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最近の県内の感染状況等およびインフルエンザとの同時流行に備えた注意喚起に関する記者発表の要旨について

ページID:0017582 更新日:2023年1月11日 印刷ページ表示

日時:令和5年1月6日(金曜日)15時00分~15時21分

場所:知事会議室

 

 

(テレビ愛媛(幹事社))

 それでは、臨時記者会見を始めます。本日は、県内の感染状況とインフルエンザとの同時流行に備えた注意喚起について記者発表があります。また、会見終了後にレクがありますので、詳細の確認はそちらでお願いします。知事お願いします。

 

(知事)

 お正月明けの4日の検査は、ご案内のとおり過去最多の5,219名となりました。昨日の検査でも3,775名の陽性確認、多くの陽性確認が続いています。感染拡大の勢い、いまだ衰えを見せていない、まだピークは迎えていないということでございます。さらに昨日、県内でもインフルエンザが流行入りしたことが確認されました。

 本日は、最近の県内の状況の説明に加えまして、インフルエンザの同時流行に備えた注意喚起を行うため会見をさせていただきます。

 まず、この年末年始の期間中、大変多くの医療機関のご協力によりまして、前年の約2倍の体制で発熱外来に対応していただきました。また、重点医療機関等の医療関係者の皆さん、そしてまた、救急搬送に当たる消防機関の皆さんには、正月休みも関係なく非常に多くのコロナ患者等の治療や搬送にご協力をいただきまして、県民を代表して心から感謝を申し上げさせていただきたいと思います。

 県内の12月以降の陽性確認は約7万3,000件となっておりまして、わずか1カ月余りの期間で県民の20人に1人が感染したという計算になります。全国的に年明け以降も、特に西日本、九州地域を中心に感染が収まる気配はなく、全国各地で大規模な感染の波が続いています。第8波のピークが見通せず医療負荷も日々日々増大する中で、インフルエンザの本格的流行も懸念され、コロナ対応のみならず、医療全体が、これはもうお分かりいただけると思います、大変厳しい局面になってきております。県民の皆さんには、県内の状況を正しくご理解をいただきまして、定期的な換気等、感染対策の継続、これはインフルエンザにも有効であることは過去2年で証明されております。そしてまた、年代や症状、重症化リスクの有無等に応じた受診行動、これを心掛けていただくことで、医療負荷をなんとか抑えることにも直接結び付いてまいりますので、強くお願いをさせていただきます。

 まず、感染状況ですけれども、これは1月4日時点でございます。47都道府県中、愛媛県は人口10万人当たり8番目。ここ最近は10番以内で推移しております。ご覧のとおり、もう本当に、上位は中国・四国・九州。1カ月前は、東北・北海道・北陸が中心でしたけれども、こちらの方はピークを過ぎたのか、ほとんどが下の方にきていますが、その分、その時点で下だった中四国がほぼ上に来ているという状況がくっきりと出ております。

 過去2年、年明けに感染が急増しておりまして、特に今年は、感染力の強いオミクロン株による第8波の渦中にあるという状況でございます。年末年始の人の往来による影響は、これから表面化してくると考えられ、この東北や北海道の状況を見ますと、まだ1カ月ぐらいはこうした状況が続く可能性があります。今は県内全域で感染がまん延しておりまして、いつ、どこで、誰が感染してもおかしくない状況にあります。重症化リスクの高い高齢者等への感染拡大を抑えることが重要でありますが、前々から申し上げているとおり、これから受験シーズンを迎える中学生や高校生等にとっても、感染予防が重要でございます。高齢者や基礎疾患のある方、受験生をはじめ、大切な時期を迎えている方は、本人はもとより、ご家族など周囲の方も、できる限り人混みを避けるなど、特に慎重な行動をお願いしたいと思います。

 次に、医療負荷の状況でございますが、病床使用率は、多くの医療機関にご協力いただきまして、随時、確保病床を拡充しておりますが、本日時点で65.6%となっています。一時は第7波のピークを超えて81.1%まで上昇しましたが、一昨日80人ほどご回復されましたので、現在は65.6%となっております。ただ、重症化リスクが高く、介護等にマンパワーが必要な70歳以上の入院患者が増加しておりまして、現在までの第8波のピークは297名、本日時点でも255名となっています。第7波のときが217名が(70歳以上の)高齢者の(入院患者数の)ピークであったのを考えますと、それ以上の水準になっていると。分母が大きくなっていることによる影響でございます。また、これらの重点医療機関の入院患者とは別に、一般医療機関等においても、他の疾患で入院されている患者が陽性となり、そのまま院内療養されている方も大勢いらっしゃいます。もはや、重点医療機関だけでカバーできる状況にはなく、多くの医療機関の協力を得て、地域の医療機関全体でコロナ対応を行っている状況にあります。これはもう愛媛だけではなく、全国どこでも同じ状況でございます。

