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新型コロナウイルスの感染の確認等(3月16日公表分)に関する記者発表の要旨について

ページID:0017527 更新日:2022年3月17日 印刷ページ表示

日時:令和4年3月16日(水曜日)15時00分~15時19分

場所:知事会議室

 

 

(南海放送(幹事社))

 それでは記者発表を始めますが、会見終了後レクがありますので、詳細の確認はそちらでお願いします。それでは知事お願いします。

 

(知事)

 昨日確認されました県内陽性者271名でございました。内訳は既存が123名、新規または調査中の方々が148名でございます。感染が確認された方に、心からお見舞いを申し上げさせていただきます。また、昨日残念ながら施設内で療養中の方が1名お亡くなりになられました。90歳以上の方で、コロナの重症例の方ではございません。心からご冥福をお祈りし、ご遺族にお悔やみを申し上げさせていただきます。個別の情報については、これ以上の公表は差し控えさせていただきます。

 昨日は、前日の344名から減少はしておりますが、これまでも月曜日の検査では土日の反動で陽性者が大幅に増加し、その結果、翌火曜日の陽性確認は減少するという傾向は続いております。昨日は松山市が116名で前日から大幅に減少しておりますが、ちょっとここ1日だけですので、一過性のものとの可能性もありますので油断は禁物でございます。一方で、今治市は逆に57名で過去最多となりました。西条市も30名と多くなっております。新たなクラスターは5市町で5件。松山市で「学校」が1件、今治市で「高齢者施設」で1件、西条市で同じく「高齢者施設」で1件、新居浜市で「飲食店」が1件、松前町で「職場内」が1件の計5件でございます。県全体の感染状況は昨日お話ししたとおり、第6波のピーク時と同水準で高止まりが続いているという状況でございます。

 本日は昨日の検査結果、二つ目にオミクロン株での子どもさんの症状の特徴について、三つ目にワクチン3回目接種の進捗状況でございます。

 まずは昨日の検査結果ですが、10代で47名と最多。10歳未満も43名。子ども世代で計90名となっています。親世代も30代・40代、79名と多くなっております。全体の8割をこの40代までで占めているのが特色でございます。男性が125名、女性は146名でございました。

 居住地はこれまで同様、松山市および今治市、新居浜市、西条市の東予3市に集中しているのがお分かりいただけると思います。大洲市は12名となっておりますが、既存事例の家庭内感染が大半でございまして、新規は若干でございます。それ以外の市町はゼロから1桁台の陽性確認と、引き続き落ち着いた状況に変わりはございません。職業は会社員が76名で最多。会社員のうち1名は伊方発電所に勤務する四国電力の社員でございます。四国電力によりますと、本人は伊方発電所の保守点検業務に従事している方ですが、運転員との接触はないということで、発電所の運転には支障がないと聞いております。この後、四国電力が公表する予定でございます。児童・生徒は55名でございます。この影響で本日は9校が臨時休業しています。そのうち休校は5校、残りの4校は学級および学年閉鎖でございます。地域別では東予6校、中予1校、南予2校でございます。未就学児も26名と多くなっております。感染経路は家庭内が圧倒的に108名と多くなっています。

 入退院の状況でございますが、医療機関に入院されている方は出入りがあって、昨日は退院者が多かった関係で12名減って、現在73名となっております。重症者は4名で変わらず治療が続いています。1週間に一遍公表している重い中等症の目安である酸素投与、前週は14名でございましたが、昨日は4名にとどまっております。宿泊療養施設の方は出入りがあって、1名減って83名。退院となった方は大勢いらっしゃいます。286名ご回復でございます。その影響で自宅療養等も若干減って、3名で2,224名となりました。

