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更新日:2022年11月22日
この度、国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構主催の全国食品技術研究会で当所の研究成果が最優秀賞を受賞しました。
本研究会は、地方公共団体等の食品関係試験研究機関の連携強化や試験研究の効率化のために開催するもので、今年度は29課題について研究成果の口頭発表及びポスター発表が行われました。
当所から「河内晩柑の機能性を活かした果汁飲料の開発」のテーマ名で発表を行いました。
この研究は、それまでに河内晩柑には機能性成分のオーラプテンが他の柑橘類に比べ特異的に多く含まれること、そのオーラプテンが、脳内の炎症を強く抑制する効果があることが松山大学薬学部で確認されていたことから、平成26-28年度に愛媛県戦略的試験研究プロジェクトにおいて産学官で研究した成果です。
ポスター発表では、研究の成果である「POMアシタノカラダ河内晩柑ジュース」の試飲を実施し、本研究の成果をアピールしました。この「POMアシタノカラダ河内晩柑ジュース」は全国で初めて機能性関与成分「オーラプテン」で機能性表示食品の届出が受理された商品で、中高年の方の認知機能の一部である記憶力を維持する効果が愛媛大学でのヒト介入試験により証明された飲料として昨年12月から株式会社えひめ飲料が商品化したものです。
研究者を代表して出席した福田主任研究員は農研機構の鍋谷部門長から賞状を拝受し、受賞スピーチでは愛媛県の単独予算で県内の産学官の連携で得られた成果であることをアピールするとともに、これまで共同研究に携わった方や研究にあたって色々アドバイスいただいた多くの方への感謝の思いを述べました。
今後も、引き続き県内企業の皆さんや県内の大学等との連携を密にして、新しい機能性食品等の開発を目指して取り組んで参ります。
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