 現場では、本人やご家族の感染でスタッフの欠員が増加する中、医療機関でのクラスターも多発しておりまして、非常に厳しい状況にありますが、なんとか今、コロナ対応と一般医療、やりくりをしながら医療を守り続けている日々が続いております。今後、コロナのさらなる感染拡大とインフルエンザ患者の増加が医療機関の逼迫(ひっぱく)に拍車をかける懸念があります。その場合は、県民の命に関わる救急医療、また周産期医療をはじめ地域の重要な医療を守っていかなければなりませんので、そのために県民の皆さんのご協力が必要でございます。

 こちら、同時流行に備えた注意事項でございます。コロナとインフルエンザの同時流行に備えまして、特に小さなお子さんや高齢者以外の重症化リスクの低い方、もう皆さん大半だと思いますが、4点強くお願いをさせていただきます。

 まず、年末年始には発熱外来で4時間から5時間の待ち時間が発生したところもあるやに聞いております。そもそも開けているところが少ないことと、それからやはり集中的に(同じ)時間帯に多くの人が押し寄せたということの影響でございます。発熱や喉の痛み、また咳など通常の風邪のような症状の場合は、救急車の要請や休日夜間の受診は控えていただきたいと思います。

 そして次に二つ目ですが、こういった状況ですから、まずはご自身で準備をしていただきたい。コロナ検査キット、これを使って検査を行って、陽性となった場合は陽性者登録センター、こちらの方に登録をするよう強くお願いをさせていただきます。登録をいたしますと24時間体制で相談対応が確立されております。専門のお医者さん等々が常駐しておりますんで、ぜひこちらの活用をご協力していただきたいと思います。だいぶご協力いただいてる方、増えてきておりまして、当初はスタート時点では数パーセントでしたが、年末年始は平均で約2割、そして多い日には約3割の方が登録センターを活用していただけるようになりました。医療機関の負荷軽減に確実につながっておりますんで、その趣旨を正しく冷静に受け止めていただき活用いただいた方々に心から感謝を申し上げたいと思います。こうした方々は市販薬を服用して回復された方が大多数を占めております。

 次に、自己検査でコロナ陰性となった場合は、インフルエンザを疑って可能な限り、こちらも前々からお願いしているとおり、休日や夜間を避けて平日や日中に一番空いている時に受診をしていただくようにお願いをいたします。

 そのための備えとして、4点目、国の承認を受けたコロナの検査キット、それから解熱鎮痛剤等の市販薬、これは必ず自宅にぜひぜひ用意しておいていただきますようにお願いを申し上げたいと思います。

 最後に、病床使用率についてでございます。日々公表している病床使用率については、実は都道府県ごとに出し方に差がございます。愛媛県では確保病床は471床、確保病床に入院している患者さんと、それからもう一つですね、同じ病棟内で休止をしている、確保病床にカウントしてないです、休止をしている、いざというときのために使うとこですね、休止をしている病床に入院している、クラスターなんかが発生して急きょそこを使うという場合ですね、そこに入院した患者さんの合計、これをコロナの入院患者として公表してまいりました。その数字が309名で病床使用率が今日現在で65.6%、これが今まで公表している数字でございます。こうしたやり方で公表している県も複数県ありますが、少数派でございます。愛媛県はですね、重点医療機関等において、病院内で発生したクラスター対応のため、やむを得ず本来の確保病床数を超えて休止中のベッドを使用し、同じ病棟内でコロナ患者の入院を臨時的に受け入れている実態を全て公表して、その実態を踏まえたものを明らかにしてきたところでございます。しかしながら、大半の県、多くのほとんどの県は、確保病床に入院している患者のみ、休止のところはカウントしていないんですね、確保病床に入院している患者のみを入院患者としてカウントし、確保病床を超えた臨時的な入院患者は病床使用率に算入していない県がほとんどでございます。その結果、本県の使用率が他県と比較しますと多少高く出る傾向にあります。本県の医療が極めて厳しい状況にあることは変わりません。現実はわれわれが出してきたこちらで見るべきだと思いますが、ただ、他県との比較も重要でございますんで、両方の数字を出させていただきます。今後はこれまでの使用率、これまでどおり休止中の病床を活用した場合もこちらで出していきます。今までどおりの数字でございます。そして、他県、多くの県がやっている方式になるとこうなるということは他県との比較ということで併せて並行して出させていただきます。確保病床に限定した使用率、こちらも公表します。詳しくは事務方の方から説明させていただきます。すなわち、これまでどおりの確保病床プラス休止中のベッドに入院された方も含めますと、現在の愛媛県の病床率はこれまでの延長でいうと65.6%の公表数値になりますが、多くの県がやっている確保病床のみで計算をしますと58.0%でございます。こうしたような状況でございますので、両方の数字、これから毎日出していきますんで、マスコミの皆さん、取り扱いぜひよろしくお願いいたします。以上です。

 

(テレビ愛媛(幹事社))

 ただ今の発表事項に質問のある社はお願いします。

 

