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更新日:2014年2月17日
ジフテリア菌の飛沫感染により起こります。
高熱、のどの痛み、せき、嘔吐などの症状が出ます。ときには、嘔吐により偽膜と呼ばれる膜ができて窒息したり、心筋障害や神経まひを起こすこともあります。
現在国内ではほとんど発症をみていませんが、1990年代前半に、予防接種率が低下した旧ソ連で流行がありました。予防接種を続けていく必要があります。
百日せき菌の飛沫感染により起こります。
最初は普通のかぜのような症状で始まりますが、そのうちせきがひどくなり、連続的にせきこむようになります。また、せきのあとに急に息を吸い込むので、のどから笛を吹くような音が出るのが特徴です。
高熱がでることはあまりありませんが、呼吸困難になったり、けいれんを起こしたり、肺炎や脳症などを併発することがあります。乳児では命を落とすこともあります。
1970年代後半に予防接種率が低下した際、患者が多数出て113名の死者を出しました。
飛沫感染・・・ウイルスや細菌が咳やくしゃみなどで空気中へ飛び出し、約1mの範囲で人に感染させること
感染した人の便の中にいるポリオウイルスが口から入ることでかかる病気で、一般的には「小児まひ」とも呼ばれています。
ほとんどの場合、不顕性感染(ウイルスが体の中で増えるものの、病気としての症状は出ず、知らない間に免疫だけができること)で終わりますが、ときには、発熱、頭痛、嘔吐などの症状が出たあと、体がまひし、中には永久にまひが残る人もいます。
日本では、1960年代前半までは流行をくりかえしていましたが、現在では、予防接種の効果で、国内での患者の発生は報告されていません。しかし、パキスタン、アフガニスタン、ナイジェリアなどでは現在でもポリオの発生が見られるので、これらの地域からポリオウイルスが日本に入ってくる可能性があります。
破傷風はヒトからヒトへ感染するのではなく、土の中にいる菌が、傷口から体の中に入ることでかかる病気です。
けいれんを起こしたり、口が開かないといった症状が出ます。また、生命にかかわることもあります。
DPT-IPV、DPTは、不活化ワクチンとトキソイドの混合ワクチンです。
1期として生後3ヶ月から90ヶ月に至るまでの間に4回(標準的な接種期間は、生後3ヶ月に達した時から生後12ヶ月に達するまでの間に初回接種3回、初回接種3回終了後12ヶ月に達したときから18ヶ月に達するまでの間に追加接種1回)、2期として11歳から13歳未満の者にジフテリア・破傷風二種混合(DTトキソイド)で1回(標準的な接種期間は、11歳のときに1回)、計5回接種します。数が多いですが、確実に免疫をつけるため、決められたとおりに受けましょう。 また、決められた接種間隔に従って接種することも大切です。接種もれなどにより、万一接種間隔があいてしまった場合は、接種医や市町の予防接種担当に相談してください。
1期の予防接種にジフテリア・破傷風二種混合(DTトキソイド)を使用する場合は、1期の初回2回、追加1回、2期1回、計4回接種します。
接種部位が腫れる、赤くなる、しこりができる、発熱などが生じることがあります。
まれに、ショック・アナフィラキシー、血小板減少性紫斑病、脳症、けいれんがみられます。
1期の予防接種として、生後3月から生後90月に至るまでの間に初回接種3回、追加接種1回(標準的な接種期間は、生後3ヶ月に達した時から生後12ヶ月に達するまでの間に初回接種3回、初回接種3回終了後12ヶ月に達したときから18ヶ月に達するまでの間に追加接種1回)、を行います。
なお、ポリオワクチンは平成24年9月1日から、重大な副反応であるワクチン関連麻痺を回避するために、生ポリオワクチンから不活化ワクチンに変更されています。
接種部位が赤くなる、腫れる、痛みがでる、全身反応として、発熱、易刺激性、食欲不振、傾眠状態などがあります。
まれに、ショック・アナフィラキシー、けいれんがみられます。
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