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新型コロナの感染動向と医療負荷の状況および乳幼児へのワクチン接種に係る財政支援等に関する記者発表の要旨について

ページID:0017575 更新日:2022年11月21日 印刷ページ表示

日時:令和4年11月16日(水曜日)17時00分~17時21分

場所:知事会議室

 

 

(愛媛朝日テレビ(幹事社))

 本日の臨時記者会見では、新型コロナウイルスの感染動向と医療負荷の状況、乳幼児へのワクチン接種に係る財政支援等の発表があると伺っております。

 また、会見終了後にレクがあると聞いておりますので、詳細の確認はそちらでお願いします。それでは知事お願いします。

 

(知事)

 一部の地域では、第8波に入ったような状況も報道されております。そういった中で、愛媛県でも、昨日は775名の陽性確認があり、週明けの月曜日14日は、1,000名を超えて1,105名が確認されました。1,000名を超える1日の陽性確認は、約2カ月ぶりということになります。

 こうしたような中で、感染増加傾向が全国的にも顕著になってまいりました。これから本格的な冬を迎えて、本県でも、今日ぐらいまでは暖かい日々が続いているのですが、気温が下がってまいります。北の方から徐々に増えてきていることを考えますと、今回、愛媛県の方でも、第8波の入口に立っており、今後第8波に突入することは、ひょっとしたら避けられない可能性があると思います。

 そういう中で、状況と対応についてこの段階で、ちょっと変えるところもございますので、臨時に会見を開かせていただきます。

 本県は特に、最近の感染状況の今の時点での確認、それから医療負荷の状況の確認、そしてワクチン接種について説明をさせていただきます。

 まず、全国の感染状況でございますが、本県は14日時点になりますが、全国は今こうなのですが、本県は31番目で、全国(平均)は下回っている状況にあります。ただこれ、ご覧のとおり見ていただけたら明らかなのは、北海道、山形、長野、宮城、福島、秋田、この辺りも寒い地域、いち早く気温が下がっている地域でありまして、大幅に増えていることがお分かりいただけると思います。東日本を中心に、徐々に南下してきておりまして、増加傾向が顕著に見られ始めました。寒冷地での増加が顕著ということでございます。

 これから空気が乾燥をする。そして気温が下がる冬に向かいまして、北海道や東北の状況から見ると、本当にさっき申し上げたとおり、第8波が愛媛県に来る可能性は避けられないのではないかなというふうに思っています。

 なぜならば、暖房器具を当然使用することになります。その結果、換気がおろそかになるということは、当然のことながら起こってくることを想定しなければなりません。その結果、感染拡大、いわば定期的な換気、これは暖房を使っても、引き続き習慣化をしていただきたいと思います。これは季節性インフルエンザにも有効でございます。30分に1回程度、室内の空気の入れ替えを意識していただきたいということ、30分に1回程度、ちょっと寒いですけれども、換気をして入れ替えていただく。そういったことを習慣化していくことが、感染予防対策につながるということを、ぜひお伝えさせていただきます。

 次に、県内の感染状況でありますが、こちらは人口10万人当たりの陽性者数のグラフでございます。新居浜・西条地域はこの赤色でございます。非常に高止まりが続いていると前回の会見で申し上げましたが、その傾向はまだ変わっておりません。ご覧のように、増減を繰り返しながら、ただここに来てややですけれども減少傾向が見えているという段階ですが、非常に高い水準で高止まっているという状況でございます。当面は特別警戒期間を維持して、同じように強い警戒を続けていただきたいと思います。

 そして、次がこの緑の宇摩圏域であります。西条・新居浜ほどではないのですが同じようなグラフの線を描いておりまして、増加割合は、ご覧のように緩やかになってはいるのですが、依然として高い水準は維持している状況でございます。そして、増加が顕著になっているのがこの松山でございます。松山圏域、ここでは、非常に増加傾向が顕著にこのグラフで見てのとおり表れてきています。わずか2週間で、2倍以上の増加がこの中予圏域で顕著に見られております。特に、県内経済の動きの中心になっておりますので、松山市での感染拡大を防ぐことが喫緊の課題でございます。通勤や通学時、また生活圏が重なる方も含めて、日々の動きの中での基本的な感染対策、この再チェックの実践含めてお願いしたいと思います。

 こちらは、県内の直近3週間の年代別の陽性者のグラフでございます。ご覧のように、これ1週間ごとに、見てのとおり、全ての年代で、増加傾向が見られます。特に、10代、こちらですね。それと、40代、ここで陽性(者)の数が多くなってきております。お子さんのいる家庭では、親世代・子ども世代ですから、十分に体調管理に気を付けていただきたいと思います。

 増加率で見てみますと、増加率の方はこちらになります。60代、70代の増加率が顕著に増えてきております。60代が前週比で49%、そして、70代は42%増と続いています。そして、これ本当にご高齢の世代ですから、残念ながら、体力的な問題もございます。ここにきて、お亡くなりになる方が増えているというのは、ここら辺りから関係してきていると思われます。ぜひご高齢の方、基礎疾患をお持ちの方、またご家族にそうした方々がいらっしゃるご家庭、さらには施設等では、十分に気を付けていただきたいというふうに思います。

