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新型コロナウイルスの感染の確認等(2月23日公表分)に関する記者発表の要旨について

ページID:0017507 更新日:2022年2月24日 印刷ページ表示

日時:令和4年2月23日(水曜日)15時00分~15時33分

場所:知事会議室

 

 

(南海放送(幹事社))

 それでは記者発表を始めますが、会見終了後レクがありますので、詳細の確認はそちらでお願いします。それでは知事お願いします。

 

(知事)

 昨日県内で確認された陽性者の方々は276名いらっしゃいました。内訳は既存で140名、新規または調査中の方が136名でございます。感染が確認された方に、心からお見舞いを申し上げさせていただきます。また、残念ながら昨日、施設内で療養中の方1名がお亡くなりになられました。心からご冥福をお祈りし、ご家族の皆さんにお悔やみを申し上げさせていただきます。亡くなられたのは90歳以上の方でございまして、コロナの重症例の方ではございません。亡くなられた方の個別の情報については家族の心情等に配慮しまして、これ以上の公表は控えさせていただきます。

 昨日は前日が224名でございましたから、52名増加という状況でございます。そして、前週の同じ曜日は261名でございましたので、15名上回っているということでございます。その中でクラスターも2件確認されておりまして、感染が高止まり、拡大している松山市、こちらでは職場内。そしていまひとつが大洲市、こちらでは児童施設でございます。特に、このところ陽性者が顕著に増加し、連日警戒の呼び掛けさせていただいております大洲市、昨日も市長さんとは直接お話をさせていただき、きめ細かい対応策をデータに基づいて話し合ったところでございますが、過去最多の45名でございまして、前日比28名増ということでございます。大洲市では2月以降、「職場内」「福祉施設」「学校」等さまざまな場面で6件のクラスターが発生し、家族等を通じてそれぞれに感染が広がっている状況でございます。また、松山市も一時期100名前後で推移していましたが、前日比から25名増加して133名と高い水準に戻っております。松山市と大洲市の2市で前日から50名以上の増加ということでございます。さらに今治市は34名と高止まりが続いております。宇和島市も16名と若干多くなってきています。東中南予いずれの地域でも感染が減少に向かう兆候というのは見えないという状況でございます。

 昨日、地域ごとの陽性者の年代構成を分析しお伝えをいたしました。こうした情報を受け止めていただきまして、地域ごとに対策、そして個人個人の注意喚起に結び付けばというふうに思います。ただ、それを活用しながら、大事なことは一人一人の感染回避行動であることは今後とも変わりはありません。多くの皆さん、実施に移していただいていますが、まだ十分でない方もいらっしゃると思いますので、地域のこと、家族のこと、ご自身のこと、医療現場のこと、いろんなことに思いをはせていただきまして、今一度、再確認をお願いしたいと思います。届いていない方々に呼び掛けるには継続しかありませんので、もう一度、保健所が呼び掛けている特に注意すべきポイントをお話しいたします。マスクは不織布マスクかそれと機能が同等なものをしっかりと着用しなければ効果を発揮しないということ。そして密を避け、特に屋内では人との距離、これは十分に注意を払うということ。そして、ただ単に手洗いをするだけでは不十分。流水とハンドソープ、石鹸でこまめに手洗いを行うということで初めて効果があるということ。そして、商業施設等に行かれる時は入店時だけでなく退店時にも設置されているもの、あるいは持参されているアルコール等で手指消毒を行っていただくということ。そして、職場等で常に気を付けていただきたいのは換気でございまして、1時間に2回以上、しかも1回当たり数分間しっかりしなければ換気の効果は表れないということ。この五つを、保健所から特に県民の皆さんにお伝えして欲しいということでございますので、くれぐれもよろしくお願いいたします。

 本日説明をさせていただくことは2点ございまして、一つ目は昨日の検査結果。そしていまひとつはワクチン接種。全国の公表がございまして、今日ですね、県でも市町からの聞き取りも含めて公表いたしますが、大半のところは順調にいっているんですが、松山市が非常に懸念すべき状況にございますので、そのことも含めてお知らせをいたします。

 まず、昨日の検査結果でありますが、10歳未満から70歳代まで幅広い世代で全て2桁になっております。中でも10歳未満が63名。これは新規のクラスターの影響もございますが、やはり家庭内感染が多いということで、こちらの数字が多くなって出てきております。次いで20代が45名でございますが、このうち松山市が32名と急上昇しておりまして心配でございます。次に既存クラスター、いったん陰性が出ても後に陽性に転じる陽転がございます。そういったところが各施設でポツポツと出てきておりまして、70代以上でも23名と多くなっております。男性が135名、女性が141名でございました。