(テレビ愛媛)

 すいません、テレビ愛媛ですが、インフルエンザに関してなんですが、まだ流行入りしたばかりではありますが、来週以降新学期も始まりますので、このあたりの懸念というのは何かございますでしょうか。

 

(知事)

 はい、医師会とも相談をしてるんですが、先ほど申し上げましたように、本当にコロナと同時にっていうことになりますんで、キットで陰性が出た場合はインフルエンザを疑っていただきたいというふうなことで、ここ2年はですね、インフルエンザはほとんど県内では発生しておりません。それはやはり、コロナ対応で皆さんが基本的な感染回避行動を取り続けていただいた結果だと思います。ということは、本当に基本的なこと、マスクの着用であるとか手指消毒というのがインフルエンザには非常に効果的であるということは証明されています。ぜひそこをもう一度思い起こしていただきまして、コロナの第8波の対策にもなりますんで、インフルエンザの対策のためにも、基本的な感染回避行動の徹底を今一度、思い起こしていただいて実行に移していただきたいと思っています。

 

(テレビ愛媛)

 インフルエンザとの同時流行を踏まえた上での何か対策の強化というのは、今の段階では。

 

(知事)

 はい、特にはないです。医師会の方もそれなりに受診体制は準備していただいています。

 

(八矢副知事)

 元々国の方から、同時流行も踏まえた発熱外来をしっかり充実させるようにという国の前の段階から、それを予想した準備を医師会と行ってきております。平日の発熱外来も開設数としては十分耐えられる。ただ知事からお話があったように、夜間、休日、そういうところが不足する可能性があるということです。

 

(南海放送)

 すみません。南海放送です。新年会でありますとか成人式というシーズンがもう控えてるんですけども、あらためて注意喚起や知事の思いをお聞かせいただけますか。

 

(知事)

 そうですね、ウィズコロナを模索している全国的な取り組みが進められていますんで、とにかくイベントをするにしても、感染対策を決しておろそかにしないという条件があるということをぜひ考えていただきたいということを、主催者、そして参加者ですね。そして、先ほど申し上げましたように、ご自宅にご高齢の方、基礎疾患をお持ちの方、あるいは受験生等々、大事な時期を迎えている方がいらっしゃる場合は、ご家族も含めてできるだけ人の集まるところには足を運ばないような、本当にこの期間ピークが見えるまではですね、ぜひ踏ん張っていただきたいというふうに思っています。

 成人式については、基本的には主催は市町になります。今申し上げたような感染状況、病床の状況は連絡してあります。それを踏まえて感染のリスクが高いと判断される場合には、何らかの対策を市町ごとに、規模も違いますしやり方も全部違いますから、市町ごとに判断をしていただきたいということを連絡をさせていただいています。

 

(読売新聞)

 読売新聞です。よろしくお願いします。抗原検査キットを使った陽性者登録センターへの登録が増えたということなんですけれども、急激なですね、このキットの需要の増加っていうことに関して、発熱した方はともかく、あと未然にですね、自分が感染してるかどうかを含めて使われる方もいらっしゃると思うんです。聞くところによると、ちょっともうお店に行ったけどないっていうような声も聞こえます。今の県としてちまたに検査キットがどれぐらいあるかとか、そういう何か追跡とかの調査をされていますでしょうか。

 

(八矢副知事)

 特に流通が不足しているというようなことは(ないと捉えております)。

 

(知事)

 今それは聞いてないんですよね。小児用の解熱剤だったかな。これがちょっと不足気味っていうことは聞いていますけども、検査キット等、あるいはその一般市販薬の成人用のものについては、特にまだ不足している状況にはないと聞いています。

 

(読売新聞)

 ありがとうございます。

 

(NHK)

 すみません、NHKです。よろしくお願いします。陽性者登録センターについてお聞きします。先ほど知事の方も利用が今進んでいるということですが、一応上限が500人ぐらいということでお示しいただいたかと思うんですが、先日500人を超えるような日もあったかと思いますが、ここをますます活用してもらうために体制の拡充ですとか、お考えの部分がありましたらお聞かせいただけますか。

 

(知事)

 1日だけ500を超えた日があったんですが、あとは大体200から300ですので、今後500が常態化するようでしたら当然考えていきたいと思いますが、今のところ突出して1日だけっていう、年末年始ということも特殊要因もありますんで、もうしばらく見極めた上で考えていきたいと思っています。300ぐらいの定着であるならばこのままの状況で継続していきたいと思っています。

 

(NHK)

 皆さん遠慮せずどんどんやっぱり使っていただきたいという感じですか。

 

(知事)

 はい。というか、ぜひ活用していただきたいということでございます。

 

(テレビ愛媛(幹事社))

 その他各社さんよろしいですか。ではこれで会見を終わります。

 

(知事)

 はい、どうもありがとうございました。

 

※議事録については、読みやすさや分かりやすさを考慮し、発言の趣旨等を損なわない程度に整理しております。

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