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中国越境EC等で活用する愛媛PR動画の完成に関する記者発表(9月2日)の要旨について

ページID:0008972 更新日:2022年9月7日 印刷ページ表示

日時:令和4年9月2日(金曜日)11時31分~11時48分

場所:知事会議室

 

(NHK(幹事社))

 では、次に三つ目の発表、中国越境ECで活用する愛媛PR動画の完成について、知事、お願いいたします。

(知事)

 現段階では、世界で最大の中国の越境EC、ここに県内企業の販路開拓を支援しておりまして、巨大なECサイト内で、県産品の認知度を高めていくには、デジタル上のプロモーションが不可欠になります。通常のプロモーションをやっても、なんせ市場大きいですから、そう大きなインパクトを与えることができないので、何かいい方法ないかなと考えたときにたまたま中国語の歌を歌えるので、それを活用できないかということを、関係者に投げ掛けたところ、それ面白いということで、共同のプロジェクトがスタートしています。

 現地の人気歌手、叶里(イエリー)さん、これもたまたま情報収集のために見ていたときに、2年ぐらい前にヒットしている曲をお持ちで、認知度も高い、非常に良い、覚えやすい、日本人にもなじめるような曲なので、これ三つぐらい提示したのですけれど、これが一番いいんじゃないかって言われたので、それを起用させていただくことになりました。

 歌というのは世界共通語であると思いますので、それに基づいたPR動画を作成させていただきました。

 中身なのですけれども、これも中国のSNSでの発信を見据えまして、現地でよく見られているのがショートスタイルの動画だそうです。動画を作っても見られなかったら、もう無駄金になってしまいますから、どれだけ再生回数、最低でも、まずは目標100万回。ちょっと大きな数字になるかもしれませんが、100万回は最低クリアするのだと。今まで県は、早めの対応でプロモーション戦略室を設けてノウハウを蓄積してきました。それから今回は、楽天ECと微博(ウェイボ)とのスクラムですから、そういった持ち味を駆使しながら、これまでのノウハウを生かして、最低でも100万回は目指して、そしてその再生で愛媛県の購買をいざなっていく、ECサイトに引っ張り込んでいくと、こういう戦略でございます。

 ショートスタイルの動画、6種類制作しております。まず、歌の魅力と本県及び中国の伝統風景を織り交ぜた歌唱編、ちょっと私の歌唱力には問題がありますけども、お許しください。それから、県産品を切り口とした、中国市場で、おそらく売りやすいと思われる今治タオル編、それから真珠編、それから柑橘編、そしてもう一つは、将来の観光にも結びつけるための、サイクリングを紹介するしまなみ海道編、これらの5本を集約した総集編、その6種類のショート動画を作成しています。順次公開をしていく予定にしていますが、日本でまず先行公開する歌唱編と、今治タオル編の2本の動画と、共演した叶里(イエリ―)さんからの愛媛県民へのビデオメッセージがございますので、ご覧いただきたいと思います。

 まずは歌唱編でございます。これはオンラインで撮影して、収録をしております。

(動画)

 次がですね、今治タオル編で、ちょっとこれ、中国の消費者に興味を持ってもらうために、あえてコミカルなタッチで制作をしていただいています。

(動画)

 こんな感じで、真珠編とか、いろいろとみかん編とかを作っているのですけれども、最後に叶里(イエリ―)さんからのビデオメッセージをご覧いただきたいと思います。

(動画)

 はい。県では今年の6月に楽天グループと連携しまして、既に中国の大手ECサイト「京東(ジンドン)」、ここに愛媛の特設ページを開設して、これはもう実際のビジネスにつながるものですけれども、中国で人気の真珠やタオルを中心に、それに加えて砥部焼きや紙加工品など、19社、245商品を、そのサイトで販売できるように準備してきました。

 今回制作した動画は、9月の中旬以降、中国で順次公開をいたしまして、中国圏最大のソーシャルメディア「微博(ウェイボ)」と連携し、多くの20人以上の人気インフルエンサーによる拡散プロモーション、またSNSでのデジタル広告等でフル活用することで、中国消費者を愛媛特設ページに呼び込む、そして県産品の販売促進につなげていきたいと思います。

 まずは、中国ECサイトにおいて最大の売り上げが見込まれるのが、11月の1日から13日、これ独身の日セールというそうです。独身の日セールというのがあるそうなので、これに向けて動画を目玉としたプロモーションを戦略的に展開していきたいと思います。併せて、楽天グループと連携した今申し上げた中国越境EC事業について、参加企業の追加募集を行います。9月28日にセミナーを開催する予定ですので、関心がある企業があれば、ご参加いただけたらというふうに思っています。以上です。

(NHK(幹事社))

 ただ今の発表に質問のある社はお願いいたします。

(南海放送)

 すみません、南海放送です。ご覧になられて知事出来はどう感じました。

(知事)

 恥ずかしいに決まっているじゃないですか。正直言ってこれ、本業じゃないですから。しかも向こうはプロですから、いやあらためて見るとその違いをまざまざと見せつけられますね。

(南海放送)

 それで、また回数は100万回という目標が、ご発言あったのですけど、大事なのがそのECサイトでの購買活動だと思うんですけども、それについては具体的にどういった効果が。

(知事)

 結局、ここの動画のプロモーションで、ECサイトの紹介もくっつけていきますので、そこから今治タオルってそんなにいいんだっていうので、ECサイトに来れば買えるっていうふうな道筋を、微博(ウェイボ)の方も考えてくれていると思います。