 居住地は松山市が約半分の133名。そして周辺の中予保健所管内、少し落ち着いてきてはいるんですが、やはりまだ20名と、特に松前町が2桁の11名になっております。こちらで中予保健所管内が20名で合計153名、中予圏域で全体の55%を占めているという状況であります。そして、先ほど申し上げました大洲市が45名と過去最多。今治市は34名で高止まり。宇和島市は16名で若干増加傾向。新居浜市が16名で一時よりは落ちてきておりますが、まだまだ下がり切っていない。そして今申し上げた松前町が11名と。このあたりで2桁の陽性が確認されております。

 職業では会社員が76名と最多。次いで児童・生徒が54名になっておりますが、ほとんどは家庭内感染でございます。感染経路は今申し上げたようなこともあって、家庭内が114名と圧倒的に多くなっております。

 中予地域で行われた高齢者施設の一斉検査、最初の新居浜、西条、今治等々で行っていたものから、中予地域が増加傾向に転じたので対象をこちらに絞って実施をしてまいりましたが、結果が出てまいりました。対象施設は伊予市、東温市、松前町、砥部町の高齢者施設を対象にした一斉検査。対象施設は特別養護老人ホーム、グループホーム、老人保健施設、その他入所施設。実施期間は2月15日から20日。47施設の職員および新規利用者を対象に1,334件の検査を実施した結果、幸いなことに陽性確認はゼロでございました。施設関係者の皆さん、本当に日々日々感染対策に努めていただいていることに対しまして、あらためて敬意を表させていただきます。本当に大変なお仕事でございます、その中で感染対策は並大抵のことではないと思いますけれども、本当に引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。

 次に医療機関に入院されている方でございますが、コロナ病床、中等症の病床に入っている方は出入りがあって、4名減って80名でございます。昨日もお伝えしていましたが、回復傾向にあった重症病床のお一人、無事に一般のコロナ病床に変わりました。回復ではありません、重症からは軽症になられたということでございます。治療に当たられた医療関係者の皆さん、本当にご苦労さまでございます。引き続きよろしくお願いいたします。そして、重い中等症の目安とされる酸素投与、1週間に一遍公表するということでございます。先週は16名でございましたが、今週も変わらず16名のままでございまして、サポートが必要な、高齢者の中でも特に年齢の高い方がサポートというかたちで酸素投与が行われているということでございます。宿泊療養施設は出入りがあって、2人増えて74名。そして退院となった方も大勢いらっしゃいます、235名の方が無事療養解除となってご回復をされました。その結果もありますが、何せ昨日は陽性確認も多かったので自宅療養は42名増えて1,861名でございます。

 次にワクチンの接種でございます。3点説明させていただきます。まず1点目は市町別の進捗状況、二つ目は高齢者施設への接種状況、三つ目は松山県営会場の予約専用コールセンターの開設についてでございます。

