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新型コロナウイルスの感染の確認等(8月2日公表分)に関する記者発表の要旨について

ページID:0017560 更新日:2022年8月4日 印刷ページ表示

日時:令和4年8月2日(火曜日)15時00分~15時31分

場所:知事会議室

 

 

(NHK(幹事社))

 それでは記者会見を始めますが、会見終了後レクがありますので、詳細の確認はそちらでお願いいたします。それでは副知事よろしくお願いします。

 

(八矢副知事)

 知事が経済ミッションでベトナム訪問中ということもありまして、私から説明をさせていただきます

 昨日の検査では、過去最多となる2,232名の陽性を確認いたしました。また、残念ながら、医療機関に入院中の方、2名の方お亡くなりになりました。お一人は90歳以上の方でコロナの重症例の方ではございません。もう1人はコロナの重症例の方で70代の方でございます。心からご冥福をお祈りし、ご遺族にお悔やみを申し上げます。

 本日、ご説明が主に4点ございます。まず知事から県民の皆様への注意喚起のメッセージ。その後、私から昨日の検査結果、県内の感染状況、それから取り扱いを開始しているみなし陽性の内容につきましてご説明いたします。まずは知事から皆様へのメッセージをご覧いただきます。

 

(知事メッセージ)

 本日はビデオメッセージというかたちでお話をさせていただきたいと思います。昨日は2,200人程度の大変多くの陽性確認がありました。全国的にもBA.5の猛威で感染数は拡大が続いています。愛媛県も高い水準ですが、全国比較においては47都道府県中、だいたい39番ぐらいですけども、非常に高い水準、上昇傾向に変わりはないということでございます。

 先週1週間だけで9,000人以上の陽性確認がございました。多くの方も自宅療養に入られております。特にBA.5の本県における確認数が大体7割ぐらいが現状でございますので、それがさらに上昇すると、まだピークは迎えていないというふうに判断をしております。

 その中で、これまで感染数が非常に高かった東予地域はある程度下がりつつあるのですが、一方で松山市、中予地域が増加傾向にあります。昨日は市長会長、町村会長にも連絡いたしまして、地域ごとに状況が違う、行事内容も違うので、もう一度、市長さん、町長さんがそれぞれの地域の状況を確認して、また行事の関係者とも話し合って、感染対策が十分できない場合は縮小等々を検討してほしいという依頼をしております。特に中予地域においては、それを受けて、何らかのアクションがあるのではないかと思いますので、ぜひ耳を傾けていただきたいと思います。

 現在、全国的には行動制限は日本の場合行われておりません。ただ、前提条件、場面に応じた感染対策の実施が絶対条件になっておりますので、お盆に向けて3点、今日、私の方からお願いさせていただきたいと思います。

 まず1点目は感染の急拡大によって休日や夜間に医療機関が受診しにくい状況が発生しております。そこで急を要するコロナ以外の患者さんにも対応するために、重症化リスクの低い方、例えば基礎疾患をお持ちでない方、あるいは若い世代の方は、コロナの疑いがどうだということにかかわらず、微熱や軽い咳、喉の痛み程度の症状であれば、常備薬を服用して少し様子を見ていただきたいと思います。受診する場合もできるだけ平日、そして日中を選んで受診をお願いできたらと思います。勤務先も、症状がある場合は休みを取れるような体制をぜひ作っていただきたいと思います。

 2点目は、8月に入りいろいろな行事が多くなってまいります。イベントの主催者、先ほど市長さん、町長さんには、申し伝えましたけども、主催者の皆さんも、もう一度適切な感染対策が本当にできているのかどうか確認をよろしくお願いしたいと思います。また、イベントに参加される方は主催者の呼び掛けるルールをしっかり守って、マスクを外した会話や、混雑した時間帯を避けるなど、感染回避行動の徹底をお願いしたいと思います。

 また、地元で、もし縮小・中止になったので、他の地域に行こうなんていうことは決して考えないように、静かにお過ごしいただきたいと思います。

 3点目は夏休み期間、県外からの帰省についてでございますが、特に学生の帰省が増えてくると思います。久々に会う親族や友人と接する機会が多くなると思いますが、くれぐれも会食ルール、大人数を避け、時間を区切って、感染回避行動を徹底して、大声で羽目を外すようなことはしない。このことだけは強くお願いしたいと思います。