 よく、どこの地域でも、都道府県でも、市町でも、こういった動画を作るのですけど、再生回数にこだわらなければ意味がないので、再生回数でチャンスが生まれると。そこからどう購買に実需に結びつけていくかという、その手法も、これまでプロモーション戦略室もやってきていますので、大いにその経験を生かしていきたいなというふうに思います。正直言って、どれだけ売れるかって今のこの段階では見通しはつきませんけれども、何とか、ビジネスというのはそういうもので、チャレンジして結果を求めていくという繰り返しなので、売り上げが上がってくればいいなと期待をしています。

(読売新聞)

 読売新聞です。大変動画面白かったです。ありがとうございます。この1から6までなのですけども、歌唱編からスタートして今治タオル編、真珠編、柑橘編ということなのですけども、この中国の方に県産品をということで、この主に今治タオル編、真珠編、柑橘編というふうに特化した理由というのはあるのですかね、受けがいいとか中国の方に。

(知事)

 そうですねまず、愛媛県の、どちらも主要産業、しかも日本一の生産量を誇る主要産業であるということ、それから既に海外でも広く知られるブランドになってきている。中国でも、特に真珠は人気がある商品。そういったことも、マーケティングの入口から入っていますので、あれもこれもあれもこれもといったら、もう、何かよく分からなくなってしまうので、当初の食い付きには、やはり絞り込んで攻めていくというのが効果的ではないかなと。そこからさらに他にというふうな広がりになっていきますから、よくマーケティングの理論でも、例えば強いところ弱いところがあった場合に、満遍なくやる選択と、強いところを一気にやる選択があるのですけど、効果が出るのは強いところを徹底的にやって、底上げして、すそ野を上げていく方が、確実に商品というのは売れていくというビジネスの世界にいましたので、そういったことも考えながら絞ってきているところでございます。

(読売新聞)

 養殖宇和島の養殖魚ですね、いわゆるそのクエとか新魚種もタマクエとかもすごい何か人気があるみたいなのですけども、そういった養殖業のあれは、なかったのかなと思うんですね。

(知事)

 あくまでもこれECサイトなので、生ものに関しては、通関の問題であるとか、それから鮮度の問題であるとか、いろんな問題がありますので、それはやっぱり、逆に商社同士、卸同士のビジネスチャンスを作ることによってやった方が効率的で、個人売買というよりは、そちらの方から攻めていく方がいいのではないかと思っています。

(読売新聞)

 ありがとうございます。

(愛媛新聞)

 愛媛新聞です。越境ECを強化しようということだと思いますけども、県内の産業振興という観点からして、今後越境ECの可能性についてはどのようにお考えでしょうか。

(知事)

 はい。もうこれは世界中でデジタル化が進んでいくというふうなことで、マーケットとしては、絶対に大きくなっていく、これもどう取り組んでいくかっていうのを戦略的に考えていかなければいけない分野だと思います。

 そしてまたもう一つは、日本全体が、少子高齢化によって人口減少、イコール市場縮小に入ってきますから、ローカルの企業においても、やはり世界の市場を開拓していくというふうな視点を持たないと、業が成り立たなくなってしまう時代が必ずやってきます。そういう意味で、なかなかそうはいってもどうやったらいいか分からないというのが実情ですから、そこの道しるべを県がつけていくっていうふうなことで、ある意味では県政、今までそういった都道府県の仕事ってあまりなかったと思うのですけれども、新たな経済政策ということで営業本部もそうなのですけれども、チャレンジしていく必要性はあるというふうに思っています。

(読売新聞)

 読売新聞です。すごく、動画もコミカルだったりとか、歌もすごく響いて、いい動画だったと思います。ちょっと話もありますけど、みきゃんとかが、私たち県民からすると、よく国内のPRだとみきゃんとか出てくると思うのですけど、そういったキャラクターもあるのか、もしくは、あえてやはり知事、恥ずかしかったというお話もありますけれども、それでもやっぱりトップが出ることの意義っていうのが、動画で顔を出すことの意義というのはどういうところにあったのでしょうか。

(知事)

 みきゃんどんどん出てきます。全面的に出てきます。さっき叶里(イエリ―)さんもみきゃん大好きって言ってくれて、実は微博(ウェイボ)が食いついてきたのは、やはり中国語の歌をデュエットするという、どこもやったことないっていうアプローチと、それから、中国においては県知事っていうのは、決してこういうふうなところには出てこられないそうなので、日本の知事ってこんなことやるよっていうことが面白いっていう、微博(ウェイボ)サイドの食いつきでしたので、本当に張り切ってくれています。初めてのことなので、頑張ろうっていう、スタッフも非常に盛り上がっていました。

(読売新聞)

 恥ずかしいということですけど、ただ手応えとしてはやはりありましたか。

(知事)

 やっぱり他がやってないので、面白いかなと。その引っ張っていく入口論としてはですね。分かりません、やってみないと。

(読売新聞)

 ありがとうございます。

(NHK(幹事社))

 他に質問ありますでしょうか。

(愛媛新聞)

 愛媛新聞です。今治タオル編、先ほど見させていただいたのですけども、今治については、中国で勝手に今治の名前が商標登録されそうになるという問題が相次いでいますけども、こういう動画を配信することで、あらためて今治というのは、日本の愛媛の県にある都市の名前なんだよ、というのを知名度アップというところも狙いの一つにあったりするのでしょうか。

(知事)

 そこまで狙ったわけではないですけど、でも今おっしゃったような効果にはつながると思いますね。確かに。はい。


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