 まず、2月21日時点での進捗状況をお知らせいたします。ワクチン接種は市町の事務になりますので、市町がそれぞれの郡市医師会と連携しながら、それぞれの地域に見合ったやり方で計画的に進められております。その前提となるワクチンについては国から十分な量が送られてきておりますので、それをどう接種するかというふうな段階でございます。ご高齢の方への接種分ですね。まず左側でございますが、2月末までの接種対象者数に対する進捗状況でございます。先週と比べ、県全体で18.6ポイント上昇しまして、現在49.2%になっております。この1週間の1日当たりの接種者数は1万2千人となりました。対象者約46万人のうち約22万5千人が3回目接種を終えたということになります。一番多かったのが、進んでいるのが上島町88.1%、そのカッコが先週に比べてどれだけ伸びたかという数字になっております。上島町の場合ですと、先週から30.2ポイント増加して88.1%になったということでございます。そして、ここからずっといってこの西予市、この17の市町では全て50%を超えたという順調な状況になっております。市町からの聞き取りでは、2月末までの対象者全員に、接種券は送付済みであるという確認が取れております。そして、松山市を除く19市町全体では、対象者の大部分が2月に接種できる規模の予約枠を開放済みであるという確認が取れております。ここまでの進捗状況から見ますと、ほとんどの市町が2月末までに対象者数の7割ないしは8割ぐらいは接種が終えられるというふうに推測されます。ただし、当初から心配していた松山市は、残り1週間の状況でございますが、進捗が29.7%と非常に遅れておりまして、この1週間の伸び率も14.6ポイントですから、伸び率はそう大きくはないという状況でございます。松山市からは、希望する今月の対象者には月末までに接種を終了させるという報告を受けておりましたけれども、この数字の状況を見ますと、とてもではないけど無理かなというふうに判断をしまして、あらためて現状を細かく知らせてほしいということで確認をいたしました。その回答を踏まえますと、2月末までの松山市の接種対象者は14万8千人、接種券の送付済みの人数はこれを上回る16万5千人だそうでありますが、今月末までに接種できるのは打ち手の確保、場所の確保等を含めて、最大9万人程度にとどまるものと見込まれます。すなわち6割が精いっぱいではなかろうかと思われます。市からの回答を基に2月の対象者や接種見込み数、3月の状況を整理した資料をお配りさせていただきました。ただ、これは聞き取りの数字なので今日午後4時半ぐらいから松山市は説明されると聞いておりますので、内容についての細かいお問い合わせはその時に直接お聞きいただけたらというふうに思います。松山市には、まずは市民に現状を丁寧に説明することを求めさせていただきたいと思います。また、今後の目標や方針を定めて、市医師会等にあらためて協力を要請するなどによって、追加の接種枠を少しでも確保すること、そして、市民への接種勧奨など希望している市民への接種を全力で加速させ、特にこのワクチン接種、高齢者対策、次の株のことも考えると非常に重要でございますので、一日も早く遅れを取り戻すことを強く望ませていただきたいと思います。

 次に右側でございます。総人口に対する接種割合でございます。ほとんどの市町、全力でやっていることもあって、全国が15.3%でございます。これは全人口の割合ですね。全国15.3%。愛媛県が16.6%ですから、全国は上回っている状況になっておりまして、47都道府県で19番目ぐらいの状況でございます。で、ご覧のように、松山市以外は全てその全国15.3を上回っておりますので、あとは松山が加速してくれば上位の方に入ってくるという状況になっております。以上が現在、各市町から聞き取った愛媛県内の3回目ワクチンの高齢者の接種状況、全体の比率でございます。

 次に、高齢者施設の方の接種状況でございます。これも各市町から聞き取りまして、県内の特別養護老人ホームをはじめとした入所系高齢者施設、こちらは980施設ございます。その進捗状況を確認しましたところ、全体の97.6%、956施設が2月末までにおおむね3回目接種を終了できる見込みというふうな報告をいただきました。国が発表した全国平均は74%でありますから、こちらの施設については、本県はおおむね完了の見込みとなってきたのでひとまず安堵しております。本当に各市町、お疲れさまでございます。なお最後までぜひよろしくお願いします。なお残る24施設、こちらに24施設ありますけれども2.4%、こちらは現時点で入所者等の接種時期がまだ到来していない、間を空けなければいけないですから、それがそもそも到来していない。また、施設内でコロナの陽性者が発生したことによって、なかなか接種ができない状況にあると、やむを得ない事由でございます。そういう理由がいくつか聞き取りで分かってきておりますので、ただ、全て3月以降のできるだけ早い時期に、準備が完了次第接種したいというような確認が取れております。

 次に、松山県営会場の予約コールセンターの開設でございます。現在、今週末から松山は県民対象に、西条は市民対象、八幡浜も市民対象に、3カ所に県営の集団接種会場を設置し、現在予約を受け付けているところでございます。西条と八幡浜については市民向けでございますので、それぞれの市が持っている予約システムを活用して受け付けるということにしておりますが、松山会場については開ける日数も長くなっておりまして、対象が県民でございますので、電話予約ができる専用のコールセンター、なかなか今いろんなところでコールセンターのニーズが高まっていて、人が手配できづらい状況でしたが、前回の段階では準備中とお伝えしましたけれども、明日2月24日午前9時から開設できることとなりました。番号は「0120-322-075」、フリーダイヤルでございます。まだ今のところ全ての接種日に空きがございますので、希望していただけたら、今だったらすぐに予約いただける状況でございます。今週の土日もまだ予約ができる状況でございます。特に松山市民の方で2月中の接種を希望されている方は、この会場以外はもうほとんど予約できない状況にあると松山市から聞いておりますので、ぜひこちらをご利用いただきたいと思います。なお、1回当たりの人数が1,080人でございますので、その枠が埋まった段階でその日の予約は受け付けることができなくなりますので、よろしくお願いいたします。以上です。