 次に医療負荷の状況でございます。こちらは県内の入院者数の推移でございます。先週も臨時の記者会見でお伝えしましたが、10月末以降、重点医療機関や高齢者施設で、クラスターが多く発生しました。その影響により、緑で示す、これ70歳以上の入院患者がこの緑のグラフになります。全体がこちらで、緑が70歳以上、ご覧のように、高齢者が多数占めていることがお分かりいただけると思います。最近もクラスターが続いておりまして、入院患者が現在163名いらっしゃいますが、8割を超える133名の方が70歳以上の高齢者の方になっています。

 病床使用率は、本日時点で、確保ベース398床、これを分母とする国の公表ベースで41.0%になっております。こちらですね。緊急時最大確保ベースは463床でございます。それから見ると35.2(%)なのですが、こちらの最大時というのは、本当にかなり医療機関無理をして、一般医療にも相当影響が出ての構えられる病床数でありますから、現実的には、これ国が、全県で統一的に利用しているのが、確保病床数という数字でございますので、こちらを利用することが、全国の都道府県との比較にもなります。これからこちらをベースに、皆さんに病床使用率をお知らせすることといたします。

 高齢者への感染を防ぐことは、県民の命を守り、また医療負荷を軽減させることにつながりますので、何卒この数字、県内の状況を見て、皆さんお気を付けいただきますようお願い申し上げます。

 次に、病床の拡充についてでありますが、新たな医療機関のご協力を引き続き得られまして、9床追加確保することとなりました。うち、7床につきましては、先ほどの398床に既に含まれております。14日の月曜日から既に運用を行っております。残りの2床は、明日からの運用の開始になりますので、明日からの愛媛県の確保病床数は、プラス2で400床ということで、分母とさせていただくことになります。ご協力いただいた医療機関の皆さんに心から感謝申し上げます。これを受けまして、感染状況を踏まえた新たな対策を行うことといたします。

 高齢者施設を中心に、多くのクラスターが確認されておりますので、施設職員を対象に集中的検査を実施することといたします。対象とする地域は、感染が高止まりしている、あるいは急増している4市。高い水準の感染状況にある東予の3市、新居浜市、西条市、四国中央市。それに加えまして急増している松山市を追加いたします。

 対象者は高齢者施設や障がい者施設、保育所等の職員。週2回の集中的な検査を実施したいと思います。当面12月末までといたしますが、感染状況によっては延長も考えていきたいと思います。昨日から、検査キットの配布に既に着手をしておりまして、本日以降、準備が整い次第、各施設で検査を開始いたします。その他の市町につきましても、国から検査キットが配送され次第、各施設への配備を進めてまいります。今後の感染動向を注視し、必要と判断した場合には、同様の検査を、他の市町でも実施に移してまいります。

 次に二つ目ワクチン接種でございます。オミクロン株対応ワクチンについて、県内全域で、オミクロン株対応ワクチンの接種がスタートしております。60歳以上の方の多くは、今月以降、4回目接種から3カ月、こちら今までと違います。3カ月が経過し、オミクロン株対応ワクチンの接種が可能となります。

 今後の感染拡大が懸念される年末年始は、若い世代にとりましても、帰省、受験など大切な時期を迎えてまいります。次の感染の波を抑えること、そしてご自身の大切なご家族を守るためにも、遅くとも年内には、時期が来たらオミクロン株対応ワクチンを接種していただきたいと、お願いを申し上げます。

 もう一つは、乳幼児接種への財政支援についてでございます。今月上旬から県内市町で、生後6カ月から4歳までの乳幼児接種が、順次開始をされています。乳幼児へのワクチン接種につきましては、医療機関では接種するか否かの相談対応も行う必要があります。接種に当たり、保護者、お子さんへの十分な説明、医療現場で行っていただくことになります。そして、他のワクチンとのスケジュール調整という業務も加わってまいりますので、成人への接種にも増して、丁寧で、非常に時間のかかる対応が必要とされます。このため、5歳から11歳までの小児接種で実施している、県独自の医療機関への財政支援、これを生後6カ月からの乳幼児接種を行うところにも拡大をさせていただきます。具体的には、国から支払われる接種費用とは別に、接種1回当たり、県の単独事業として1,000円を上乗せさせていただくことといたします。県内の医療機関で実施される乳幼児接種の全てで、この上乗せ措置を適用することになります。医療機関の皆さんにはご負担をお掛けいたしますけれども、この対応も含めて、保護者の皆さんからの相談には丁寧に応じていただきますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。以上です。

 

(愛媛朝日テレビ(幹事社))

 ただ今の発表事項等に質問のある社はお願いします。

 

(愛媛朝日テレビ)