 最後に医療機関や保健所では昼夜を問わず、懸命な対応が続いております。感染の波を少しでも小さく抑えるためには、これはもうBA.5、オミクロン株には一人一人の感染回避行動を徹底していただくことが最重要でございます。マスクもかからないというよりは、飛沫を避けるというようなことで、人が大勢いらっしゃるときには必ず着用すると、こういったことに十分注意してお過ごしいただきますようによろしくお願いいたします。

 

(八矢副知事)

 はい、知事からのメッセージは以上でございます。では、次、私から昨日の検査結果につきましてご説明いたします。年代別でいいますと200名、300名という規模がかなり増えております。40代未満、合計すると7割という、若い世代でかなり多数の陽性が出ているという状況に変わりはございませんが、60代でも187名、70代でも113名と、80代でも67名とご高齢の方でもかなりたくさんの陽性確認があります。年代別の状況につきましてはこの後少し詳しく触れたいと思います。

 また、居住地別で見ましても20市町のうち九つの市町で過去最多。特に松山市が975名と1,000名に迫る勢い、当然過去最多でございます。また、知事のメッセージでも言及がありました、松山市と生活圏が重なる地域ですね、中予地域では伊予市が66名、東温市が61名、松前町が62名、砥部町34名といずれも過去最多の陽性確認であります。その他、今治市の185名、八幡浜市の58名、大洲市51名、西予市33名も過去最多ということで、東中南予を問わず感染が拡大している状況がお分かりいただけるのではないかと思います。

 続きまして入退院でございます。医療機関に入院されている方、28名増えまして204名となりました。重症の方1名お亡くなりになりまして、今、2名ということでございます。

 それから宿泊療養施設は1名増えまして98名。自宅療養の方は、一部調整中の方も含めて935名増えて、13,015名の方。退院・療養解除の方は1,266名ということで、こうした状況になってございます。本日時点でのコロナ病床は、8月末までの期間限定で運用している東予地域の9床も含めまして、381床が稼働中でございます。

 今、医療機関に入院されている方が204名でございますので、病床の使用率は53.5%と、初めて5割を超える水準ということになりました。順次、医療機関では緊急フェーズへの切り替えを進めていただいておりますが、宿泊療養施設で治療を行うための臨時の10床を除き、全ての病床が使用可能となりました。日々、最前線で昼夜を問わず、対応いただく中、早期に体制を構築いただいた医療機関の皆様には深く感謝申し上げたいと思います。

 また、県では引き続きさらなる病床拡充に向けて医療機関と協議を続けていきたいと思っております。

 続きまして県内の感染状況であります。全国との比較では知事からも39番目という発言がございましたが、7月31日時点では、47都道府県中40番目ということになります。7月中旬ぐらいは、感染状況が悪化している方から数えて、十数番目というような状況でございましたが、そこと比べるとその順位こそ下がっておりますが、愛媛県の現在の人口10万人あたりの1週間累計では700人を超えているということで、この数字は決して下がっておりません。

 他の地域が愛媛県以上に悪化しているということではありますが、本県の感染状況が改善しているというわけではありませんので、もう相対的な順位が下がっているからといって油断は禁物ということでよろしくお願いしたいと思います。

 続きまして、市町別の状況でございます。会見では初めて出しますけれども、こちらに本日公表の陽性者の市町別の内訳、そしてこちらが1週間の10万人当たりの累計を出しております。こちらの地図に落としたものが、この数字を状況別に色分けした数字でございます。新居浜市は1,000前後で一時期よりは少し軽くなってきましたが、高止まりと。西条市が少し上がってきて、それから四国中央、今治市が少し下がってきた、それから松山市や中予地域が上がってくる状況というのも、この数字でもお分かりいただけると思います。

 こちらのパネルは7月25日から毎日、最新の状況を県のホームページに掲載する他、県の公式Twitterでも配信しております。県民の皆様はご自身のお住まいの地域、あるいはお仕事で関係している市町の状況を確認し、日々日頃の感染対策に役立てていただければと思います。

 続きまして、年代別の状況でございます。直近3週間の陽性者の状況をこの1週間、その前の週、その前の週というかたちで各年代ごとに示しております。青色の直近1週間、この青が直近1週間の数字でありますが、濃いグレーのこの前の週と比較いたしまして、ほとんどの年代で微増ということで増えております。