 次に、オミクロン株での子どもさんの症状の特徴についてお知らせいたします。年代の説明で、40代以下が約8割と申し上げました。最近の感染の動向としては、ワクチンの3回目接種の進展等により、高齢者の陽性確認は徐々に減少傾向にあります。ただその中で、それ以外の世代の感染は逆に増加をしておりまして、その結果、陽性確認の高い水準が続いているという状況にあります。さらに、仕事や会食などを通じて、主として親世代が家庭に持ち込んで感染が拡大する、それが小学校へ、幼稚園・保育所に伝播(でんぱ)していく。その一部が園児や児童・生徒等に広がることで、感染がまた別の家庭に持ち込まれて連鎖を生んでいくと、こういう状況が中心になっているようなデータになっております。ここを断ち切れないと、なかなか感染を減少に向かわせることができないという状況なので、各ご家庭での参考になるように、本日は15歳以下の子どもさんの主な症状について説明をしたいと思います。

 このパネルは、日本小児科学会による分析のデータでございます。15歳以下の小児患者の主な症状が列挙されております。県内に限らず、全国の医療機関からの報告を基に、学会がデータベースを作成し、一昨年の2月から昨年7月までの流行初期、いわゆる従来株とアルファ株、そして昨年の8月から12月までのデルタ株、そして今年の1月から2月までのオミクロン株、この三つの期間に分類して比較されております。これ見ると、オミクロン株の特色がよく表れていると思います。例えば発熱でございますけども、流行初期は41.1%に症状がありました。デルタ株になると58.7%。そして、オミクロン株はもう80.6%。発熱が症状として出るという傾向が非常に強く出ております。また、喉の痛み、咽頭痛でございます、こちらですね。こちらも流行初期が8.6、デルタ株が13.1、オミクロン株が26.1%と非常に顕著になっております。その他、咳、鼻汁、頭痛、いわゆる風邪に似た症状ですね、これらも全部、ご覧のとおりオミクロン株では、過去の株と比較してかなり強めに出るという傾向が出ております。ただ一方で、こちらですね、これまでデルタまではコロナの特性と言われていた味覚障害や嗅覚障害は、オミクロン株の場合はほとんど見られないということでありますから、風邪のような症状が出たら疑いを持つということが大事でございます。

 次にこのパネルは、これまで県内で確認された小児患者の症状の有無を、日本小児科学会の分析と同様に三つの時期で比較したものでございます。症状ありの比率、県内のデータを見ても流行初期が56%、デルタ株が75%、そして、オミクロン株はほぼ同じ数字ですね、全国と、83%と増加しておりまして、症状が出る割合が高いということがお分かりいただけます。風邪に似た症状がオミクロン株のシグナルと言ってもいいと思います。各家庭においては、日々お子さんの体調に注意をいただきまして、少しでもこうした症状がある場合は、決して通学や通園をさせずに、医療機関に連絡の上、受診をいただきたいと思います。これがもう一番の対策になります。また、症状のあるお子さんを受け入れたことで、施設内で感染が広がったケースも複数見られております。既に十分気を付けていただいていると思いますが、幼稚園・保育所等においても、園児の体調には一層の注意をぜひぜひお願い申し上げたいと思います。そして、それをスムーズに実現するためには事業者の皆さんの協力が必要です。お子さんの体調不良時に、親御さんが休みやすい職場環境をつくっていただきますようにお願いを申し上げたいと思います。

 次に、ワクチン3回目接種の進捗状況でございます。3回目接種の進捗状況および小児接種検討用のチラシ作成について説明いたします。まず3回目接種の状況です。3月14日時点の市町別の進捗状況をお伝えいたします。先週からこの方式で公表していくということをお話しいたしました。まず、左側は総人口に対する、全体ですね、接種割合でございます。先週と比べまして、5.0ポイント県全体で上昇し、現在、愛媛県全体では33.7%の方が接種を完了しております。全国は31%でありますから、それを上回っております。全国順位では、今47都道府県では14番目ぐらいという状況でございます。市町別では、上島町は既に全住民の7割以上の方が接種を終えまして、西条市までの19市町では3割を超えて、全国(の数字)は全て上回っている状況にあります。引き続き順調に進展しております。一方で、松山市はプラス5.4ポイント、県全体でプラス5.0ポイント、全国もプラス5.2ポイントですから、ほぼ同じぐらいのペースで全国並みのペースになってはきておりますが、こちらの方はもう他の世代へ移行しておりますので、松山市の場合は全国並みのペースには追い付いてきていますが、遅れを取り戻すには至っていないという状況でございます。なお、国によりますと、早ければ4月から3回目接種の対象年齢が18歳以上から12歳以上へと引き下げられ、対象者が5万3千人増加する見通しでございます。各市町においては、医師会や医療機関等と連携して、もう今の段階から接種計画の体制の確保を進めていただく準備に入っていただきますようにお願いをしております。県としても状況を注視し、各市町から要請がありましたら、必要な支援をこれまで同様行って、しっかりとサポートしていきたいと思います。