 

(南海放送(幹事社))

 ただ今の発表事項等に質問のある社はお願いします。

 

(南海放送)

 南海放送です、お願いします。3回目のワクチン接種のことについてお聞きしたいんですけれども、もう既に県としては週末からの県営会場であるとか、そういう加速させるためのバックアップというのは既にされているとは思うんですが、今日の結果を受けて、この今の進捗率を受けて、もっともっと加速させるためにさらなるバックアップであったり対策、またはちょっと遅れている市町に対して提言、こうすれば良いのではなど、ありましたらお願いします。

 

(知事)

 正直言って、19の市町については西条、八幡浜が県営の会場をということで対応できましたので、その他の市町からは要望がなかったので、地域ごとの医師会との協力の下に順調にいっていると思います。ただしそれを加速させるために、既に県の方から200、300人の打つ方々の派遣を行っておりますので、問題は打ち手の確保ということだったので、そこはカバーできていますから、大半はもう2月中には、希望される方の接種は完了できる見込みだと思います。ただ、松山市はちょっとこの進捗状況、今から1週間で取り戻すというのは無理だと思いますけれども、ただし、やれることはまだあると思います。昨日まで大丈夫という報告しかなかったので、もうあと1週間でやれることと言えば、例えば医師会とさらに協議をして、松山市は個別接種が多いですから、個別接種へのご協力をいただけるように、何をすればいただけるのかとか、話し合ったりですね、そういった手立てはあるんではなかろうかと思います。それと、人数はプッシュ型でやっていますけど、県営の会場も活用していただけたら、人数は限りはありますけども、活用していただいたらいいんじゃないかなというふうに思います。

 

(テレビ愛媛)

 すいません、テレビ愛媛ですが、松山市に関しては当初の説明と、実際に6割ということで、ちょっと食い違う部分が出てきていると思います。それに関してはいかがでしょう。

 

(知事)

 これはもう今日の松山市のレクをお聞きいただけたらというふうに思います。

 

(テレビ愛媛)

 県としては、この進捗率になった要因というものはどのように分析されてらっしゃいますか。

 

(知事)

 そもそも今回、他の市と比べてスタートは若干遅かったと思います。それとあと昨年の8月予約の分についての間の問題というのもあったかもしれません。ただ、どうしてここまでの状況になったかというのは正直分からないんですね、大丈夫というふうに聞いておりましたから。そのあたりはもう正直に市民にお知らせして、こういうスケジュールでやっていくんだというふうなことを早く示すということが大事ではないかなというふうに思います。

 

(テレビ愛媛)

 十分なワクチン量が確保されている中で、枠をまだ開けられてない部分があることについてはいかがお考えでしょうか。

 

(知事)

 結局ここも分からないんですよね。ワクチンはある、すると今度は打つ場所をどうするか、それに対して打ち手をどれだけ用意するかというふうなことを詰めていけば答えは見えてくると思いますので、そのあたりの経過が分からないので、そこを今日説明いただけるんじゃないかなというふうには思います。

 

(朝日新聞)

 朝日新聞です。2回目接種の時の松山市は、他市町に比べて進捗は遅かったと思うんですけれども、それを考えてもやっぱり遅れているなっているのは県としての認識なんでしょうか。

 

(知事)

 もうこれ物理的に考えてあと1週間ですから、どんなにやっても当初の2月いっぱいというのは無理だと思います。ですからマックスで6割ということではないかなと。いただいた情報で分析していくとそういうふうになってくると思います。

 

(愛媛朝日テレビ)

 すいません、愛媛朝日テレビです。ちょっと話題変わりまして、ここ数日の感染者の年代別の状況を見てみますとですね、高齢世代は人口の割には少ないのかなと。その反面10歳未満の方っていうのがすごく多いのかなっていう印象を受けるんですけれども、あらためてこの背景というかですね、ワクチンの効果なのかですね、どのように見られてますでしょうか。

 

(知事)