 前の週というのは3連休明けの検査結果が入っておりますので、見かけよりもですね、ぐっと実際は増えているという状況です。ここ最近、高齢者への広がりがあるということでお伝えしてきましたけれども、全体が、この間の伸びが95%に対して、60代以上が114%、つまり2倍以上になっていると。60代未満が91%ということですが、ほぼ若い世代も高齢世代も遜色ない、あまり違いがないようなかたちでですね、どの世代も感染拡大しているというような状況でございます。

 特にお年寄りの方が数字が伸び率が大きいということでございます。これからお盆を迎えるに当たりまして特に、離れて暮らすお孫さんなど、普段顔を合わせていない方と接する機会があると思います。今からでもご高齢の方はワクチンの4回目接種、ぜひ検討をお願いしたいと思います。

 なお、松山空港をはじめ県内各地で開設されている無料検査所につきまして、8月5日金曜日より県内の主要な交通結節点である松山観光港、これは港内に検査所を設けます。それからJR松山駅につきましては、駅の南側の駐輪場横でも新たに検査所が開設されます。帰省前や帰省先から帰ってきた際に積極的な利用をお願いしたいと思います。

 続きまして本県でのみなし陽性の取り扱いでございます。これまでもお伝えしてきたとおり県内は深刻な感染状況にあります。検査・診療を行う医療機関からの要請もありまして、愛媛県でもみなし陽性という取り扱いを7月27日の検査から導入いたしました。先ほど公表いたしました2,232名の陽性の方のうち、133名がみなし陽性でございます。

 まず、みなし陽性とは、陽性者の方の同居家族などの濃厚接触者の方に発熱や咳などの症状が見られた際に、医師の判断により、医療機関であらためて検査を行うことなく、臨床症状などでコロナ患者と診断する運用のことでございます。

 コロナの診療や検査を行う医療機関において、受診に一定の時間を要するという状況になっている場合に、国の通知に基づいて認められている取り扱いでございます。ここに少し注意書きを書いておりますが、医師の判断、医療機関と関係なくですね、ご自身が、薬局等で検査キットを購入して、調べたら陽性だったというケースもあるかと思いますが、この場合はみなし陽性には含まれない。陽性者の同居家族など濃厚接触者の方で、あくまでその医師の判断で、わざわざ医療機関で検査しなくても、臨床症状を医師の方が判断をして陽性と判断するものがみなし陽性でございます。医療資源が本県より潤沢な首都圏等では、その医師の判断ではなくご自身が準備したキットをもとに検査をして陽性だった場合に、医師がリモートで診断して陽性確定という取り扱いをしている地域も一部首都圏のみございますけれども、本県を含めた多くの地方都市、地方の地域では現時点でこのような取り扱いは行っておりませんので、お間違えのないようお願いいたします。本県でのみなし陽性の対象となりますのは、陽性者と同居しているご家族または同居人。陽性者と接触が明らかなクラスター発生施設の従業員(等)を対象としており、その他医師の裁量で検査をしなくても、コロナに感染しているに足る相当な理由がある場合も、みなし陽性を認めることとしております。

 また、これも全国報道等でありますとおり、国から都道府県に対して症状がある場合に、自分で検査するための抗原検査キットをたくさん配布するというような手続き、相談・協議が行われております。本県にも一定数のキット配布がなされる見込みでありますが、愛媛県では診療検査医療機関において、軽症かつ重症化リスクの低い患者の方が医師の指導のもと、自ら行う検査で活用を検討しております。国からは診療検査医療機関の他、薬局や公共施設などで、幅広く無料配布をして、自宅で検査するというような運用も示されておりますが、医療機関や薬局では、外来診療や無料検査の負荷が増大しており、その対応する薬局や医療機関の方で、特にキットが欲しいというような方に対して個別に接するのが業務逼迫(ひっぱく)になりかねないということ、あるいは自己検査の結果を医師が判定し、診断する体制に課題があるということから国が想定しているような運用というのは県の医師会や薬剤師会との協議を踏まえまして、本県では当面行わない予定でございます。あくまで本県ではオンラインによる遠隔診断は、自宅療養者の方の医療相談に限定した取り扱いとさせていただきます。

 愛媛県では、診療検査医療機関において、医師の判断で検査キットを活用し、混雑緩和に役立てるというふうにしておりますので、個々のお医者さんの判断でそれぞれの医療機関での活用ということを想定しております。

