクション

秋川雅史さんの画像
秋川雅史さん

おもてなし広場

式典当日に、どなたでも自由に参加できる育樹祭のサブ会場として、武道館隣接地の坊っちゃんスタジアム前で「おもてなし広場」が開催されました。

屋外に設置された特設ビジョンでの式典の生中継のほか、県内市町の特産品販売、森林・林業関係の企画展示コーナー、県内間伐材を利用したマイ箸づくりなどの体験、巷で話題のポンジュース蛇口など、様々な催しが行われました。

県内20市町を始め、森林・林業関連企業・団体等15団体、その他13団体の合計48団体が出店し、式典参加者を含め約10,000人の参加を得て、育樹祭の式典に花を添えました。

おもてなし広場の様子の画像
おもてなし広場の様子

マイ箸づくりに挑戦の画像
マイ箸づくりに挑戦

全国緑の少年団活動発表大会

10月25日(土曜日)、約500名が参加して松山市で開催され、全国から選ばれた少年団5団体と県内の少年団が集い、日ごろの活動状況の発表や表彰が行われました。終了後は伊予市のウェルピア伊予で交歓集会を開き、交流を深めました。

会場の様子の画像2
会場の様子

活動発表の様子の画像
活動発表の様子

育林技術交流集会

10月25日(土曜日)、久万高原町では約500人の参加を得て、育林技術交流集会が開催され、「循環~世代をつなぐ森林づくり~」をテーマに特別講演やパネルディスカッションが行われ、活発な議論が展開されました。

会場の様子の画像3
会場の様子

大沢啓二氏の特別講演の画像
大沢啓二氏の特別講演

森林・林業・環境機械展示実演会

当展示実演会は、林業の機械化による効率化と安全性の向上を図るため行われているもので、10月26日(日曜日)、27日(月曜日)の両日、今治市「今治新都市」において、全国の林業機械メーカが最新鋭機材の展示・実演を行い、約8,000人の参加がありました。

会場全体の様子の画像
会場全体の様子

実演の様子の画像
実演の様子

育樹祭を振り返って

森林が県土の7割を占める本県では、平成13年を「森林そ生元年」と位置付け、県民参加による「森林(もり)と共生する文化の創造」に積極的に取り組んできました。

今回の全国育樹祭は、その成果を踏まえ、基本・実施計画の策定や、開催準備の過程の多くを職員と県民の手づくりで行いました。

式典アトラクション等の企画立案から衣装等の製作、また、会場内を彩った、森林を模したオブジェや飾花プランター、木製プランターカバー等も多くの県民の手づくりによるものです。

お手入れ会場である「久谷ふれあい林」の整備には、延1,300人の県民がボランティアとして携わるとともに、式典当日の2箇所のサテライト会場を始めとして、県内14箇所で地域育樹活動が実施され、延1,200人の参加者がありました。

さらに、育樹祭開催を記念した様々な行事が県内59箇所で開催され、延130,000人の県民が参加しました。

なお、経済状況厳しい中、県内外の156の企業・団体・個人の方々から多数の協賛金等のご協力をいただき、四国遍路の温かい“お接待”の心で参加者の皆様をおもてなしするための経費等に充てさせていただきました。

今回の育樹祭を契機として、私たち一人ひとりが森林(もり)を守り育て、活力ある健全な森林として次の世代に継承していくという「美しい森林(もり)づくり」の輪が、全国へ、そして日本の未来へと広がり繋がっていくことを期待しています。


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