 次に右側、重症化リスクの高い高齢者への接種。これが今一番、最重要課題でございます。上島町から四国中央市までの10の市町では、もう8割を超える段階に入ってまいりました。そして、そこから下の八幡浜市まで(の19市町)も75%を超える段階に入っております。県全体も、全国が71.4%なんですが、72.6%で全国は上回っております。75%を超えますと、松山市以外の19市町は既に高齢者への接種から64歳以下の年代に接種対象がシフトし始めておりますが、松山市はここ1週間の接種者数のうち高齢者が3分の2、他の市町はだいたい逆転現象で、高齢者が3分の1、64歳以下が3分の2というような状況に入ってきていますが、まだ松山市は高齢者が3分の2を占めていて、接種割合も56%にとどまっております。非常に重要な命を守るためにも、ぜひもうひと踏ん張り頑張っていただきたいというふうに思います。

 次に、小児接種のチラシの作成についてでございます。5歳から11歳へのワクチン接種についてでございますが、県内でも今月中に全ての市町で小児接種が始まる予定でございます。これ義務でもありません。何度もお伝えしてきたとおり、接種するか否かは国や日本小児科学会が公開している情報を基に、ご家族をはじめ、そして身近なかかりつけ医の先生にも相談して判断していただくことが重要でございます。このため、県ではその判断材料の一つとして活用いただけるように、独自にQA形式でのチラシを準備中でございます。現在、県内の小児科の先生など専門家の助言もいただきながら作成中でございまして、内容精査中でございますので、近日中に公表し、配布を始めていきたいというふうに思っております。以上です。

 

(南海放送(幹事社))

 ただ今の発表事項等に質問のある社はお願いします。

 

(あいテレビ)

 あいテレビです。ワクチン接種3回目、総人口と高齢者、それぞれ出ていますけれども、現時点での県全体のこの進捗っていうものに関する知事の受け止めですね、進んでいるのか、遅いと受け止めているのか、どう受け止めていますでしょうか。

 

(知事)

 先ほどのグラフのとおりだと思います。数字が一番分かりやすいと思いますので、19の市町では順調にいっているかなというふうに思います。あと松山市が踏ん張っていただけたらというふうに思います。県も先般、県営会場でサポートいたしましたので、また要望・要請があれば、サポートはしていきたいというふうに思っています。

 

(読売新聞)

 読売新聞です。よろしくお願いします。今引き続いて、3回目接種の松山市の状況なんですけれども、これは松山市さんに伺うべきかもしれないんですけれども、今の時点で総人口で23.1%と、近隣の自治体さんも、例えば神戸市さんと比べても、神戸市も30%を超えていると。で、これはなぜ松山市がこうちょっと水準が低くなっていたのかとのお考えを伺いたいのと、あと県として何か、てこ入れをしていくご予定はありますでしょうか。

 

(知事)

 なぜというのはデータが分かりませんので、正確なことを申し上げることは差し控えたいと思います。ただ一点可能性があるとするならば、やはり昨年の高齢者接種を始めた時の8月予約、これは7月いっぱいということだったんですが、その変更がうまくできなかったというところが起点になっている可能性はあると思うので、そこをどうやれば取り戻せるかという戦略が必要かなという感じがします、はい。

 

(南海放送(幹事社))

 その他、質問いかがでしょうか。では終わります。

 

(知事)

 はい、どうもありがとうございます。

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