 最後に、保健所への問い合わせ関係のお願いでございます。26日の知事会見でもお伝えいたしましたが、連日、極めて多数の陽性者が確認されており、保健所の業務が逼迫しております。その中でですね、自宅療養期間というのは、自分はいつまでと考えればいいのか。あるいは濃厚接触者になったけれども、自分はいつまで自宅待機をすればいいのか。この間の過ごし方あるいは症状が出た場合にどうしたらいいのかといったような問い合わせ。また、無料検査で陽性になった方や無症状の方からの質問や相談。受診相談センターは平日朝あるいは日曜日はつながりにくい状況が生じておりますが、診療検査医療機関はどこなのかといったような相談が極めて多数保健所に寄せられております。その対応で本来行うべき重症化リスクのある方のケア等に保健所の現場で大きな支障が生じている状況でございます。

 県ではこうした多くの問い合わせの対象になるコロナの受診が可能な医療機関の一覧、あるいは無料検査の実施場所、あるいは自宅療養・濃厚接触者の期間の考え方等については、ホームページで既に各種情報を発信しております。何かご疑問がある場合はいきなり保健所に問い合わせるということでなく、可能な方は県のホームページをご覧いただいて、見られない、あるいは分からないといったような場合、さらに質問や相談がある場合は、それぞれの専用のコールセンターまでご連絡いただければと思います。

 症状があるけれどもどこで受診したいのかという場合は、「愛媛県 コロナ 医療機関」で検索をいただく、どこで無料検査が受けられるのかというのは、「愛媛県 無料検査」で検索をいただく、あるいは待機期間はどうなのかというようなことは「愛媛県 濃厚接触者」で検索いただければ、県の該当ホームページ見つかりますので、まずはそちらをご覧いただいて保健所への直接の問い合わせというのを減らしていただければというふうに思います。

 なお、受診相談センターにつきましては、特に3連休、7月下旬の3連休の休み期間中もつながりにくい状況が生じておりました。昨日よりオペレーターを増員し、体制強化を行いました。ただ早朝は、やはり夜間に熱が出る方が多いということもあると思いますが、早い時間は電話が混み合う傾向にあるというふうに聞いております。少し時間がたってお昼前後ぐらいは少しオペレーターの方も手が空くというような状況もあるようですので、つながりにくい場合は、少し時間を置いて連絡いただければと思います。

 そして昨日から、陽性になって自宅で療養している方の体調悪化に対応する医療相談センターの運用も開始いたしました。運用初日となる昨日は70件以上の相談が寄せられ、必要な方はオンラインによる医師の診療につなぐことができております。24時間対応の専用窓口、連絡先は自宅療養を行う方に電話やショートメールで個別にお知らせしております。特にリスクが低くセルフチェックで健康観察をしている方は、症状が悪化した場合、保健所ではなく、センターへ連絡をお願いいたします。

 また現在自宅療養されている重症化リスクのある程度ある方に対しまして、血中の酸素濃度を測るパルスオキシメーターの貸し出しをしております。自宅療養は原則、発症、症状が出てから10日たったら自動的に解除されます。解除されましたら県の方に、保健所の方にですね、パルスオキシメーターの方を速やかに返却をお願いできればと思います。次に必要とされる方にお渡しする必要がありますので、ぜひお願いいたします。

最後にご説明いたしましたとおり、入院患者200名を超え、病床の使用率が50%を超えました。また、県全体の感染が改善傾向に見られないということもございまして、先ほど知事と相談し、知事からのご指示も踏まえまして、国が新たに設けましたBA.5対策強化宣言というものを愛媛県も行う方向で国と協議を開始しております。医療機関や保健所の逼迫の軽減、あるいは県民に感染対策の強化を求める内容につきまして、幅広に検討を行っております。早ければ今週後半にも知事から内容の発表を予定しておりますので、あらかじめお知らせいたします。私からの説明は以上になります。

 

(NHK(幹事社))

 ただいまの発表事項等に質問のある社はお願いいたします。

 

(テレビ愛媛)

 すいません。テレビ愛媛ですが、先ほどおっしゃられた対策強化宣言については、これはもう、検討ではなくて、もう、実施ということでよろしいのですか。確認なのですが。

 

(八矢副知事)

 中身を今、幅広に検討していますので、中身が伴わなければ宣言をしても意味がありませんので、ただこの状況を踏まえて、やはり宣言が必要なのではないかという問題意識を持って国と協議を行っております。

 

(テレビ愛媛)

 その場合、高齢者等への外出の自粛ももちろん含まれるという認識でよろしいのですか。

 