 やはり重点的にですね、このオミクロン株では高齢者施設や保育所、幼稚園、学校が感染拡大を抑えるためには対応が重要だということで、それぞれ、もう記者会見でもずっとお知らせしてきたとおり、例えば一斉検査を行ったり、それから保健所から上がってきたデータを取りまとめて、どういう場面に注意すべきかという注意喚起のデータをまとめたりですね、保育所には民間からご協力いただいた二酸化炭素のセンサーを活用していただいたり、幼稚園には感染対策のバックアップをしたりと、いろんなことをやってはきております。ただ一番大きかったのは、大半の市町は人海戦術でそれをもって注意喚起、丁寧に丁寧に回っているという効果は確実に現れてきているんだろうというふうには思います。ただそれでも、注意しても入り込んでくるのがオミクロン株の感染力ですから、これはもうやむを得ないところがありますけれども、全体的にはそういったところでの感染は少なくなってきているのかなというふうに思います。もう一点注意すべきはですね、これまでもそうなんですが、やっぱり活動の多い若い世代で最初に感染が広がって、その後やや遅れて年代が上の方へと伝播(でんぱ)していくということがこれまでも繰り返されてきたんで、この段階で地域ごとの分析で若い人が多いっていうことは、その後のことも考えておく必要があるんじゃないかなというふうには思っています。

 

(愛媛朝日テレビ)

 ちょっと続きまして恐縮なんですけど、10歳未満の方も多いということなんですけど、明日以降ですね、小児用ワクチンも県内で到着してくるということなんですが、あらためてそのあたりを踏まえてですね、知事としてはその小児用ワクチンの接種のことについてどのように考えられていますでしょうか。

 

(知事)

 マスコミの皆さんが(県民の方の)声をいろいろと取材をされて、ニュースなんかも拝見するんですが、やはり迷う、迷っているという声が非常に多いと思います。アンケートなんかでも打つという方もいれば、様子を見るという方もいれば、ちょっと子どもへは心配だという方もいれば、まだこの段階というのは非常にいろんな意見が錯綜しているかなという状況だと思います。であるが故に、当初は量そのものは少ないですけど、3月、4月以降に人数分は送るということを国が決めていますので、その決めた背景があるはずです、安全性であるとか、こういったことについて。ですから、これはもう専門家以外その情報発信はできません。分科会には国が選んだ専門家の先生方がいらっしゃる以上は、毎日のように安全性についてのメッセージ発信、そしてもう一つは強制ではありませんから、市町は非常に困っていると思うんですね。国からのワクチンは送られてくるけども、そういった情報発信がないとなかなか進まないでしょうし、それからどういうかたちで、例えば優先度であるとかですね、そういうこともまだ全然、戦略的な方針が示されてないので、これも合わせて専門家の先生方による情報発信がしっかり行われなければ、われわれも発信のしようがないので、そこが鍵を握っていることは間違いないんではないかなと思いますので、これは知事会からも強く要請しているところでございます。

 

(南海放送)

 すみません、一点だけお願いします。ここ最近、今治市が今日も多いですし、あと大洲市も多いです。この二つの管内の保健所について、今の保健所の業務の負担の状況と、あと重点化への移行というのはあるんでしょうか。

 

(知事)

 まだこの段階ではございません。ただ、この状況がさらに続くとなると、やがて保健所が限界を迎えることは避けられないと思っています。まだその前の段階ですから、今は昨日申し上げたように、今治保健所については、今治市はこれまでも保健師さんを送っていただいたんですけれども、もう少し何とかならないかというお願いをしまして、さらに追加で1週間ぐらい、この1週間で抑えられるかどうか、そこができないとさらにというふうになると思うんですけれども、その範囲の中でやりくりしていただいて、追加で派遣をしていただくことになりました。それから、西条保健所の方が落ち着いてきていますので、こちらの方はむしろ逆に新居浜、西条から派遣いただいた保健師さんを徐々に返していく。で、なおかつ県の地方局から大勢の応援部隊が入っていましたけれども、これも落ち着いてきましたので、むしろこの部隊を今治にシフトするというような今段階でございます。まだこの時点で重点化というところの議論まではいっていません。大洲市は、まだ園域で言うとですね、大洲市のみが集中的に今発生していますので、人数の大半は追い掛け、囲い込みに向けた作業の中で確認されているということもありますから、何とか回っているという状況でございます。ただ、もしこれが仮に管内の他の市町にも拡大していくようなことになると、そもそも(保健所の)規模がそんなに大きくないですから、非常に厳しい状況になろうかと思いますので、その辺は日々日々業務量というのは確認しながら対応していきたいというふうに思っています。

 

(南海放送(幹事社))

 ありがとうございます。はい、ではこれで終わります。ありがとうございました。

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