 愛媛朝日テレビです。先週の会見で、松山圏域の感染状況や医療負荷の状況によっては、県内全域で警戒レベルを引き上げる可能性もあるというふうなお話あったかと思うんですが、それぞれ悪化している中で警戒レベルについてはどうお考えなんでしょうか。

 

(知事)

 先ほどの県内の保健所ごとの感染状況をグラフでお示しさせていただきました。

 そこでご説明したとおり、東予地域につきましては一段上の、特別警戒期間を維持していますけれども、高止まりを続ける中で、新居浜・西条は若干下がってきている状況にある。言われるように、松山市は急増していますけれども、まだ東予のレベルと比べると若干低めの段階でございます。南予の地域はご覧のとおり、まだ落ち着いてる状況は変化がありません。ですから、県内の全体を見たときに、地域ごとにかなり異なる傾向が出ていますので、今この段階で、二つの要素を含めて、警戒レベルを変えるということは、まだ考えておりません。ただ、今後、先ほど申し上げたように、北海道や東北、それから徐々に南下している状況を見ると、まさに第8波は避けられない可能性が高いと思っておりますので、日々日々の感染状況は常にチェックをしながら、的確に対応を今後ともしていきたいと思っています。

 

(あいテレビ)

 あいテレビです。

 最近亡くなる方が非常に増えているような印象があるんですが、昨日だと自宅療養中に亡くなったご高齢の方もいるということで、これを受けてその医療現場の声ですとか、そういうのはどういうふうに受け止めてますか。

 

(知事)

 そうですね。やはりコロナが重症化して亡くなったケースではなくて、前もこのオミクロンの株が拡大したときに、同じような傾向でございました。これはもう全国どこでも同じでございます。

 コロナの治療が必要な場合は、入院治療ということになりますけれども、コロナが軽症の場合は、自宅療養等々で対応するということが、この国全体の動向でございます。

 その中で、残念ながら、ご高齢の方は、体力的な問題もございます。それから、中には、ほとんどですね、亡くなった方9割以上が75歳以上のご高齢の方になります。ほとんどが、こうした体力の問題。そして、あと残り若干が基礎疾患をお持ちの方、あるいは他の病気で、一応コロナの死亡にはなるのですけれども、ケースのことになりますから、あまり細かくは言いませんが、他の要因で亡くなられた事例、こういった部分もございますので、今のところ、コロナの治療が必要な方は全員入院されているという状況に変わりはありません。本当に残念ながら、ご高齢の方の場合、どうしてもコロナだけじゃなくてインフルエンザでも同じような状況になってしまいますので、懸命な対応の中で本当に尊い命が失われることは、大変残念に思っております。

 

(朝日新聞)

 朝日新聞です。

 高齢者施設等職員の集中的検査ですが、対象者とそれから施設について大体の概数で結構ですので。

 

(知事)

 人数ですか。後ほど事務レクの方で細かい人数をお示しさせていただきます。

 

(読売新聞)

 読売新聞です。冒頭、知事、第8波の入口に立っており突入が避けられない可能性が高いという話がありましたけれども、今の愛媛の二次医療圏域別で見ると、今の状況が続く分には、第8波に入らないと。ただこれ以上、全てが、例えば新居浜・西条のレベルのようになった場合にはそれは第8波と。それぞれあると思うんですけれども、どういう認識をすればよいでしょうか。

 

(知事)

 これは本当に分からないのですけれども、国全体でウィズコロナを模索しているという状況の中で人の動きも始まっておりますので、そういった流れも踏まえていくと、拡大というものが、これはもうあくまでも予想ですけれども、今の県内で確認されているウイルスは全て、BA.5で、新たな株がゲノム解析で確認されているわけではありません。BA.5はご案内のとおり非常に感染力が強いので、前回の第7波のときも、県内で最大3,000人以上の感染確認があった日もありました。それ同等ないしはそれ以上になる可能性は十分にあると思っています。そうした兆候が見られたときにはもう完全に第8波に入ると。別に3,000を起点にしてるわけではないですけれども、それぐらい、感染力が強いということをもう一度思い起こしていただきまして、本当に日々日々の、一人一人の感染回避行動、基本的なことがおろそかになっているかどうかは、再チェックをくれぐれもお願いしたいということ。それから寒くなってまいります。前回の第7波のときは暑いときでした。クーラーということもありますけれども、今度の冬はですね、去年もおととしも感染が拡大しているその原因は、やはり暖房の使用で換気がおろそかになると。この点が、冬場の拡大に直結してるのは間違いないと思いますので、あえてこれからもう明日、あさってあたりから寒くなる可能性があるので、この時期に注意を呼び掛ける必要があると思いましたので、30分に1回ぐらいの換気というのを、習慣付けていただけないかということを県民の皆さんにお願いしたいと思います。

 

(愛媛朝日テレビ(幹事社))

 各社さん他によろしいですか。これで終わります。

 

(知事)

 どうもありがとうございました。

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