(八矢副知事)

 今、高齢者の方も多数陽性確認ありますが、ご高齢の方が感染リスクの高い場所にたくさん外出をして、それで陽性になっているかというと、必ずしもそうとは言えないと思います。ですので、大阪府等々が行っているような高齢者に対する外出自粛を要請するかどうかということを現段階で決めているわけではありませんが、もちろん他の地域でそういうことを行っているということは我々も承知していますので、幅広に検討を行う中で、それを行うかどうかということも含めて検討しています。

 

(テレビ愛媛)

 中等症の状況については、病床使用率は5割を超えていると思いますが、中等症の状況については今どのような状況なのでしょう。

 

(八矢副知事)

 今日ですね、医療機関とかなり細かい聞き取りをしておりますので、酸素投与の方が何名いらっしゃるのか等々はまだ今の時点でちょっと集計はできておりません。ただ、基本的にはもう中等症の方が多数入院をしているという状況ですので、200名を超える方が入院しているということで、中等症以上で入院している方が、かなり増えているというような認識で構わないかと思います。

 

(読売新聞)

 すいません読売新聞です。今の話にあった対策強化宣言を検討しているということですけれども、仮に対策宣言が出た場合には、この独自の警戒レベルも引き上げるということとリンクすると考えてよろしいのでしょうか。

 

(八矢副知事)

 県の警戒レベルの感染対策期につきましては、これはもう経済活動を止めましょうということですので、経済活動よりも、もう全てを感染回避に最優先するというのが考え方ですので、必ずしも警戒レベルの引き上げを伴うかというのは、そこは必然ではないと思います。

 

(読売新聞)

 宣言を出しても引き上げない可能性はあるという。

 

(八矢副知事)

 そうですね。

 

(読売新聞)

 分かりました。それに関連してなんですけど、その警戒レベル引き上げには医療逼迫が目安になるというお話でしたけれども、今日病床使用率が半数を超えたということで、まだ逼迫という状況という認識は持ってはいないのですか。

 

(八矢副知事)

 かなり医療機関の方々、入院を受け入れている方々、あるいは発熱外来、診療検査医療機関の方々の負担は極めて重い。なかなかお昼休み取れないとかですね。休みが取れないとかなり負担が重いという状況ではありますが、新たな入院患者が受け入れできないというわけではない。ご高齢の方が増えているので、在院日数も少し昔よりは長くなっていますが、退院の方がもう昔のように1回入院したらなかなか出られないというような状況ではないというふうに伺っていますので、新たな入院がもう受け入れできないというような状況ではないというふうには聞いています。

 

(読売新聞)

 逼迫とまではまだ言い切れないという。

 

(八矢副知事)

 そうですね。

 

(南海放送)

 南海放送です。BA.5対策強化宣言は、時短営業を求めるような、まん延防止等重点措置のような罰則を伴うものではなくて、私権を制限せず、あくまで住民や事業者への協力要請にとどまるということですか。この宣言、対策強化宣言がもし出たときの効果への期待と、それでも効果が生まれなかった場合、より強固な行動制限とかそのあたりに立ち入るおつもりがあるかどうかそのあたりもお願いします。

 

(八矢副知事)

 まずは今の状況を踏まえてどんな措置が必要なのか、県民・事業者の方々に何をお願いするのか、あるいは医療機関や保健所の対応として、今まで行っていた部分をより効率的にあるいはさらに重症化リスクのある方に限定する内容をどうするのかという足元の検討を行っております。先行して感染が拡大した島根県や沖縄県では少し数字が変わっている、下がってきているような状況もありますが、県内では去年なども含めてお盆期間で感染がワーッと増えた状況もありますので、なかなか楽観視はできないと思います。これで止まらない場合にどうするのかということはありますが、少なくともそのいろいろな感染状況は、他県がかなりひどくなって本県を上回る増加幅なのに対して、そこまでは至ってないというような状況もありますので、BA.5の置き換わりがどんどん進んできたけれども、それに伴ってワーッと県内の感染が増えているかというと、かなり県民の皆さんの行動注意のおかげで、その増え幅が他よりも抑えられているという事実があります。ですので、さらなる宣言を行って、どの程度になるのかというのは、まずはその推移をしっかり検証していくと、見守っていくということではないかと思います。

 

(NHK(幹事社))

 他に質問のある社はお願いします。ではこれで終わります。

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