ホーム > 仕事・産業・観光 > 農業 > 農地整備・保全 > えひめの農業農村整備 > 農業用水
ここから本文です。
更新日:2021年4月14日
「教えてっ!農業農村整備って何?」は、土地改良だよりに掲載中の、非農業者の方も含め県民の皆様方から『農業農村整備事業』に関する質問に対して、順を追って解りやすく紹介していく企画で、随時更新していきます。
農業で欠かせないものは、「水」・「土」・「里」です。これまで、このうち「土」について、省力化や機械化による生産コストの削減や規模拡大、担い手への農地利用集積を図る農地の基盤整備として、水田や樹園地のほ場整備についてお話ししてきました。
今回は、このうち「水」=「農業用水」についてです!
水資源の大変乏しい地域で、これまでにたびたび渇水が発生!!
引用文献:平成23年版日本の水資源(平成23年8月国土交通省水管理・国土保全局水資源部)
1.3億立方メートルの水源を確保し、
国営事業2地区+県営事業22地区+団体営事業7地区
基幹的な農業水利施設を整備
国営、県営かんがい排水事業など129地区
昭和42年(1967年)に起きた南予地方の大干ばつを契機として、北は佐田岬から南は宇和島市にいたる7,200haの樹園地に農業用水を配水するための幹線及び支線水路等の新設、並びに農業用水の水源を野村ダムとするための取水施設等の整備。(水道事業との共同事業)
昭和32~42年にかけて実施された道前道後平野農業水利事業(当初事業)から30年あまりが経過して、面河ダムや幹線用水路等の施設の老朽化や新たな水需要へ対応するため、平成元年度から道前道後平野農業水利事業(現行事業)に着手。当初事業で整備された施設の改修を行うとともに、面河ダムの補給が無い水田裏作期間(10月上旬~6月上旬)等の新たな用水確保を目的とした志河川ダム、佐古ダムの建設など、総合的な農業水利施設の整備。
しかし、「農業用水利施設の老朽化」が進行しています!
県営事業で造成した施設では、既に耐用年数を超過している施設が全体の約40%(ダム、頭首工37施設、農業用排水路305km)
10年後には約75%以上が超過する見込み
そこで、市町や土地改良区と連携しながら、「基幹水利施設の計画的な保全管理」を進めます。
限られた予算の中で、既存水利施設の効率的かつ効果的な長寿命化と破損による二次被害の防止を図るため、リスク評価を取り入れた機能診断を行い、その結果を踏まえたうえで、計画的に保全対策を実施するとともに、新たな個性化産地への転換に対応したかんがい施設等の再編整備を推進します。
事業の詳細については、お近くの県地方局農村整備課までおたずねください!
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください